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ITALY NEWS
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2003/10/01 


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世界最強のイタリア・ミラノ中小企業戦略



佐藤 元相
異業種交流会 フォーラムアイ 代表幹事
(有)エヌ・エヌ・エー・テンダーサービス 代表取締役 




2002年11月2日〜11月7日 イタリア・ミラノの中小企業を視察してきました。
今回のミラノ視察は異業種交流会 フォーラムアイで企画したものでした。
http://nna-osaka.co.jp/ns/media/kiji020904.htm
このグループは大阪市生野区を中心とした中小企業経営者が変革する時代に対応す るため自社に合った経営はどうあるべきかを勉強し行動するため6年前に結成されました。  http://www.forum-i.com
  2年前のことです。 自社の現状をしっかり見つめよう!と5日間の日程で私たちと同じような規模で同じような業種の会社をリサーチして上海中小企業視察 を実行しました。  靴製造販売業・鞄製造販売業・造花製造販売業・樹脂成型加工業
そこで見た中国中小企業の強みと弱みの現状を踏まえて、私たちは、中国と競争する ことを止め共創する道を選ぶことにしたのです。

そして今回、もっと前向きに元気な企業をめざそう 世界に発信できるモノ作りをしようよ!っというビジョンをもってイタリア中小企業視 察となったのです。

  私がテーマとして掲げていたのは、 なぜイタリアの中小企業は強いと言われるのか?です。
家族経営? 地の利? ネットワーク? イタリアモデル?
日本で学んだことが本当かどうか確かめてみたかったのです。

  それにはまず大阪(日本)の中小企業そして ミラノの中小企業が置かれている現状や経済状況について 知っておかなければなりません。

日本はお隣の国に 世界のモノ作り拠点 世界の製造工場が出現して 困惑しています。中小企業の経営者は、日本と同じような製品づくりが 中国にできるわけなどないと想っていました。

中国製??安かろう 悪かろうと・・・・
しかし現実は違った。

  ある特定分野の製品に限っては、日本製と遜色ないレベルの製品ができ、 しかも賃金は日本の1/10という恐ろしい安さでモノ作りをおこなっていました。
  この不況の原因は中国から安い製品が出回るようになり、日本の中小企業がつくる 製品が高くて売れなくなったからだ!という経営者の方もいました。
この不況は世界中で日本国だけが抱えている特殊な問題なのだろうか?
不況を中国や政府の責任にしていいのだろうか?

  そこで今回イタリア・ミラノの中小企業の現状を視察することになりました。
鞄製造販売業・家具製造販売業・プレス機械製造販売業・異業種グループなど・・
  じつは、彼らイタリア・ミラノの中小企業も グローバルになった市場に対してとても苦戦していました。 日本の中小企業の置かれている立場とほとんで変わりがないのです。
東欧共産国 それぞれの国の制度が崩壊し経済は2極化し、 イタリア国内には、ルーマニア製の安い商品が市場に氾濫して その他ブルガリア、ポーランド、などなどからも続々入ってきていました。

彼ら共産圏の国々の労働賃金はイタリア人労働者の1/10 
労働品質は、いい そして製品もいい
そういった国々を近隣に抱えヨーロッパ市場でイタリアの中小企業は戦っていた。

  中国という特殊要因を抱えた日本(大阪・生野のものづくり)ばかりが大変な訳で はなくイタリア・ミラノも同じだったのです。

   そんな中、世界市場で勝ち残るイタリア・ミラノの中小企業その強さの実態を見ま した!
鞄製造販売業・家具製造販売業・プレス機械製造販売業・異業種グループなど・・  を視察 懇談して私が感じたイタリア・ミラノ最強の中小企業戦略には、 共通点が7つありました。
1.ターゲット顧客がビジュアルになるくらい明確になっていたこと
2.限りある資源を経営方針に基づいて集中的且つ計画的に活用されていること
3.期間を定めて投資対効果を測定、検証して実施されていること
4.社外ネットワークを有効活用していること
5.会社の抱えている問題と課題そして今後のテーマが明確であること
6.ニッチ市場のリサーチ手法が徹底されていること
7.世界マーケットを的確にみていること
  なんと規模の大きい小さいが関係なく  どの会社も経営方針が明確であり、その方針に 基づいて実行していました。

そうです!
イタリア・ミラノの中小企業の強さ その答えは!
「経営方針を明確にし特定分野に特化している」ということだったのです!
それはまさに
 自社に合った力で
 自社に合った市場で
 自社にしかない製品やサービスで競争する

私は今回のイタリア・ミラノの中小企業視察で改めて自社の経営方針を再構築しなけ ればならないと再確認させていただきまし た。

これでイタリア視察のレポートは終了いたします。 ありがとうございました。
  各企業の詳細レポートはココにあります 
http://www.nna-osaka.co.jp/ns/italia/index.html

 最後に
 ジャパンイタリードットコム社の皆様。
 視察コーディネートなどで大変お世話になりました。  本当にありがとうございました。
 また視察を快く受け入れてくださったイタリア・ミラノの皆さんに心より感謝いたします。 
     グラッチェ!
 想いつづけることで 事は実現していく  まだまだ勉強!

                              さとう もとし


筆者プロフィール

佐藤 元相
(有)エヌ・エヌ・エー・テンダーサービス
mail:sabot@da2.so-net.ne.jp
大阪市生野区巽東1-9-29 橋本ビル2F
tel:06-6757-1569/fax:06-6757-1780
http://nna-osaka.co.jp

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