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ITALY NEWS
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2002/03/15 


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外国におけるイタリア語ブーム







最近、日本でもイタリア語を学ぶ人が急激に増えているらしい。少し前は、音楽・声楽か建築・デザイン関係者が主だったが、最近は情報も増えて、イタリア観光、イタリア料理、イタリアのサッカー人気など、理由もさまざま、イタリア語を教える学校も増えているようだ。

外国におけるイタリア語教育について、イタリア外務省とローマ大学が行った調査「Italiano 2000」が発表された。それによるとイタリア語の人気は年々上昇しており、世界中で勉強されている言語のうちイタリア語は4番目であることがわかった(一番は英語、二番がフランス語、三番がスペイン語、その次にイタリア語がドイツ語をわずかに抑えて四番目)。どうやらイタリア語熱は日本だけの現象ではないようである。

この調査は、2000年8月に、世界にあるイタリア文化会館、大使館、領事館を通じて電子メールで行われたもので、世界におけるイタリア語の普及について、前回1970年代末に行われた調査に比べて、その特徴がどのように変化してきたかをさぐるものである。調査結果は同年9月から2001年2月までに回収されて、シエナの外国人大学にてまとめられた。

イタリア文化会館のイタリア語コースに通う学生数の変化

2000年に外国の90のイタリア文化会館が行なっているイタリア語講座に通う学生の数は 4万7千人で、1995年に比較して、学生の数は1万2600人増えている(40%増)。(ただし、この数は文化会館が主催するものに限っており、外国に412のイタリア語学校を開設しているダンテ・アリギエリ社の生徒を含めると、この数に少なくとも12万人は足さなければならないのだそうだ)。また、外国で行われているイタリア語コースの総数は3,684で1995年に比較して57.7%の増加。一方、教師数は8.4%、58人増加している。

イタリア語を勉強する学生数の地域別うちわけ

多い方からあげると、EU諸国、南米・メキシコ、中東、EU外の欧州諸国、アジア、北米、オーストラリア、アフリカの順になるが、この中で5年間に学生数が減ったのはアフリカのみで、それ以外は増加、特に増加率が高いのは、日本が牽引役となっているアジア地区、それからメキシコが牽引役となっているラテンアメリカ。

イタリア語を勉強する理由

1970年代末に行われた調査では、イタリア語を勉強する主な理由は、おもに文化的な理由(音楽、建築、デザインを学ぶためなど)であった。外国人がイタリア語に興味を持つ理由として、もちろん、これらの理由が少なくなったわけではないが、今日では理由の種類が大幅に広がったことが特徴であろうか。「最初の理由」の回答のうち32.8%がレジャーのため(これは夏休みに家族でイタリアへやってくるドイツ人、フランス人、英国人に当てはまるのではないかと思う)。次が個人的理由の25.8%(結婚、恋人、家族がイタリア系など)。22.4%が仕事のため。研究のためが19%。「2番目の理由」としては33,9%が仕事、32,2%が研究、22%が個人的な理由、11,9%がレジャーと答えている。 理由「レジャー」のうち、71%が文化的な理由、、57.7%が観光、43.4%が現代イタリア社会への関心となっている。

「仕事」が目的でイタリア語を選んだ学生のうち84.3%が、イタリア企業と仕事するために必要と答えている。また、43,3%は職場でのキャリアアップのため、34.7%はイタリアで仕事を見つけたいからだと回答している。 個人的理由の62.7%はパートナーがイタリア人だから(イタリアン・ラヴァー神話はまだ健在?)。家族がイタリア系だから(54%)。

もはや、イタリアは美しい国、ルネッサンスの国、芸術の国だけではなく、仕事の国ともなったのだろうか。イタリア人は世界の人口の1%でしかないが、話されている言語の順位では19番目で、WEBに使用されている言語のうち3%に達しているという。 外国でもっともよく知られているイタリア語の単語は?というと、やはり「ciao」「amore」といったところか。



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