JAPAN-ITALY Business On-line
0 BUSINESS ON-LINEITALY NEWS

NEWS FLASH

2011/4/30

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


政治が取り組む最大の課題に関する調査
第1位「労働・雇用」54.9%  

ローマのルイス大学選挙研究所CISEが日刊経済新聞Il Sole 24 Oreの委嘱で行った世論調査によると、現在イタリアで政治が取り組むべき最大の優先課題(単一回答)として調査対象者の54.9%が「労働・雇用」と回答した。第2位は「経済発展」で9.5%。経済成長の低迷と雇用不安に対するイタリア人の不安が浮き彫りになる結果となった。第3位は「移民問題」8.5%。第4位「政治機能」6.8%。第5位「司法と合法性」3.9%。

これは本年4月14日から18日にかけ、イタリアの人口構成や職業構成など代表するサンプル1500名を対象に実施したもの。

一方、「労働・雇用」について「どの連立政権がこの問題を解決できるか」という問いに対しては「中道右派、中道左派、どちらの連立政権も解決能力がない」が43.8%で「中道左派の連立」24.46%、「中道右派の連立」13.2%を大きく上回った。「経済成長」についても「右左、どちらの連立政権も解決能力がない」が40.7%、「中道右派」24.6%、「中道左派」16.6%という結果となり、イタリアが抱える最大の課題について、現状の政治勢力に対する不信感が確認された。


TOP
産業動向 INDUSTRY


10年間で中小製造業500社が外資配下に
機械、電気・ガス、食品、電子、化学が主要業種


4月中旬に、イタリアの主要製造業8業種における外資企業資本参加の動向をミラノ工科大学が発表した。これは同大学の運営する直接投資に関する「データバンクReprint」をもとに分析したもの。同レポートによると2010年末現在、イタリアの主要製造業8業種において外資が資本参加している企業総数は約2400社。2000-2010年の10年間をみると、外資企業の資本参加の対象となったイタリア企業数は653社にのぼり、従業員数総数は76000名。そのうち、資本の過半数以上の参加企業は499社、残りの154社は外資の過半数に満たない参加率。

8業種の中で業種別で最も多いのが「機械」で198社。第2位「電気・ガス」88社。第3位「食品」61社。第4位「電子」59社、第5位「化学」45社 第6位「製靴」20社 第7位「薬品」19社 第8位「家具インテリア照明」9社。

なお、OECD統計では、製造業部門の全雇用者数に占める外資企業支社の従業員数の割合は、イタリアは工業国の中でトルコを除くと最下位とに位置し外資受け入れの面では後進国の位置にある。

一方、コンサルタント会社Kpmgの調査では、1998年から2010年におけるイタリア企業に関わるM&Aでは、外資によるイタリア企業の買収2697社に対し、イタリア企業による外国企業買収は2299社。2010年については、前者が83件、後者が47件。イタリア企業を買収した企業の国籍は米国、フランス、英国の順。


消費財メーカー 世界ランキング250社
伊企業は6社のみ

4月中旬に、デロイト社が発表した「消費財メーカー世界ランキング250社:2011」によると、イタリア企業で250社内にランクインしたのは6社。昨年に比べ1社少ないものの、6社のうち5社はランク順位を上げる結果となっている。

250社中の中でイタリア企業として第1位はチョコレート・菓子のフェレッロ社で、前年の90位から今年は80位にアップした。2009年度売上高は85億8800万米ドルで前年比2.1%増。同2位はタイヤのピレッリ社で105位。売上高62億2300万米ドル。第3位はパスタ・菓子類のバリッラ108位、58億1700万米ドル。第4位は牛乳のパルマラッテ社で113位、55億2900万米ドル。一方、5位は家電製品のIndesit 社で昨年の176位から今回は157位へランクが下がった。同6位はガム・飴類のペルフェッティ・ヴァン・メッレ社で214位。一方、昨年ランクインしたファッションのヴァレンティノ社は圏外に。

なお、同ランク世界第1位はサムソン電子、2位ネッスル、3位パナソニック。国別では米国企業が86社で第1位。日本は52社。ヨーロッパではフランス17社、ドイツ10社、英国9社。部門別では、「食品・飲料・タバコ部門」に集中しており、次に、家庭用品、家電、ファッション製品の順となっている。

社会・ライフスタイル LIFESTYLE


イタリア「国営宝くじ」白書 2010年
支出額12.9%増 一人平均年間支出980ユーロ 

ISTATが4月中旬に発表したデータによると、イタリアで2010年にロッテリア(国営宝くじ)に支出された金額総額は614億ユーロで、イタリアの民間消費総額の約7%にあたる。2010年の家計消費額は前年度2.5%増でインフレ率を考慮するとほぼ前年並みとなるが、「宝くじ」支出は前年比12.9%%を記録した。「宝くじ類」一人当たりの年間支出額は980ユーロに及ぶ。

なお、宝くじの内容は近年大きくかわり、「Superlotto」「Win For Life」など大金を狙う種類(税率50%)から、「グラッタ・エ・ヴィンチ(削って、当てよう!の意味)」など安価な「スクラッチ宝くじ」でその場で当たり外れのわかるもの(税率12.6%)移行している。そのため、宝くじ売上に占める税収の割合は2004年の29%から2010年には14.8%と低下している。実際、2010年における宝くじ類からの国庫税収は91億ユーロで前年比3%増にとどまる結果となっている。


就職率の高い大学学部
工学、経済、医学部の3学部が有利

若年層の失業率が28,6%(2011年3月期)と大きな社会問題となっているイタリアで、大学関連研究機関AlmaLaureaが、大学卒業後3年以内に、正式就職先をみつける率の高い大学と求人側の求める人材について興味深いデータを発表した。

最も就職率の高いのは、ミラノカトリック大学(私立)の医学部。求める人材は「老人病専門医」で就職率は97%。第2位はローマ・トル・ヴェルガータ大学(国立)で「理学療法士」同97%。 第3位はミラノ・ボッコーニ大学(私立)で「金融コンサルティング」86%。

以下、第4位ローマ・サピエンツア大学(国立)「ITC マネージャー」86%、第5位カ・フォスカリ・ヴェネツイア大学(国立)「貿易責任者」86%、第6位ミラノ工科大(国立)「エネルギー・マネージャー」85%、第7位トリノ工科大(国立)「機械エンジニア」85%、8位ローマ・ルイス大学(私立)「人材マネージャー」81%、9位パレルモ大学(国立)「心理学者」72%、第10位、ミラノ大学(国立)「化学・薬剤開発者」49%。

同機関では、工学、経済、医学部の3学部が、就職の上で有利な学部と報告している。

TOP


ご質問・ご意見は/e-mail:jdesk@japanitaly.com
www.japanitaly.com
(C)JAPANITALY.COM S.r.l-Milano All right reserved.
0 イタリア主要都市のホテル予約