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2011/2/28

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


経済指標で見る「金融危機以前」と「現在」
GDP回復度ではイタリアは主要国で最も遅れる  

経済金融新聞Il Sole 24 Oreが、2月下旬に、主要国を対象とし2008年秋に勃発した国際金融危機からの回復度を5つの経済指標で比較する興味深いデータを発表した。
経済指標はGDP、消費、固定投資、工業生産、失業率。対象は米国、日本、ユーロ圏全体、ドイツ、フランス、スペイン、英国、そしてイタリア。各指標について2005年=100とし、「2007-2008年の最上の値」と現時点の値を比較したもの。

GDPについては米国のみが「現在:105.9」で「危機以前:105.7」に比べ「+0.2」とプラスに回復している。ユーロ圏全体は「-2.8」。日本「-4.1」。ヨーロッパでは、ドイツ「-1.4」フランス「-1.5」が回復一歩手前の状況であるのに対し、スペイン「-4.3」英国「-4.6」、そしてイタリアは「-5.2」で調査対象国の中で最下位となっている。

消費も米国はすでに「0.9」とプラス値。フランス「2.5」。日本「-0.8」。イタリアは「-2.1」でスペインの「-5.4」、英国の「-3.0」よりは回復しているもののドイツの「-0.2」には及ばない。

工業生産についても、米国は「-5.6」であるのに対し、イタリアは「危機以前:104.3」に対し「現在:89.3」とそのギャップは「-18.9」と、スペイン(-21.1)を除き、最も回復が遅れている。

一方、失業率については、危機以前の水準に戻ったのはドイツ(-1.5)のみ。ギャップが最も大きいのがスペイン(12.3)で次は米国(4.6)。イタリアは「危機以前」の失業率が5.9、現在が8.6と上昇してはいるものの差は「2.2」で、対象国の中では低い値となっている。


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産業動向 INDUSTRY


上場企業の取締役30%を女性に
イタリア国会で法案制定の見込み


3月8日の女性の日を前に、イタリアの上場企業における取締役会メンバーの3割を女性取締役とすることを義務付ける法案が国会で審議中であり、3月半ばには制定される見込みである。

現在、イタリアの上場企業における女性取締役の割合は6.8%に過ぎず、フィンランドやスウエーデンの各26%、デンマークの18%、オランダ15%、ドイツおよび英国の13%、フランス12%と大きな差を生じている。
女性進出の割合が低いのは上場企業の場合に限らず、イタリアは大臣数も22%、国家議員数も20%と主要ヨーロッパ諸国に比較し大きな遅れをとっている。 ちなみに、女性大臣の割合が高いのは、フィンランド55%、デンマーク47%、スウェーデン46%と北欧三国が首位にたち、スペイン50%、オーストリア43%、ドイツ38%、フランス34%など。 イタリアよりも割合の少ないのは主要国では英国の16%のみ。
女性国会議員の割合では、スウエーデンが46%、フィンランド40%、オランダ、ベルギーが各39%、デンマーク38%、スペイン35%、ドイツ32%。ポルトガル30%。フランスはイタリアと同率で20%。

なお、同法案が成立すると2015年までに段階的にイタリアの上場企業および公的企業において取締役および、監査役の30%を女性とすることが義務付けられる。 専門機関の推定では、上場企業だけで新たに360名の女性取締役が誕生することになる。


繊維産業 売上高 11.8%増
3年ぶりにようやく回復基調に


2月中旬にミラノ見本市会場で開催されたテキスタイル見本市「Milano Unica」の際に、イタリアファッション産業協会SMI(Sistema Moda Italia)が最新の業界動向データを発表した。それによると、イタリア繊維産業は2年間の深刻な不況ののち、2010年の売上高(推定値)74億8000万ユーロで前年比11.8%増を記録した。一方、輸出額は41億6100万ユーロで同11.6%増。
繊維生産額は、2007年第1四半期から実に12四半期継続して前期比マイナスを記録してきたが2010年の第1四半期に「+4.9」と実に3年ぶりでプラス基調に転換した。続く第2四半期「13.6%」、第3四半期「19.7%」と好調となったが、第4四半期は「4%」と成長が鈍ってきている。  なお、2011年については第1四半期の受注状況は前年比「10%」増としている。

社会・ライフスタイル LIFESTYLE


イタリア統一に関する意識調査
「国歌を聴くと感動」 81%

イタリアでは2011年3月17日に「イタリア統一150周年」を迎えるが、本年に限ってこの日を国民の祭日となることが制定された。 この記念すべき日を前に、シエナ大学LAPS研究所等が実施した「イタリア統一に対する市民意識調査」の結果が発表された。

「イタリア統一」についての意識は「大変ポジティブなこと」58%、「十分ポジティブ」30%
とあわせて88%が統一に賛同しているのに対し、「大変否定的なこと」5%、「やや否定的」は2%と少数派であった。 国歌を聴くときの感情については、「強い感動を覚える」53%、「感動する」28%を合わせると81%におよぶ。なお、「少しだけ感動」11%、「何も感じない」6%、「その他」2%。 国歌に対する意識は「中道右派」「中道左派」など政治信条による違いは見られなかった。

一方、「イタリア統一の時期はいつか」の問いには、「1861年」と正しい回答をした者は全体の36%。「150年前」が26%。「いつかわからない」38%。 なお「いつかわからない」とした回答者の38%は「1900年以前」とし、32%が「1900年以降」、30%は「まったくわからない」という結果であった。


イタリアの空港 2010年の乗降者数 7%増
ローコスト便の就航で活況

イタリア空港協会Assaeroporti の発表によると、2010年、イタリア全国の空港の乗降客総数は約1億4000万人で、前年比7%増、EU全体の空港の同4.8%を上回る好記録となった。
前年比で最も上昇率の高いのが、シチリアのトーラパニ空港で47.2%増、プーリア州のブリンディシ空港47.2%、バーリ空港20.3%増でこれらはローコスト便就航の効果によるもの。

なお、乗降客数の数が一番多いのはローマのフイウミチーノ空港で前年比7.5%増の3630万人。このうち国内便は0.9%増と微増にとどまったが国際線はローコスト便3社の就航の影響で乗降客数は前年比11.6%増となった。第2位はミラノのマルペンサ空港で1890万人。第3位ミラノ・リナーテ空港830万、第4位ベルガモ空港770万、第5位ヴェネツィア空港690万。

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