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2010/5/31

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


イタリア政府の財政赤字削減案 
2012年までに249億ユーロの削減  

ギリシャの深刻な経済金融危機を契機に、ヨーロッパ各国は真摯に財政赤字削減に挑むことを余儀なくされている中、イタリアでも2012年中にGDPに占める財政赤字を3%以内に抑えるため、大幅な歳出削減と強力な脱税対策による増収を柱とした249億ユーロにのぼる削減法案が5月末日に承認された。

期間としては2011年ー2012年を対象としているが、脱税対策など一部はすぐに実行に移される。
これにより、2010年の財政赤字5%を2001年には3.9%、2002年に2.7%に削減すると政府は説明している。
主な内容は以下の通り
<歳出削減>
・ 大臣、議員の年俸10%削減。
・ 各省庁の出費10%削減。契約コンサルタントの20%のみ再契約可能とする。
・ 国家公務員の給与4年間据え置き。退職一時金の分割払い。
・ 2011年以後、年金生活に入る時期に制限を設置。
・ 州・県・市町村の赤字・歳出超過の際には国からの委譲金大幅削減。 ・ 政党への補助金20%カット。
<脱税対策>、
・  個人の所得把握強化・脱税摘発のため、高級車やヨット所有、高級スポーツクラブ類の加入など新評価基準を導入。2009年度申告時から実施。
・ 支払い「トレーサビリティ」強化のため企業、個人を問わず、5000ユーロ以上の支払いで現金の使用を禁止し、クレジットカード、銀行振込み、小切手、銀行ATMに限定する。
・ 「カーゼ・ファンタズマ(幽霊住宅)」と呼ばれる非登記住宅の不動産登記簿へ正式登記・税金の支払いの義務付け (「編集後記」参照)


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産業動向 INDUSTRY


イタリア3月の輸出17.1%増
対日本輸出のみ3.2%のマイナス成長


イタリア統計局ISTATの貿易動向データによると、2010年3月のイタリアの輸出額は前年同月比で17.1%増と2008年4月以降最高の上昇率を記録した。なお2010年第一四半期(1月ー3月)の輸出は9.2%増。

3月について輸出先別にみると、EU諸国への輸出は20.5%増で、特に対英国52.4%増、スペイン25.5%増、フランス20.2%増、ドイツ14.8%増。 一方、非EU諸国に対しては12.5%増。対中国14.5%増、インド25.9%増、米国8.6%、ロシア4.6%増と軒並み前年比プラスを記録している反面、主要輸出先としては対日本のみが「3.2%」のマイナスを記録した。


企業の広告費 前年比3%増に
2010年1-3月期


5月中旬、イタリア主要広告出稿企業の連合体である「UPA」の発表によると、2010年第一四半期の企業広告費は前年同期に比べ4%増加し、2008年の金融危機以降、はじめて回復基調に転換した。
分野別では、前年同期に比べて広告費がアップしたのは、第1位が「食品」で前年同期比14.3%増で広告出稿費は3億300万ユーロ。同様に「電気通信」は同14.0%増で2億ユーロ。「金融・保険」が同10.8%で1億1700万ユーロ、「流通」が同11.6%増。 なお、「アパレル」は同2.4%増、「住宅」同3,1%増と微増。

逆に減少傾向にあるのは、「自動車」で同0.8%減、2億3656万ユーロ、「メディア、出版」同11.1%減、1億1649万ユーロ、「製薬・健康関連」同4.5%減で8738万ユーロ。

2010年1-3月期の広告費支出のビック5社は次の通り。1位から3位までが電話会社となっている。(単位:1000ユーロ)
1.テレコム 64,594  2.ヴォーダフォン 49,512 3.ウィンド 46,895 4.フェッレッロ(チョコレート)46,415  5.P&G 42,484  

社会・ライフスタイル LIFESTYLE


戦後60年間のイタリア人の食スタイルの変化
肉、果物の摂取量が増え、ワインは減少傾向

5月下旬に、大手社会調査機関CENSISとイタリア全国農業者連盟Coldirettoが「イタリア人の食習慣に関する第1回レポート」を発表した。同レポートで紹介された1950年から2010年まで戦後60年間の食行動の主な変化は次の通り。

・ 摂取量の増えた食品:大幅に増加したのは「肉」で1950年に1日の摂取量が60gであったものが、2010年には241gと約4倍に増加している。「果物」は1950年の183gが、2010年には418gと約2.3倍に、「野菜」も同じく373gが2010年には625gと約1.7倍に増えている。
・ 摂取量の減った食品:減少した食品の筆頭は「ワイン」。1950年に318cc、1980年に301ccと変化の少なかったものの、2010年には210ccと、この30年間で100cc近くも減少した。パンやパスタなど炭水化物も減少傾向にあり、1950年の516gが、2010年には435gとなっている。
・ 総摂取カロリーは1950年の2281カロリーが30年後の1980年には57%増の3590カロリーと大幅に増加。その後の30年間は健康ブームの影響もあり、増加量は95カロリーにとどまり2010年の平均摂取カロリーは3685カロリー。
・ 家計費に占める食費の割合(エンゲル係数)は、1950年の45%が2010年には15%と3分の1となっている。
・ 特に近年は食品の品質、安全性、そして社会・環境への影響に対する関心が増加している。


イタリアのビジネス・トラベル動向 
2010年1-3月期 前年比22%増に回復

5月中旬に、Uvet-American Express(アメリカン・エクスプレス系のビジネス旅行マネージメント会社) がイタリアのビジネス旅行の最新動向についてデータを発表した。それによると、2010年第一四半期にビジネス旅行の大幅な回復がみられ、件数で前年同期比22%増、金額で同15%増を記録した。

なお、2009年のビジネス旅行分野は旅行件数で前年比10%減、金額面で同25%減と厳しい業績となった。特に、各社の厳しい「倹約政策」の結果、出張1回当たり経費が、2008年の299ユーロから2009年は246ユーロに減少した。2009年にはイタリア国鉄が高速列車アルタ・ヴェロチタを導入したこともあり、企業の経費削減で最も影響を受けたのは航空業界としている。

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