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2009/10/31

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


イタリア中銀の企業経営動向に関する調査
3社に1社が「融資条件の悪化」を指摘  

10月末に、イタリア中央銀行Banca D'Italiaが企業経営動向に関する調査結果を発表した。この調査は9月22日から10月14日にかけて、従業員20名以上の製造業企業3874社を対象に金融機関の貸付状況、今年の収支決算、雇用の見通し等について質問したもの。

金融機関からの貸付については、貸付希望額自体は、調査対象企業の65.9%は前年並み、23.4%は増額、10.7%は減額と答えているが、融資条件については35.1%の企業が「悪化している」と述べている。その理由(複数回答)は、第1位「新規融資のコストや保障条件が厳しくなった」62.2%、第2位「貸付金利の上昇」33.1%、第3位「新規貸付要請が拒否された」29.1%、第4位「現在の貸付の一部返却を要請された」25.5%、第5位「既存貸付に対しさらなる保障を要請された」22.3%など。

2009年第三四半期のオーダー受注額に関しては、対象企業の46.2%が前年に比べ減少しているとしている。

2009年収支決算については対象企業の33.4%が「赤字決算」の見通しとしており、その割合は2007年の同10%、2008年の同15.3%を大きく上回っている。 雇用見通しについても36%が「減少」と答え、「増加」とするのは16%の企業にとどまっている。


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産業動向 INDUSTRY


第三四半期の工場稼働率 65%
昨年同期より11%ダウン


経済分析の公的研究機関ISAEが、2009年第三四半期の製造業における工場設備の稼働率を発表した。

製造業全体では稼働率は64.6%で昨年同期と比べ11%減少。業種別で特に減少率の大きいのが「金属製品」56.6%(前年同期比19.3%減)、続いて「機械・機械装置」62.1%(同15.9%減)、「木工・家具」63.1%(同13.3%減)、「電子工学・電気機械」67.8%(同11.1%)、「輸送機器」68.4%(同10.8%減)。
一方、稼働率の減少の割合が少ないのは「石油精製」72.6%(同1.5%)、「食品」71.6%(同3.5%)、「繊維アパレル」68.5%(同5.5%)。

なお、同時期におけるEU平均の工場稼働率は前年同期比で13%減を記録し、イタリアの減少率を上回っている。


和歌山県イタリアで観光・物産トッププロモーション
世界遺産都市「高野町」はアッシジ市と観光文化促進協定


10月下旬、和歌山県の仁坂吉伸知事ら一行がイタリアを訪れ、同県としては初めて、イタリアで観光・物産プロモーションを実施し、ミラノやローマで主要ツアー・オペレーターや旅行会社、ならびにプレス関係者等へプレゼテーションを行った。

同県には、宗教文化都市高野山と熊野三山を中心とした世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」があるほか、各地の温泉、美しい海、清流など豊富な観光資源を持つ。同県を訪れる外国人観光客が近年、大幅に増加している。またミカン、梅など「果樹王国」と呼ばれるほど果物の生産も盛んで海の幸にも恵まれている。プロモーションには、同県特産の梅干、梅酒、醤油、果物加工品・ジュースなどの食品メーカーも参加し、日本食ブームのイタリア市場への導入を図った。

さらに10月26日には、ウンブリア州アッシジで同市のクラウディオ・リッチ市長と、和歌山県高野町の後藤太栄町長が、ともにその高い精神性で世界遺産都市に登録されている都市として相互の交流を促進し協力関係を深めるため、「日伊世界遺産都市の文化・観光促進協定」を調印した。

社会・ライフスタイル LIFESTYLE


各地で「フェスティバル」開催ブーム
2009年の経済効果は推定15億ユーロ

近年、イタリア各地で文化関係の各種「フェスティバル」が多数開催され、関心が集まっているが、このほど「フェスティバル動向レポートOsservatorio sugli eventi culturali di Festival of festivals」が発表された。

  同レポートによると、2009年に開催の予定されているフェスティバルの総数は全国で972件で昨年の同883件に比べ10%増。州別では、トスカーナ(州都フィレンツェ)州が1位で119件、続いてエミリア・ロマーナ(同ボローニャ)州が113件、ラツィオ(同ローマ)州とロンバルディア(同ミラノ)州が各93件と続く。フェスティバルのテーマ別では、「映画」が284件、「音楽」281件、「カルチャー」159件、「シアター」153件、「科学」50件。

同レポートでは、年間少なくとも一つのフェスティバルに参加する市民の数は1千万人に上ると推定。フェスティバルの規模は多様で、参加者数「5千名から2万名」規模が全体の65%、「2万名―5万名」25%、「5万人以上」10%と分析している。フェスティバル開催予算は全体で4億ユーロ程度ながらフェスティバルの与える経済効果は約15億ユーロと推定されている。

11月5日から8日までボローニャで「フェスティバル」をテーマとしそのネットワーク化を図るミーティング「Fof(Festival of festivals)」第二回総会が開催される。


専門職国家試験の合格率 55%
人気の弁護士試験は4人に一人の難関

イタリアでは、専門職資格を取得するために、大学で専門学部を卒業後、国家試験合格が必要とされる資格が30種類以上あるが、このほど2007年の専門職国家試験の受講者・合格者動向が発表された。
これによると、2007年にこれら国家試験資格に挑んだ大卒者数は合計約18000名で、合格者総数は前年比5%減の約55%にあたる64842名。

受験者数では第1位が「弁護士資格」の40936名、第2位「建築士」10404名、第3位「公認会計士」10388名。第4位は「心理学士」8475名、第5位「医者」7146名、第6位「工学士(インジェニエーレ)」6358名。第7位「薬剤師」4304名、第8位「労働コンサルタント」4065名。

合格率でみると、合格率が最も高いのは「獣医」99%、「薬剤師」97%を筆頭に、「歯科医師」96%、「外科医」95%、「生物学者」95%が並ぶ。医学系、薬学系は大学の学部が定数制で入学時から選別が行われ、大学卒業試験に合格し、規定のインターン課程を修了すると「国家試験」通過自体はそれほど難しくないと関係者は説明している。

一方、合格率の低いのは、厳格な「定数制」を維持している「公証人」で受験者2970名に対し合格者は230名で合格率はわずか7%。次が弁護士で受験者40936名に対し合格者は9905名、合格率は24%と狭い門となっている。「労働コンサルタント」同31%、「公認会計士」同50%、「建築士」が同57%。

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