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2009/1/30

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


イタリアの銀行:「国際化の遅れ」が
金融危機被害を最小限に ISAE報告

経済分析研究機関 ISAE (Istituto di Studi e Analisi Economica ) は、1月29日、報告書「欧州連合の動向」の中で、「イタリアの銀行の国際化の遅れ」が、「昨年来の国際金融危機の中でイタリア金融システムの被害を最小限にする上で大きな貢献をした」という趣旨の発表を行った。

同報告書では、BRIの統計データ(Banking Statistics)を用いて、ドイツ、フランス、イタリアにおける2000年から2008年における国際金融活動の分析を行った。この間に銀行の国際的オペレーション総額は2000年の12兆ドルから2008年には36兆ドルと3倍に拡大。この間最も拡大率の大きいのはフランスで国際オペレーション額は5倍に増加し、シェアもオペレーション全体の5%から8.5%へと増加している。ドイツも同様に9%から11%へと増大している。一方、イタリアの銀行については、オペレーション額は増加しているものの、国際的オペレーションにおけるシェアは2008年でもわずか2%にとどまっている。

ノンバンク系金融機関の国際的オペレーションについてもドイツとフランスは全体の約80%に達しているのに対し、イタリアの場合は約50%と比較的少ない。
さらに、問題の米国市場に対するオペレーションは、ドイツ金融機関においては全体の20%前後に達しているのに対し、イタリアの場合は4.5%にすぎない。

その他、新興国向けの貸し出しについては、イタリアは中欧・東欧諸国むけが大半であるのに対し、独・仏の場合は、アジアやアフリカ(特にフランスの場合)など非欧州諸国への貸し出しが顕著である。とはいえ、独、仏、伊、三ケ国とも、最も多い貸出先は欧州先進諸国であり、特にイタリアはその割合が高い。

これらのデータが示すようにイタリアの銀行の「国際化の遅れ」が功を奏して、米国サブプライム問題を引き金とする金融危機に関しては、英国はもとより、フランスやドイツと比べてもイタリアの被害が少ない結果を生んでいると同レポートは結論している。


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産業動向 INDUSTRY


イタリア2009年の失業率 8.2%に
仏やスペインはさらに深刻


EU委員会が1月下旬に発表した雇用予測によると、2009年のEU諸国27ケ国の失業率平均は8.7%に達する。ユーロ圏に限ると、失業率は2008年の7.3%から9.3%へ上昇する。

イタリアは2008年の6.7%から2009年は8.2%、2010年は8.7%に上昇する見込み。

とはいえ、他の欧州諸国は状況がより悪化の見込みで、たとえば、スペインは2009年の失業率が16.1%に達する予想。同様にスロバキア10.6%、フランス9.8%、アイルランド9.8%、ギリシャ9.0%。


PB商品 売上高13%成長
各家庭で410ユーロの節約に


ボローニャで1月15日から開催された見本市「Marca」で発表されたレポートによると、大型流通グループのPB(プライベート・ラベル)商品の売上げが大きく伸びており、2008年の市場規模は50億ユーロに達している。また、ニールソン・ヨーロッパの推定では、同市場の前年比成長率は13.3%。

現在、大型流通グループで取り扱っているPB商品数は約1万点。PB商品の生産企業は約1200社で多数の中小企業にとって新しい市場を形成している。消費者の90%以上が、昨年1年間のうちに少なくともPB製品を1ケ以上購入したという調査データもある。本年2月には、大型流通店舗にPBの保険商品も出現する予定である。

消費不況の深まる中、大型流通グループはいずれも、PB商品への投資を強化し、ナショナルブランド商品に比べ20-30%安でPB商品を販売しており、大型流通業連盟Federdistribuzioneでは1家族当たり年間410ユーロの節約になると推定している。

とはいえ、欧州の他国と比べると、イタリアはナショナルブランドの割合が約65%と比較的高く、PBの割合は2008年1月・6月期でわずか14.6%で、英国の44.6%、スペインの32%などには遠く及ばない。

社会・ライフスタイル LIFESTYLE


「政治」ニュースで使用された用語ベストテン
「正義」「RAI」「アリタリア」が首位

イタリアを代表する通信社ANSAが2008年の「政治」ニュースで使用された用語のベストテンを発表した。同社が発信したニュースの中で使用された「用語」の頻度数を比較したもので、イタリアの政治潮流を示す興味深いデータを構成している。

最も多かったのは「正義」「公正さ」「司法」を意味する「Giustizia」で3726回。1日平均10回以上も使われた計算となる。第2位はイタリア国立テレビ・ラジオ放送のRAIで3653回。RAIの経営陣やRAIを監査する委員会の任命をめぐって議論の繰り返されたためとされる。3位は波乱と混乱を極めた「アリタリア」で2913件。4位は「危機」で2902回。5位は「治安・安全性」で2581回。6位は世界中に知れ渡った「ゴミ・廃棄物」で2581名。7位は予算削減や教育制度改正で大揺れにゆれた「学校」で2304回、8位は「連邦主義(フェデラリズム)」で1850回、9位が「移民」で1850件。10位は「改革」で1325件。

なお「治安・安全性」は、年間を通しては5位であるが、2008年春の総選挙の「焦点」の一つともなったテーマであるため、同5月には、1ケ月で797回も使用されたものの夏以降は極端に減り、12月にはわずか59回のみ使われている。


「欧州特許」イタリアからの特許権数
欧州で4位  輸送・機械部門が得意

欧州特許庁EPO(Europena Patent office)の発表によると、2008年に「欧州特許」の特許権を付加された特許の数は、イタリアから出願されたものが2258件で2007年の1965件に比べ15%増を記録した。分野別にみると、一番多いのが「工業技術」と「輸送技術」、次に「農業と食品」に関する「工夫」、第三は、「冶金」、第四に「機械」の順となっている。

なおEU諸国の中では、特許権の数では1位ドイツ、2位フランス、3位英国に次ぎ、イタリアは第4位のポジションとなるが、特許の質の上では、重要で斬新な発明はイタリア産のものが多いとしている。

なお、「欧州特許庁」は、欧州特許条約(European Patent Convention)に基づき設立された地域特許庁。特許のみを所管しており、意匠、商標は所管していない。2008年末現在、加盟国は35ケ国にのぼっている。

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