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2008/12/30

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


製造業企業の信頼度 これまでの最低値に
銀行借り入れの困難さも指摘

ISAE(経済研究分析研究所)が12月末に発表した「企業の信頼度調査(12月)」によると、製造業企業の信頼度は11月の71.6ポイントから12月は66.6ポイントにさがり、毎月実施している同調査でこれまでの最低値を記録した。信頼度の低下について、同研究所では、主としてオーダーの減少、全体的需要動向への判断が悪化したためとしている。企業は生産レベルについても悲観的意見が多く、また完成品在庫量がわずかながら増加するとしている。

さらに、先月の調査でも浮上していた銀行からの借り入れの困難さが確認されている。回答企業の13%は銀行にコンタクトをしたものの求める融資額を取得することができなかったとしており、その多くは、銀行側からの明確な融資拒否によるものと指摘している。
経済危機は主要製造業のあらゆる業種に広がり、地域的にも全国的に及んでいる。実際、投資財に関する指標は前月の65.7ポイントから12月は62ポイントに、消費財は同82.5%から78.9ポイントへ、そして中間財は66.3から60.7ポイントへと低下している。

さらに輸出売上高に対する予想値も悪化。輸出先国としてはドイツと米国の役割が低下し他のヨーロッパ諸国の割合が増加するとしている。


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産業動向 INDUSTRY


不動産売買14.1%減と大きく冷え込む
関連税収も25億ユーロ減収


12月下旬に公表された地域庁のデータによると、2008年第三四半期(7月ー9月期)における全国の住宅売買件数が150,356件で、昨年同期比14.1%減と大きく落ち込んだ。特に、県庁所在地の同9.3%減に比べ県内郊外部では同15.9%減と減少傾向の強いことが明らかとなった。特にボローニャ県の場合はボローニャ市では売買件数は5.3%しか減少していないが、県内全域では同26.8減、ローマもローマ市では同9.8%減に対しローマ県内全域では22.3%減となっている。

地域別では北イタリアが16.1%、中部イタリア13.8%、南イタリア10.3.%減と、北ほど減少率が高い。同庁では、住宅ローンを利用した住宅購入の割合が54.9%と高い北イタリア(南イタリアは同38.8%)では、金融機関から住宅ローンを受けにくくなっていることが影響しているとしている。

この結果、付加価値税、不動産登録税、抵当権税など不動産売買に関る国家税収も大幅に減り、2008年は前年比25億ユーロ(7.3%減)の減収になる見込み。


不況下でも食品の質は確保
携帯電話と自動車保険は『倹約』


ボストン・コンサルティンググループが12月中旬に『経済不況下でのイタリア家庭消費行動』に関するレポートを発表した。倹約を促進したい分野と不況下でも質のよいものを購入したい分野をたずねたもの。

これによると、「倹約したい製品やサービス」としては(複数回答)、第1位が「自動車保険」64%、第2位「雑貨アクセサリー類」(バッグやサイフなど)60%、3位「携帯電話通話料」58%、4位「郵税」および「インテリア用品」各56%、6位「ベッドのリネン類」「スナック類」が各55%、8位「香水類」「携帯電話」各54%、10位「トイレットペーパー、ティッシュ・ペーパー、ペーパーナプキン」53%の順。

一方、「もっと支払ってもいい製品やサービス」としては1位が「魚、海の幸」36%、2位「肉」、3位「新鮮な果物と野菜」、4位「オリーブオイル」、5位「パーソナルケア、口衛生」、6位「チーズ」、7位「コーヒー・お茶」、8位「旅行・バカンス」、9位「牛乳・乳製品」、10位「サラミ」と食品がラインアップされた。
不況下で他は節約しても、食品の質は落としたくないという消費者像が浮き彫りになった。

なお、今後の消費パターンとしては、「これまで以上に注意深い選択をする、値引き製品を購入する」65%、「耐久消費購入を先送りに」60%、「必需ではない消費財の購入は先送りに」52%、「自宅のエネルギー消費を減らす」54%、「消費の習慣を変更する」40%、「ハード・ディスカントショップをこれまで以上の頻度で利用」42%。

社会・ライフスタイル LIFESTYLE


「高速鉄道」ミラノーボローニャ間スタート
ミラノ・ローマをノンストップ3時間半で

12月13日、高速鉄道「アルタ・ヴェロチタAlta Velocita」のミラノーボローニャ間の運転がスタートした。これにより、『赤い矢(フレッチャロッサ)』と呼ばれる新列車でミラノーボローニャ間(182キロ)を65分、ミラノーローマ間(516キロ)をノン・ストップ3時間半で結ぶ。現在工事中のボローニャーフィレンツェ間の高速鉄道工事が2009年中に完成すると、ミラノーローマ間は3時間となる。
イタリア国鉄FSでは、ミラノーローマ間の「ドル箱路線」で鉄道が飛行機に対し大きく競争力を増すはずとのべている。

ミラノーボローニャ間の高速鉄道建設には99ケ月の年月と投資総額69億ユーロ額が費やされた。新列車「フレッチャロッサ」は完全イタリア製で時速300キロ。

イタリア国鉄の発表では2009年中には、トリノーミラノーボローニャーフィレンツェーローマーナポリーサレルノ間の全区間を高速鉄道で結ぶこととなる。


「生活の質」都市ベストテン
アオスタが113県庁所在地のNO1に

12月29日に発表された金融経済新聞Il sole 24 ore紙による恒例の「生活の質・都市ベストテン2008」調査によるとイタリア最北、フランスおよびスイス国境に近いアオスタ市が昨年の3位から2008年は総合第1位に躍進した。2位ベッルーノ、3位ボルツァーノ、4位は昨年1位のトレント、5位はロンバルディア州のソンドリオ、6位はトリエステといずれも国境近くの6都市が並んだ。7位は昨年同様トスカーナ州シエナ。一方、最下位には、103位カルタニセッタ、102位パレルモ、101位アグリジェント、100位トラーパニとシチリア州の各都市。

これはイタリア全国103にのぼる県庁所在都市を対象に、「生活レベル」「仕事・労働」「環境・健康サービス」「公共秩序」「人口」「余暇」の分野における合計36の指標を詳細に比較分析した総合評価で1990年から毎年実施されている。ベストワンのアオスタ市と最下位のカルタニセット市では、たとえば一人当たりの国民所得が34000ユーロ対16000ユーロ、失業率が3%対16%と大きな格差を見せている。

なお、ミラノが昨年の6位から20位に、ローマが同8位から28位と大都市のランキングが大きく後退したのが今回の特色。 同様にトリノも13位ダウンで66位、ナポリも11位ダウンで97位という位置づけとなり、大都市の生活環境の悪化が示された。

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