JAPAN-ITALY Business On-line
0 BUSINESS ON-LINEITALY NEWS

NEWS FLASH

2007/5/31

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


イタリア銀行 年次総会報告
2007年の経済成長率2%

5月31日にローマで、毎年恒例のイタリア銀行Banca d'Italiaの年次総会が開催され、マリオ・ドラーギ総裁が年次報告を行った。主な内容は下記の通り。

*イタリア経済は2005年後半から回復基調に入り、2006年の経済成長率は2.0%を記録した。これはドイツ経済に牽引されたヨーロッパ経済の景気現象に起因するところが大きく、製造業が過去数年のリストラのプロセスを経て、業績が改善しているものの、経済全体が安定かつ継続的な基盤の上にあるとみるには時期尚早である。特に世界貿易市場の大幅な拡大に刺激され、イタリアの輸出は5年ぶりに好調で機械金属を中心に大幅な伸びを示したが、他の競合国と比べるとダイナミズムのリズムはやや劣っている。

*2006年の国家財政赤字は、国家歳入の大幅な増収のおかげで、前年の4.2%から2.4%に下がった。2007年の推定値は2.3%で、2006年末時点の目標値よりも0.5%低い数値である。

*2007年の経済成長率は、第一四半期の成長率はやや停滞しているものの、年間を通しては2.0%に達する。

さらに、イタリア経済の構造的脆弱さに対する確固とした取り組み、家計消費回復、年金制度の抜本的改革の必要性を強調した。


TOP
産業動向 INDUSTRY


イタリア眼鏡生産・輸出 96年以降の最高記録
高齢化も影響し大型ショップ出店ラッシュ


5月4日からミラノの国際見本市会場で開催された第37回国際眼鏡見本市MIDO(Mostra Internazionale di Ottica, Optometria e Oftalmologia)を機に2006年のイタリア眼鏡市場動向が発表された。2006年の総生産額は前年比17.4%増の24億9500万ユーロで1996年以降の最高値を記録。世界全体の眼鏡市場の27%を占める。輸出額は生産額の83%にあたる20億7000万ユーロで前年比18.2%の成長を記録した。生産の内訳はサングラスが13億5400万ユーロで前年比23%増。眼鏡用フレームは6750万ユーロで同10.5%増。

さらに、イタリア国内消費も前年比25.2%増を記録した。GFK Italy Census Study の調べでは高齢化の影響もあり、大型眼鏡ショップの出店ラッシュが続いており、1996年に全国で1969店だったものが、2005年に2149店、2007年には2760店と増加の一途をたどっている。

なお、イタリアの眼鏡フレーム生産企業は約1100社。総従事者数 約1万8千名。この大多数がヴェネト州モンテベッルーノ眼鏡産地に集積している。欧米の有名ブランドで眼鏡フレーム・ライセンス生産権を眼鏡メーカーに与えている約300ブランドのうち、半数以上のブランドライセンス製品が同眼鏡産地で生産されている。


機械・工業用自動化機械など好調
内需も10.6%増の回復


機械・工業用自動化機械など設備機材の輸出が好調だ。5月に設備機材製造メーカーの業界団体Federmacchineが発表した2006年の動向レポートによると、同業界の生産高は前年比9.3%増の234億ユーロでGDPの1.6%を占める。輸出好調と3年ぶりの内需回復によるもの。輸出額は前年比8.7%増の164億ユーロと史上最高を記録し、国内むけも前年比10.6%増で66億9100万ユーロ。

主要輸出先としては、EU諸国が前年比8.5%増の69億ユーロ。中国むけは前年比19.4%増で13億ユーロ、米国が同3.8%増12億9千万ユーロ。
なお、設備機材分野の貿易収支は125億ユーロの黒字で、2年間に比較し約10億ユーロ増加しており、この4年間、増加の一途をたどっている。2006年のイタリアの貿易収支が214億ユーロの赤字を記録するなかで、黒字となったのは「家具・繊維アパレル部門」(黒字額292億ユーロ)と「機械部門」(同428億ユーロ)の2部門のみで、この「機械部門」の黒字の29%を「設備機材」が寄与していることになる。

なお、2007年についても生産額は前年比7.9%増の252億ユーロにのぼるものと推定されている。

TOP
社会・ライフスタイル LIFESTYLE


近代イタリア統一150年 大イベント
2011年トリノで開催

1861年に近代イタリア統一後最初の首都となったトリノでは、統一後150年にあたる2011年に「イタリア統一150年周年」の記念イベントが予定されており、このほど記念イベント組織委員会「Comitato Italia 150」が発足した。開催日程は2011年3月17日から2011年10月31日までの約7月半。同委員会のメンバーはピエモンテ州、トリノ県、トリノ市、CRT財団、サンパオロにトリノ工科大学、トリノ大学など州内の4大学。

統一後の50年目の1911年、100年後の1961年に実施された歴代の記念行事と同様に、訪れる人がイタリアの過去、現在、未来を身をもって体験できるイベントとすることを開催目的としている。「エスペリエンツァ・イタリア」(イタリアを経験)をコンセプトテーマとし、風景、人物、プロジェクトを3つの柱とする。「ピエモンテの100の風景」をはじめ、海外に移住したイタリア人の子供や孫の世代までも巻き込む「150百万のイタリア人」プロジェクトなど様々なイベントが、予定されている。

総予算は15億ユーロ。同委員会では国側に6億2200万ユーロの予算申請を行い、ほぼ同額をピエモンテ州および州内の地方自治体が負担し、残りを民間から集めたいとしている。


イタリア人の銀行やカード類の活用状況
高いバンコマットの利用率

5月中頃に調査機関IPR Marketingがイタリア人の銀行口座やクレジット・カードなどの利用状況についての調査を発表した。これは消費者約2000名を対象にインターネットによるオンラインリサーチを実施したもの。

保有している銀行口座の数は、「保有口座は1つ」が63%、「複数の口座を持つ」が9%、「銀行口座を持っていない」が28%。
バンコマット(銀行現金引き出しカード)については、「有り」が75%、「無し」が25%。バンコマット手数料については「高い」45%、「適切」31%、「低い」16%、「わからない」8%。
クレジット・カードについては、「有り」61%、「無し」39%。手数料については「高い」56%、「適切」35%、「低い」5%、「わからない」2%。
株券については、「有り」29%、「無し」71%。
加入している民間保険の種類は「自動車保険」が67%で最も高く、第二位が「生命保険」19%、「住宅保険」5%、「災害保険」4%、「民事責任」2%、「医療保険」1% 。なお、「保険に入っていない」22%。

なお、ABI(イタリア銀行協会)による関連データは次の通り。
イタリアで開設されている銀行口座総数:約3300万口座。インターネットのオンライン決済利用口座:約820万口座。バンコマット発行数:2750万。クレジット・カード発行数:1400万。

TOP


ご質問・ご意見は/e-mail:jdesk@japanitaly.com
www.japanitaly.com
(C)JAPANITALY.COM S.r.l-Milano All right reserved.