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2006/11/30

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


イタリア年次報告2006年版Censis
「小さく静かな景気ブーム」と定義

イタリアの大手社会調査機関・チェンシス(Censis)が恒例のイタリア年次報告2006年版をこのたび発表した。チェンシスは毎年、イタリアの経済・社会動向を定点観測した年次報告を発表しており、今回のレポートは1967年の開始以来40回目。

同報告では、2006年のイタリア経済を「小さく静かな景気ブーム」(un piccolo silenzioso boom)と定義し、イタリア経済のダイナミズムの回復兆しを指摘する楽観的な内容となっている。同報告で発表された主な経済データは次の通り。数値%はすべて前年同期比。

●経済成長率:+1.7%。●雇用率:+1.6%。
●工業売上高(2006年1月ー7月期)+8.7%、工業受注額+10.7%。特に業績のよい業種:自動車・輸送機器(+19.5%)、電気機械(+12.5%)、金属製品(+11.5%)、製靴(+10.7%) 
●海外市場に投資しているイタリア企業数: 5750社 +21.3%、イタリア企業参加の海外企業数:16832社。


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産業動向 INDUSTRY


アート市場への投資増加 NOMISMA調査
絵画、彫刻の現代作品と芸術写真に人気


11月上旬にパルマで開催された国際骨董品見本市Gothaにおいて、社会調査機関NOMISMAが「イタリアのアート市場レポート2006」を発表した。本レポートはギャラリー、評論家、コレクターなどこの分野の専門家375名へのインタビュー調査をまとめたもの。本レポートによると2006年にイタリア国内で売買されるアート作品の推定市場規模は5億5400万ユーロで前年比7.1%増。 アート作品購入の主要層は、40万ユーロ(6000万円)以上の資産を持つ世帯。 これらの世帯はイタリア全世帯の約15%程度を占め、近年割合が増加している。同レポートでは仮にこの層が資産の1%をアート作品に投資すると年間投資額は現在の約2倍の12億ユーロ近くに達するとしている。

アート作品売買の場所としては、「競売」が約40%、「見本市・展覧会」が約30%。
アート作品の平均価格は「絵画部門」が28,540ユーロで昨年比6.9%増。「彫刻部門」は23,896ユーロで同4.1%増。「デザイン部門」8,359ユーロ、同3.2%増。一方「芸術写真部門」は12,911ユーロで、前年比16.4%増と顕著な上昇を示した。なお、絵画も彫刻も、現代作品はいずれも約10%増と高い上昇率を記録し、「現代もの」に対する人気の高騰が特色となっている。


「企業の社会的責任」労働面に限定
イタリア経団連の調査結果


11月末、イタリア経団連Confindustriaが加盟企業経営者を対象に実施した「企業の社会的責任に関する調査結果」を発表した。
これによると、回答した企業経営者が、社会的責任として最も重視しているのは、「健康と労働上の安全性」78.2% (複数回答)、「従業員への配慮(生涯教育)」70.9%と、労働面への関心が中心となった。同報告書では狭義の「労働面」にとどまらず、企業の内部、外部、企業をとりまくあらゆる環境に対する配慮や責任という広義の「社会的責任」の意識がまだ充分ではないとしている。特にこの傾向は規模の小さい企業に多くみられ、社会的責任にかかるコスト負担への不安が背景にあると分析している。

なお、回答の3位以下は次の通り。3位「企業活動の環境への影響に対する配慮」67.3%、 4位「地域コミュニティへの関与とサポート」50.9%、5位「人権への尊重」29.1%、 6位「国際的株主との関係への配慮」20%、7位「外国人労働者への配慮」18.2% 8位「商業的パートナーへの配慮」18.2%、 9位「変革への順応」16.4% 10位「労働市場に導入された柔軟な労働形態の労働者への配慮」14.5%

商業ストリートの店舗家賃
モンテナポレオーネとコンドッティ通り


11月初旬にミラノで発表されたC&Wレポートによると、有名ショッピングストリートの店舗の家賃は、世界第一位はニューヨークのフィフシュアヴェニュ。ミラノのモンテナポレオーネ通りおよびローマのコンドッティ通りが前年の第15位から第14位に上昇し、年間の1平米当たりの家賃は2250ユーロ。
イタリアにおける有名ストリートの家賃は昨年比平均3%上昇。中でも上昇度が顕著なのは、トリノのローマ通りで前年比9.8%増。ローマのコンドッティ通りとミラノのモンテナポレオーネ通りは同4.7%増。一方、ミラノのコルソ・ヴィットリオ・エマヌエールは同3%増。なお、ミラノの有名ファッション通りのスピガ通りおよびローマのコルソ通りは前年と変わらず。

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長寿国イタリア。
平均寿命が最も長いのはマルケ州

先月出されたISTAT(イタリア政府中央統計局)の統計調査によると、イタリア人の平均寿命は男性77.2歳、女性82.8歳(2003年統計に基づく)。2002年と比べると、男性は0.1歳の増加、女性は0.2歳の減少となった。1974年からの比較では、男性は8歳、女性は7歳の増加となっている。
EU諸国内で比較すると、イタリアは長寿国の一つだ。男性はスウェーデン(77.9歳)に次いで長生き、女性はスペイン(83.6歳)、フランス(82.9歳)に次ぐ。

国内を州別に見ると、男性ではマルケ州の平均寿命が78.2歳と最も長く、逆に最も短いのがカンパー二ア州の75.7歳。一方、女性はと言えば、ウンブリア州とマルケ州の女性の平均寿命が83.9歳と最も長く、男性と同様にカンパー二ア州が81.4歳と最も短い。
ちなみに1974年の調査では、男性の平均寿命(最長)カラーブリア71.7歳 (最短)フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州67.8歳、女性の平均寿命(最長)トスカーナ77.5歳(最短)カンパー二ア73.9歳となっており、州別の年齢格差は縮小傾向にある。


睡眠時間の減少はプラス?マイナス?

イタリア人の睡眠時間は減少傾向にあるようだ。デザイナーのジュリアーノ・マッツゥオーリと精神人類学者のマッシモ・チコーニャ教授が18歳から65歳までのイタリア人に調査を行ったところ、過去20年の間、イタリア人の一日の活動時間は13時間から17時間へと拡大していることがわかった。その理由として、遅くまで営業している映画館やスポーツジム、ディスコ等の存在の他、近年普及している”HAPPY HOUR(夕食前の時間帯にパブやバールなどで食前酒とおつまみを楽しむもの)”の習慣が夕食の時間を遅らせたり、チャットやインターネット、プレイステーションなどに費やす時間が増えていることを挙げている。また、夜の時間帯に衛星TVチャンネルを見る人も増加している。

約3割の人が「休む時間があまりない」ことに不満を持ったり「仕事場でのいらいら」を感じる一方で、同様に約3割が活動時間の拡大は消費の拡大につながるとプラス評価している。また、自分の趣味に充てる時間が増えたり、人を良く知るのに役立つと答えている人も2割近くいる。
睡眠時間を削って、あなたは何をしますか?

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