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2006/5/31

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


4年ぶりで中小企業(製造業)プラス成長
2006年第一四半期 

5月末日にイタリア商工会議所連盟Unioncamereの研究調査部が発表した「景気動向調査」によると、2006年第一四半期に、製造業中小企業(従業員1名~500名)で、生産額および売上高が前年同期比1%増加を記録した。これは実に16四半期続いたマイナス成長のあとはじめてのプラス成長で、主として輸出が同2%増と回復を示したことによるもの。特に機械工業が好調。同調査の見通しでは2006年第二四半期も景気回復が続くもよう。

企業の景気信頼度は地域的には北イタリアに比べ、中部・南イタリアに強くみられる。企業規模の別なくあらゆる製造業で回復兆候がみられ、特に電気機械、電子機械工業、および食品・飲料工業が好調。


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産業動向 INDUSTRY


イタリアの食農品輸出 世界市場で第8位
ワイン、果物、パスタが食品輸出品ベスト3

5月初頭にエミリア・ロマーナ州パルマで開催されたイタリア最大の食品見本市CIBUSで、イタリア食品工業連盟Federalimentareによりイタリアの食農産物2005年輸出動向が発表された。
イタリアの輸出高は186億2700万ユーロで、世界ランキングではベルギーに抜かれ8位の座となった。一位は米国、2位フランス、3位、オランダ、4位ドイツ、5位ブラジル、6位スペイン。イタリアの世界市場シェアは4%。

輸出品の内訳は、1位がワインで26%。2位生鮮果物14%。3位パスタ11%、4位チーズ10%、5位がオリーブ・オイル、野菜缶詰、パン・ビスケット類で各9%、8位がサラミ類6%、9位が果汁ジュースと米で各3%。
輸出先としてはドイツが最大の輸出相手国で、次にフランス、米国、英国と続く。総輸出高の69%を占める128億6890万ユーロがEU15ケ国にむけられている。


大学生の就職希望企業 トップ10
経済系ではアルマーニ、理系ではフェッラーリ


ストックホルムの国際研究機関Universum Communicationsが実施した「大卒進路調査」Universum graduate surveyによるとイタリア人大学生が憧れる就職先としては、経済系学部の学生では、1位がジョルジョ・アルマーニ、2位がフェッラーリ、理系では3年連続フェッラーリが首位の座を飾った。これは同機関がイタリアの大学生14753名にインタビュー調査をした結果。
イタリアの大学生がフェッラーリ社に憧れる理由としては、「やりがいのある仕事」「国際的なキャリアが可能」「社員の間の対話が開かれている」「仕事と私生活の最良のバランス」「高い報酬水準」などがあげられている。

なお、経済系学部の学生では、3位プロクター&ギャンブル 4位バリッラ、5位バンカ・インテーサ、6位ロレアル、7位BMW、8位ノキア、9位ヨーロッパ中央銀行、10位コカ・コーラの順。
一方、工学部の学生では、2位マイクロソフト、3位IBM、4位ノキア、5位インテル、6位BMW、7位ソニー、8位チスコシステム、9位ENI、10位ポルシェ。

イタリア企業は経済系ではアルマーニ、バリッラ、バンカ・インテーサの4社、工学部では、フェッラーリ、ENIのわずか2位となっている。

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社会・ライフスタイル LIFESTYLE


イタリア新大統領はナポリターノ氏に

チャンピ大統領の任期満了に伴い、5月8日からイタリア国会で大統領選挙が行われ、中道左派が推したジョルジョ・ナポリターノ終身上院議員が第11代大統領に選出された。

今回の大統領選では上下両院議員と地方代表を加えた計1,009人が投票。大統領選出のためには3回目の投票までは3分の2を超える票、以降4回目からは過半数を超える得票が必要とされる。大方の予想通り、中道左右両勢力の均衡状態を反映し、3回目の投票まで規定数に達する候補者がおらず、10日に行われた4回目の投票で、過半数505を超える543票を獲得したナポリターノ氏が新大統領に選出された。

ナポリターノ氏はナポリ出身、80歳。左翼民主党に所属しており、かつてはその前身である共産党党員として活躍。イタリアでは初の旧共産党出身の大統領となった。1992年〜94年には下院議長、プロディ政権下の1996年〜98年には内相を務めている。

新大統領就任後、17日にプローディ内閣が発足。副首相には左翼民主党のダレーマ委員長と、中道左派政党マルゲリータのルテッリ代表。ダレーマ氏は外相、ルテッリ氏は文化財相を兼任する。また、内相にはかつて首相を務めたアマート氏が任命された。ちなみに、25人の新大臣のうち女性は6名。


大揺れのイタリアサッカー界


前代未聞のスキャンダルにイタリアサッカー界が揺れに揺れている。 中心人物は、セリエAの名門チームユベントス総監督ルチアーノ・モッジ。発端は、ナポリ警察が2004年から2年間にわたって行ったモッジ氏の電話の盗聴記録の公開。そこで明らかになったのは、ユベントスの試合を有利に進める審判の買収、他チームへの有力選手移籍の阻止など、ユベントスやモッジと”親しい”チームを優遇するための不正行為。2004/2005年のイタリアチャンピオンシリーズ中、20試合で八百長が行われた疑いがある。これを受け、ユベントスはセリエBに降格となる可能性が出てきた。

捜査対象のキーパーソンは、前述のモッジ、審判の長であったベルガモとパイレット、イタリアサッカー協会FIGC副会長マッツィーニ、元審判デ・サンティス。その他、捜査対象41人の中にはフィオレンティーナのオーナーであるデッラ・ヴァッレや、ラツィオオーナーのロティト、FIGC会長カッラーロの他、審判や線審ら約20人、ジャーナリストの名前も挙がっている。さらに、ミランやレッジーナの2チームにも疑惑がもたれている。

盗聴記録の中には、前内相のピサヌ氏が地元サルデーニャのチームを救うよう依頼する電話もあり、モッジ氏の黒幕ぶりをうかがわせるが、果たして彼だけが悪いのかという意見もある。モッジ氏の息子(彼も捜査対象に入っている)は、サッカー選手のマネージメントを行う最も有力なGEAという会社を、カピタリア銀行の代表ジェロンツィの娘キアーラ・ジェロンツィらと所有している。そして、ジェロンツィのもう一人の娘はFIGCのマーケティング責任者であり、その会長カッラーロはカピタリア銀行傘下のメディオクレディト・チェントラーレ銀行の代表でもある。金銭の絡んだサッカー界の闇の部分が見え隠れする構造だ。

今回の騒動を受け、FIGC会長カッラーロ、副会長マッツィーニは辞職。かつてイタリアテレコムの民営化を成功裡に進めた敏腕弁護士で、元CONSOB(証券取引委員会)理事長でもあるグイド・ロッシ氏が特別代表となり、イタリアサッカー界の”浄化”にあたることになった。ロッシ氏は、FIGC内のスポーツ裁判責任者に、90年代初頭のタンジェントポリ(贈収賄疑獄)事件を総括した元ミラノ検事 フランチェスコ・ポレッリを選出、関係者をあっといわせた。

ワールドカップでイタリア代表が優勝したのは1982年。その2年前には大規模なサッカー賭博が発覚し、選手10人以上が逮捕され、ミランとラツィオの2チームがセリエBに降格した。今回は、ワールドカップ直前の大スキャンダル。「ワールドカップに参加すべきでない」というスポーツ大臣の発言もあるが、果たしてイタリア代表はどこまで頑張れるか。


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