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2006/2/28

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


大企業の雇用者減少率 2000年以降最低に
サービス業は前年比プラスに

イタリア統計局ISTATの発表では、2005年のイタリア大企業における雇用者数の減少率は前年比-0.3%にとどまり、2000年以降最低の値となった。減少の続いていた大手企業の雇用環境が回復に向かう兆候と受け止められている。

分野別にみると、工業では雇用者ポストを1万名弱失い、2004年に比べ1.7%マイナスとなったもの、サービス業で前年比0.5%増を記録している。セクター別では、製造業で前年比プラスとなったのは化学(+1.5%)、輸送(+0.9%)。前年比マイナスが顕著なのは、繊維アパレル(-5.6%) 製紙・印刷(-4.7%) 食品工業(-2.7%)。サービス業では、商業が+4.1%、金融仲介業-0.5%、輸送・通信-0.3%。

なお、2005年の大企業の従業員税込み報酬平均は前年比2.1%増。企業の一人当たり労働コスト+2.3%。年間インフレ率+1.9%。


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産業動向 INDUSTRY


有名ブランド広告出稿額 大幅増額
2005年トップはヴェルサーチ

2月18日から26日までMilano Moda Donne autunno/inverno 2006が開催され、世界中のバイヤーやジャーナリストがミラノファッション(レディス)2006年秋冬新コレクションの動向に注視している中、コンサルタント会社Pambiano Strategie di Impresa社が「2005年ファッションブランド広告出稿額」分析データを発表した。
これはレディス向けの371のファッションブランドを対象とし、イタリアの新聞、雑誌等への広告出稿費を集計分析したもの。調査対象の媒体は、新聞5紙、週刊誌22誌、月間誌31誌の合計51種類。

2005年の371ブランド広告出稿費は総額は7045万ユーロで2004年の7342万ユーロに比較し4%減少している。しかし、出稿額上位100社広告投資額は総額では前年比4.9%増の5600万ユーロ、一方101位以下の残り217ブランドの投資総額は前年に比べ28.3%減額している。
この傾向はトップ20ブランドについてさらに顕著に現れ、上位20ブランド広告費総額は前年比6.5%で1700万ユーロ、371ブランド総額の21%を占め、ファッションブランド間の格差がますます拡大していることを示している。

ブランド別に広告費(単位ユーロ)をみると、トップがヴェルサーチで160万ユーロ。2位がブルーマリン152万。3位ジョルジョ・アルマーニ118万。グッチ112万。ロヴェルト・カヴァッリ110万。ドルチェ&ガッバーナ99万。アイスバーグ86万。エレナ・ミロ83万。ミッソーニ79万。プラダ72万。前年比では、ヴェルサーチの71.65%増、プラダ33.6%増が目立っている。


イタリアのマネージャー 欧州一の高給
一般社員との年俸格差12倍に


世界各国の上級管理職(マネージャー)と一般社員(事務員ジュニアクラス)の年俸水準に関する興味深いレポートがヨーロッパの研究機関Mercerにより発表された。
これによると、イタリア企業の一般従業員(Impiegato)年俸平均は固定給ベースで18,808ユーロ。一方マネージャー(Dirigente)は234,657ユーロで約12倍の差。両者の年俸格差は年々広がる傾向にある。さらに、ボーナスや自動車、携帯電話、総合保険などフリンジ・ベネフィットやストックオプションなどを含めると、その差は約20倍に広がると同レポートでは推定している。

なお、ヨーロッパ諸国の中で、この格差の最も少ないのはドイツ。従業員32,505ユーロに対し上級管理職197,653で差は6倍。フランスは従業員19,661、上級管理職175,597で9倍。英国は23,474対223,073で12倍。 イタリアの上級管理職の年俸水準の高さが際立っている。
本レポートによると日本は20,265ユーロ対169,905ユーロで格差は8倍。ドイツ、スウエーデン、オーストラリアについで格差の少なさで世界4位の位置をしめている。

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社会・ライフスタイル LIFESTYLE


トリノ冬季オリンピック閉会

2月10日から開催されたトリノ・オリンピックが26日に幕を閉じた。最終日、最後の競技となったクロスカントリー男子フリー50キロでイタリア人のジョルジョ・ディ・チェンタが金メダルを獲得し、イタリアにとってはこの上ない形で閉会式を迎えることができた。

今回のオリンピックでイタリアが獲得したトータルのメダル数は11(5つの金と6つの銅)。事前に「10個取れれば」と言っていたCONI(イタリアオリンピック委員会)は、今回の結果に満足の意を表している。しかし、事前の予想はだいたい「少なめに出している」らしく、過去最多人数の選手団を送り出したにもかかわらず、前回ソルトレークシティでの13個や1994年のリレハンメル20個という記録に及ばなかったことに苦言を呈する向きもある。最も期待されたアルペン回転のジョルジョ・ロッカが全くの不振に終わり、女子フィギュアのカロリーナ・コストナーもメダルなしだった一方、予想外の選手が金メダルを獲得し、番狂わせの内容となったことは確かだ。オリンピック特有のプレッシャーが期待された者たちには重かったということか。
しかし、メダル獲得数はともあれ、84カ国から2,600人以上の選手たちを迎えての冬季五輪が無事に終わり、ピエモンテ州の7つの開催都市はほっと胸をなでおろしていることだろう。また、カーリングなど今までマイナーだった競技が盛り上がりを見せたことは特筆に価する。

さて、早くも2016年の夏季オリンピックに向けてミラノとローマが開催地として立候補を希望している。トリノの余韻覚めやらぬ中、関係者の視線はすでに10年先に向いているようである。


イタリアの若者は”肥満恐怖症”?


スリムな体型を良しとするのは日本の若者だけではないようだ。若者の社会現象を研究する非営利団体Iardが15〜34歳までの若者1,500人を対象に調査を行った。その結果によると、27%の若者が自分を「太っている」あるいは「太りすぎ」と認識しているが、そのうちの半数以上(56%)は適正体重にあった。一方で自分を「やせすぎ」と思っているのは9%に過ぎない。この傾向は特に女性に顕著で、自分が「太っている」と思っている女性は男性の3倍以上、しかしそのうちの63%が適正体重からやせ過ぎの範疇に入っていたと言う。一方で、「適正体重である」と認識している女性の16%は「やせている」のである。
ちなみに、体重(キロ単位)を身長(メートル単位)の二乗で割った数字が18.5〜24.9なら「適正体重」、24.9以上「太っている」、30以上「太りすぎ」、18.5以下「やせている」、16以下「やせ過ぎ」という計算である。
イタリアの若い女性が目標とする洋服のサイズは42(日本だと9〜11号くらい)。余分なお肉をなるべく減らして格好よく洋服を着こなしたいというのは、世の東西を問わず若者に共通した願いのようだ。


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