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2005/11/30

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


OECD:「イタリアの経済状況やや回復」 
2006年GDPプラス成長に

11月末に経済協力開発機構OECDが発表した国際経済比較報告によると、イタリアの経済状況に改善の兆候がみられ、イタリアGDPの経済成長率は2005年0.2%(本年5月時点ではマイナス0.6%)2006年1.1%増、2007年1.5%増とわずかながらもプラス成長が予測されることが明らかとなった。
同報告では、石油価格の高騰による消費購入力悪化、強いユーロによる輸出停滞などにより深刻な経済不況に陥っているイタリア経済が、回復途上にあることを強調している。とはいえ、財政赤字は厳しい状況で2005年はGDP比4.3%。2006年は4.2%と予測されEU諸国全体の2.7%と大きな開きをみせている。 


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産業動向 INDUSTRY


マントバ市 環境優良都市の全国1位に
Ecosistema Urbano 2006

全国環境団体 LEGAMBIENTE が毎年発表している「環境優良都市全国ランキング(Ecosistema Urbano 2006」で、本年は北イタリア・ロンバルディア州のマントバ市が第一位の座を確保した。これは全国103におよぶ県庁所在都市を対象に、交通事情、空気、廃棄物、エネルギー、水、緑、企業のエコシステムなどの実情をはかる125の指標についてデータを集計分析し、都市エコシステムの総合評価をするもの。本調査は今年度ですでに12年目となる。

2位はボルザーノ市。3位はレッコ市で同市は昨年度ランキングで一位となっている。4位はトレント市、5位ヴェルバニア市と北イタリアの中小都市が首位を占めている。一方、大都市では交通事情悪化と空気の汚染度が減点要素となり、フィレンツエ 61位、ローマ68位、ナポリ75位、ミラノ82位と、厳しい評価を受けている。
一方、環境度全国ランクの最も低い都市としては、103位ヴィヴォ・ヴァレンティア市(レッジョ・カラブリア州)102位カターニア市(シチリア州)101位ヌオーロ市(サルデニア州)と南イタリアの都市が集中する結果となった。


クリスマス支出額 前年比6%減
不況を強く反映


経営コンサルタント会社DeloitteがEU各国を対象に実施した2005年クリスマス関連支出予測調査によると、EU諸国の平均値が前年比3%減に対して、イタリアは同6%減という値となった。
なお、同予測では、ドイツは同9%減、フランスは同3%。一方、英国は1%増、スペイン同6%増と好況を示している。

イタリアについては、調査対象者の70%が「消費支出の高騰に戸惑っている」と答え、59%が「クリスマスの買い物は最後の瞬間に」と回答するなど、「不況」感の強く現れる調査結果となった。支出削減の対象としては、「食関係」が77%、「家族(大人)へのプレゼント」73%。続いて、「クリスマスの飾りつけ」27%、「旅行」20%、友人へのプレゼント5%。「子供へのプレゼント」13%となっている。 なお、今年のクリスマスプレゼントとしては、1位が「書籍」51%、2位「洋服」50%、3位「香水・化粧品類」41%。

一方、同時期ミラノの調査機関が発表した今年の人気プレゼントは、「プラズマ式TV」(前年比30%増)「外国旅行」(同6%増)、「音楽CD」(4%増)「書籍」(2.5%増)「おもちゃ」(2%増)。

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社会・ライフスタイル LIFESTYLE


子供の日常生活2005

イタリア政府中央統計局ISTATがこのほど「子供の日常生活2005」と題したレポートを発表した。子供たちがどういった日常生活を送っているか、イタリアの2万4千世帯5万5千人に対して調査を行ったものだ。

まず17歳までの子供のいる家庭で、両親とも働いている割合は43.4%。父親が働き、母親が主婦をしている家庭の割合は36.1%となっている。約10年前(1993/1994年)の調査時には、前者の割合が36.3%、後者の割合が45.2%だった。また、両親とも働いている家族はイタリア北部で多い(北部54.5%、南部28.6%)。 一人っ子家庭は24.4%で、特にイタリア北西部でその割合が高く(31%)、南部は17.8%にとどまっている。兄弟姉妹が一人というケースは全体の52.9%、二人以上は22.7%となっている。

では、子供たちはどういった遊びをしているのか。3歳〜5歳までの子供たちの遊びは古典的だ。女の子の場合、トップが人形(88.4%)、次いでお絵かき(75.6%)、パズル(58%)。男の子は、トップがミニカーや電車(73.5%)、お絵かき(67.7%)、パズル(62%)、ボール遊び(55.2%)となっており、ビデオゲームは第7位(25.6%)。これが6歳〜10歳の年齢層になると、女の子はあまり変わらないが(人形71.7%、お絵かき70.6%)、男の子はボール遊び(71.6%)がトップになり、2位にビデオゲーム(69.2%)が浮上する。 また、同年代の友達と遊ぶ子供の割合は7年前98年の調査時から増えており、93.6%が週に1回は友達に会うと答えている。同時に、映画や演劇、博物館、クラシックコンサート、スポーツ観戦に行く子供の割合も増加している。

携帯電話については、11歳〜17歳の年代層の子供たちの83.6%が利用しており、2000年の55.6%から大きく増加。特に年齢の低い子供が利用する割合が増え、11歳〜13歳では2000年35.2%から74.3%へ、14歳〜17歳では同70.4%から90%となっている。携帯を利用する子供たちの大半が自分専用のものを持っている。また、パソコンを使用する子供も増加し、半数以上がパソコンを使うと答えている。
イタリアの子供たちはまだまだ昔ながらの遊びを楽しみ、家にばかり閉じこもらず同年代の子供たちと出かけたりする姿が見えてくる。一方で、テクノロジー機器の浸透も急速に進んでいる点も見逃せない。


イタリア大統領官邸でロベルト・ベニーニの”ショー”


今年の6月にイタリアの功労勲章で最も名誉ある騎士大十字勲章を受賞した映画監督で俳優のロベルト・ベニーニが、先日、大統領官邸Quirinaleで名誉の勲章を受け取った。
映画「La vita e' bella」(邦題:ライフ・イズ・ビューティフル)の主演・監督として有名なベニーニは喜劇役者でもあり、厳格な官邸内の授賞式でその本領を発揮。チャンピ大統領から名誉を示す帯を受け取る際、大統領の足元にひざまずき、祈りをささげるように両手を掲げるポーズを。そして、受け取った帯を肩からはずして大統領にかけ直すなど、居合わせた人たちの期待を裏切らない”ショー”を見せてくれた。ベニーニはまた「もし私が次期大統領になったら、チャンピ大統領の名誉のためにロベルト・アゼリオ・ベニーニ(注:アゼリオは大統領のミドルネーム)と名乗る」とリップサービスも。

一方で、チャンピ大統領からは「文化に投資し、文化を信じることは私たちイタリア人にとって必要なこと。私たちの美術館、劇場、音楽、映画がうまくいけば、イタリア社会全体もうまくいくでしょう」との発言があった。また、2005年は映画館への入場者数は全体として減っているにもかかわらず「イタリア映画の割合は20%から23%に増えており、それらの観劇者数は今年最初の10ヶ月間では約100万人増加している」というデータも付け加えられた。

あわせて、今年で30回目になるデ・シーカ賞(イタリアの名監督ヴィットリオ・デ・シーカにちなみ、文化・演劇関係者に毎年贈られる)の授賞式も行われ、こちらでもベニーニが歌手のジャン二・モランディらとともに受賞した。


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