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2005/10/28

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


イタリア経済不況 回復の兆候
−チャンピ大統領の発言

イタリアのカルロ・アゼリオ・チャンピ大統領は、10月26日、大統領官邸での労働騎士勲章授与式の機会をとらえて、直近の主要経済統計データを提示し、深刻化していたイタリアの経済状況に回復の兆しがあらわれていることを強調した。

同大統領の指摘した経済データは下記の通り。年次はすべて2005年。
工業出荷額(8月): 前年同月比名目11.1%増。
工業発注額(8月): 同12.9%増。
EUへの輸出(8月): 同6.5%増
EU以外への輸出(8月): 同6.3%増
工業生産指標(8月): 97.8(6月は95.6) 
企業信頼感指標(9月): 89.5(5月は最低値84.7) 
消費者信頼感指標(10月): 105.3(7月は101.0) 
インフレ率(9月): 前年同月比2.0% 
自動車新車登録台数(9月): 同3.5%増

(数値は、イタリア経済金融新聞Il Sole 24 Ore 2005年10月27日より)


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産業動向 INDUSTRY


6企業に「ヨーロッパ・ベスト・ビジネス賞」
成長、価値創造、イノヴェーションがキーワード

10月半ばにフィナンシャル・タイムスと企業戦略コンサルタント会社ローランド・ベルガー・イタリアの主催により、イタリアの"Best of European Business"賞の授賞式が開催された。同賞は「成長」「価値創造」「イノヴェーション」「ヨーロッパが提供するオポーチュニティを捉える能力」の各部門で優れた企業に与えられる賞で、今年は、あわせて6つのイタリア企業が受賞した。

「成長」企業部門ではファーストウエブFastweb社 (光ファイバーを主とするブロードバンド運営会社。インターネット回線による電話、データ、画像のトリプルプレー実現へ挑戦した)と、ポステ・ヴィータPoste Vita社(「ポステ・イタリアーナ(イタリア郵便事業)」グループに属する生命保険会社。創業後すぐにイタリア保険市場のビッグ企業に成長した)

「価値創造」部門で受賞したのは、眼鏡メーカーの世界的リーダー企業、ルクソティカLuxottica社(本社北イタリアのベッルーノ)とブルガリBulgari, (イタリアを代表するジュエリーおよび高級ブランド、現在はホテル業にも進出)。両社とも、株式市場に上場してはいるが、家族経営企業として知られている。

一方、「イノベーション」部門では、フィンメッカニカFinmeccanica, とウニクレディットUnicreditoが受賞した。前者は、防衛・航空産業のトップ企業。後者はイタリアを代表する金融機関で、ヨーロッパレベルでの成長拡大戦略を実現したことが受賞の理由となった。


イタリア高級ブランド市場
10%成長 アルタガンマ協会発表


イタリアの高級ブランド企業70社の加盟するALTAGAMMA協会が、「アルタガンマ世界市場レポート2005」を発表した。このレポートでは世界の高級品ブランド企業500社の決算報告を分析したおり、2003年の消費不況の後、高級品市場は回復し、2004年には世界の高級ブランド企業の総売上高(小売価格ベース)は1340億ユーロに達し、前年比5%増を記録。2005年は同7%増に達する見通し。特に日本およびアジア市場が好調で、日本は前年比6%増、日本を除くアジアは同12%増。特に中国の伸び率が著しい。
販路の内訳は、ヨーロッパと米国が各35%を占め、次に日本16%、日本以外のアジア全体で10%、 その他が4%。
日本市場の売上高は、214億ユーロ。特に香水・化粧品分野が前年比14%と成長。ハンドバックなどイタリア製皮革製品も同15%増を記録。

世界の高級ブランド好況の中で、アルタガンマ協会に加盟するイタリア企業の業績も好調で、2005年の売上高は前年比10%増となる見込み。 とりわけファッション部門が11%増、ジュエリー類が12%増となっている。

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社会・ライフスタイル LIFESTYLE


生産・消費量とも世界トップ、パスタの国イタリア

10月25日は世界パスタの日la giornata mondiale della pasta。スパゲッティのような長い麺からペンネなどの短いものまでを総称して「パスタ」と呼ぶが、この世界パスタの日に合わせ、調査機関ISTATとACニールセンが行ったパスタに関する調査データが発表された。

2004年に世界で生産されたパスタの量は1,100万トン余りで、うち3分の1近い310万トンがイタリア国内で生産された。2位の米国を大きく引き離し、パスタ生産国として圧倒的トップ立つ。前年と比べるとイタリアの生産量は1.8%の増加。特に輸出が2.5%増加している。一方、消費量はどうかと言えば、これも断然イタリアがトップ。イタリア人は一人当たり年間28キロのパスタを食しており、2位のベネズエラ(13キロ)の倍以上。イタリア人の食卓では1週間に平均して5回、パスタが登場する計算だ。ちなみに3位以下はチュニジア(11.7キロ)、スイス(10.1キロ)、米国(9キロ)、ギリシア(8.7キロ)となっている。まさにパスタは、イタリアの食文化を象徴する食品と言えそうだ。

ちなみにイタリア人が消費するパスタの大部分(80%)を占めるのが、グラノ・ドゥーロと呼ばれる硬質小麦から出来たパスタ。次いで、卵入りの乾燥パスタ(5%)、詰め物入りの生パスタ(4%)等。また、イタリア国内を地域別に見ると、南部・島部で40%が消費され、中部で23%、北西部23%、北東部14%。やはり南イタリアがパスタを最もよく食す土地のようだ。一方、一人当たりが一回に消費する量は、中部が最も多くて90グラム、北部が85グラム、南部が80グラムとなっている。


イタリア人は美容整形に肯定的?


イタリアの衛星テレビチャンネル「SKY VIVO」では、「10日間で10歳若返る」というテーマの番組を開始した。実際の年齢よりも老けて見える一般人を美容整形外科医やスタイリスト、美容師などの手ほどきで若返らせるというものだ。では、イタリア人は美容整形についてどう思っているのか、先ほどイタリアの公共意見研究機関Istituto per gli Studi sulla Pubblica Opinioneがイタリア全国にわたり調査を行った。

まず最初に出された「もし可能性があれば美容整形手術を受けますか?」という問いに、68%が「いいえ」、11%が「おそらく受けない」と答えた。一方、1%が「すでにしたことがある」、8%が「もうすぐする」、12%が「軽めのものならおそらくする」と答えている。
一見すると保守的なイタリア人の姿が浮かび上がる回答だが、次いで「美容整形などで容貌を改善することは社会生活や仕事での成功を助けるか」という質問には55%が「はい」と答え、「美容整形に賛成」という人は42%にのぼった。特に大卒者は63%が賛成。また、賛成者のほとんどが34歳以下の若者だった。
また、「美容整形をした人はそれを対外的に認めたほうがエレガントだ」と68%が答え、「対外的には美容整形をしたことを否定した方が良い」という人(25%)を上回った。テレビなどショー分野で働く人、ファッションの世界で働く人が美容整形をすることに対し70%以上の人が「ふさわしいこと」と答えている。

ちなみに、Sicpre(美容整形外科医イタリア協会)の調べでは、イタリア人が最も整形したい箇所の第1位は女性がバスト(37%)、男性が顔(25%)。次いで、女性の場合はヒップ、お腹、鼻、顔。男性はお腹、ヒップ、バストとなっている。

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