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2005/6/1

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


UNICREDIT 銀行 ドイツの第二位銀行を買収
ユーロ圏の再編成本格化

イタリアの大手銀行 ウニクレジットUNICREDITO は、ドイツの大手銀行ヒボ・フェラインス銀行Hvb(Hypovereinsbank)を買収することで合意し、6月13日に両行首脳の記者会見が行われた。
買収額は154億ユーロ。新銀行グループは株式時価総額でユーロ圏第4位、ヨーロッパ全体では9位となる。顧客数2800万、世界19ケ国に7000の窓口を持つこととなる。
今回の買収統合で、ドイツおよび東ヨーロッパ諸国における雇用者の削減はおよそ7%に及ぶが、イタリア国内は2%程度とみられている。

欧州の金融性編成が本格的に動き始めた。


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産業動向 INDUSTRY


フランチャイズ店舗は売上げ9.8%増
消費不況で流通市場全体はマイナス成長

5月末にフランチャイズ企業団体Assofranchising が2004年の業績動向を明らかにしたが、消費不況で流通一般が苦しむ中、フランチャイズ業界の好調ぶりが浮き彫りとなった。

イタリアのフランチャイズ企業の数は2004年現在708社で前年比6.5%増。特に住宅用品部門とホテル&レストラン部門のフランチャイズ企業の増加が著しく、それぞれ16.3%、13.9%増を記録した。一方フランチャイズ加盟店の総数は44426店舗で前年比6%増。これらすべての店舗の総売上高は前年比9.8%増で169億1700万ユーロ。 雇用者は2004年の流通一般の雇用者数が前年並みであるのに対し、フランチャイズ部門では、前年比7.2%増と7900名増加し、従事者数は11.7万人を超えた。 2005年についても、フランチャイズ店舗売上額は前年比5%、新規出店店舗数も同6%の割合で成長を維持すると予測している。

一方、イタリア商工会議所連盟Unioncamera の2005年第一四半期流通市場動向では、流通市場全体の売上高は前年同期比0.9%減のマイナス成長を記録した。大型店舗は同1.8%増と前年比プラスを維持したが、小規模店舗は前年比3.1%マイナス、中規模店舗も同2.1%マイナスと厳しい状況を呈した。このように消費不況の強まる中でフランチャイズ店舗の善戦に注目が集まっている。

なお、本年10月21日にから24日にミラノ見本市会場でIl Salore Internazionale del Franchising国際フランチャイズ見本市が開催される。


イタリア市場のブランド人気調査
バリッラ、コカ・コーラ、フェッラーリが御三家


広告代理店ヤング&ルビカム社が世界各国で実施しているブランド人気調査BAV(Brand Asset Valuator)のイタリア市場版がこのたび発表された。イタリアでは18歳以上の市民3000名を対象に1131のブランドについて「他ブランドとの差別化」「重要性」「評価」「親しみやすさ」など4項目についてのインタビュー調査が実施された。

同調査によるとイタリア人に人気の高いブランドは「トップ20ブランド部門」にランク入りした、バリッラ(パスタ)、コカ・コーラ、フェッラーリ が人気御三家で点数にして「99.5-100点」を獲得した。次のグループが、ヌテッラ(チョコレートペースト)、 ジョルジョ・アルマーニ、メルセデスベンツ で「99-99.5点」。 さらに パルミジャーノ・レッジャーノ協会(チーズ)、ディズニー、ナイク、ノキアが 「98.5-99点」。トップ20ブランドの新顔は、チョコレートのキンダー とリンツ、時計のローレックス。

一方、「今後の成長ブランド」としては、ドルチェ・ガッパーナ、ハルリー・ダヴィズソン、ヴェスパ(以上、オートバイ)、パルマの生ハム協会などの名前があがっている。「隠れた成長ブランド」としては、ダミアーニ(ジャエリー)、ロベルト・カヴァッリ(ファッション)、 ラ・ペルラ(インナー) モンブラン(万年筆)など。

とはいえ、同調査ではこの10年間に大手ブランドのメディアを駆使した広告が増加しているにもかかわらず、消費者からの認知度・人気度は相対的に低下傾向にあり、広告出稿によるブランド力維持強化が限界にきていることを指摘している。


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社会・ライフスタイル LIFESTYLE


体外受精に関する国民投票、過半数に達せず

今月12日、13日、体外受精に関する法律40条の一部緩和の賛否を問う国民投票が実施された。1)受精卵凍結保存を禁止し、受精卵を用いた実験・研究を制限している条項の廃止、2)一度につくる受精卵の数を3つまでとし、それらすべてを同時に母親の子宮内に移す義務付けを廃止、3)受精卵に対して生まれた子供と同様の権利を与えている条項の廃止、4)第三者の精子や卵子を使った受精禁止を廃止、の4項目が国民の審判にかけられた。

カトリックの総本山ヴァチカン市国をもつイタリアは、人工授精・体外受精に関してヨーロッパの国の中では非常に厳しい制限を設けている。去年の2月に成立した生殖補助法でも、受精卵を倫理的にすでに生まれた子供と同様とみなし、受精卵の凍結保存や実験・研究を禁止している。これに対しリベラル派などが反発、法律の一部緩和を問う国民投票にまでこぎつけた。

しかし、生命倫理に厳格な立場をとるヴァチカンは、キリスト教徒に対し早くからこの国民投票の棄権を呼びかけてきた。また、ベルルスコーニ首相も棄権を表明。一方、基本的に緩和反対の態度をとってきた右派国民同盟の中で党首フィーニが一部緩和に賛意を示すなど、政界内にも大きな波紋をもたらした。

結果は、全国投票率25.9%。有効投票率の過半数に大きく及ばず、国民投票は無効に終わった。地域別の投票率を見ると、北部29.8%、中央部33.4%、南部15.9%、島部18.7%。ちなみに、投票した人たちの8割〜9割が4項目に賛成の意を示した。

投票率がこのように低かった要因として、好天に恵まれたイタリア南部では休暇に出かけた人が多かったためという見方もあるが、ヴァチカンの棄権呼びかけが大きく影響したことに疑いの余地はないだろう。また、イタリアでは1997年以降、今回を含め7回の国民投票がすべて無効となっており、国民投票の在り方そのものを疑問視する意見も出てきている。


イタリア人の大好物、手作りジェラート


”ジェラート”と言えばもはや日本でもおなじみ、イタリア語でアイスクリームのこと。イタリア人の大好物だ。この時期になると老若男女問わずジェラート片手に道を歩く人々の姿が見られる。特に、手作りジェラート”gelato artigiano”の人気は高まる一方だと言う。

職人連盟Confartigianatoの調べによると、イタリアでは手作りのジェラート店gelaterie artigianeを営む企業は2004年末時点で32,419あり、2001年から2004年にかけて年間3%のリズムで成長している。最も企業数が多いのがロンバルディア州(5,389)、次いでヴェネト州(3,182)となっている。

最近一年間でイタリア人が消費した手作りジェラートの量は33万2,000トンで、一人当り12キログラム消費した計算だ。40%のイタリア人が、年間を通じて主要な食事の替わりに手作りジェラートを食べることがあると答え、残りの60%は午後の早い時間や夕食時のお楽しみとして手作りジェラートを味わっている。特に最近は容器に入れて持ち帰る人が増えているという。味覚については、風変わりな味よりもクリーム、チョコレートなどクラシックなものが好まれる傾向にある。

手作りジェラートとは、牛乳、卵、砂糖、果物だけを使って伝統的な技術でつくられたもので、保存料や人工添加物の入っていない新鮮なものでなければならない。Confartigianatoでは、遺伝子組換などリスクのある材料に汚染されることを防ぎ、単純で伝統的なレシピを守るため、EUに対して伝統的特産品認定マークSTG(specialita' tradizionale garantita)を手作りアイスクリームに導入するよう求めている。

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