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2005/1/01

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


ユーロ高でイタリアの輸出苦境
メード・イン・イタリア業種打撃

ISTAT政府中央統計局が発表した2004年10月期の貿易収支、工業生産統計によると、ユーロ高の中、イタリアの輸出が不況で、前年同期比2.7%減少を記録し、7ケ月続いた前年比プラス成長がストップした。一方、輸入は、年間ベース換算で前年比5.8%増加となった。10月の貿易収支は、6億6千400万ユーロの黒字を維持しているが、2003年同期の27億4500万ユーロと比較すると大きく減少する形となった。

特に輸出不況に陥っているのは、アパレル 16.5%減、皮製品10.3%減、家具7.8%減などの消費財でメード・イン・イタリアを代表する業種。10月期の工業生産額をみても、アパレル12.7%減、食品6.7%減、靴14.4%減を記録した。 一方、輸送機関は30.3%増、石油精製13.3%増、金属製品10.2%増とプラスを記録している。

労働組合では、16万人の雇用を失う恐れがあると警告を発している。


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産業動向 INDUSTRY


イタリア国鉄「ローコスト」切符戦略
ローマ・ミラノ間片道9ユーロも

12月下旬のイタリア国鉄Trenitaliaの発表によると、2005年1月10日よりユーロスターEurostarのローマーミラノ間路線、正規運賃2等片道46ユーロ、1等67ユーロのところを、2等片道29ユーロ、1等39ユーロの格安切符の販売を開始する。これは、ローコスト航空便に対決するための措置で、同路線については全座席の15%までが「ローコスト」切符となる。
これに先立ち、2004年12月からローマーミラノ間片道9ユーロという特別切符を試験発売したところ、大好評ですでに2005年2月末までの3万枚が販売済みとなっている。

このローコスト切符販売によりイタリア国鉄では、2005年のユーロスター利用者数を年間百万人アップさせる目標をたてている。現在ユーロスターは一日130便で、毎日の利用者は4万から4万5千人。近いうちにローマーミラノ間以外のローマーバーリ間、ローマーレッジョ・カラブリア間など南イタリア線にもローコスト戦略を普及させる予定だ。 ローコスト切符は国鉄インターネットサイトで購入も可能で、国鉄では合理化のためのティケットレス戦略をさらに強化させる模様だ。

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社会・ライフスタイル LIFESTYLE


2004年住みやすい町、ボローニャがトップ

イタリアの経済新聞イル・ソーレ24オーレ紙が行う毎年恒例の「住みやすい町」ランキングが先月発表された。2004年の総合トップの座についたのはボローニャ。前年5位から躍進した。2位はミラノで、以下順にトレント、フォルリ、フィレンツェ、トリエステ、シエナ、アオスタ、ゴリツィア、ボルツァーノとなっている。昨年トップだったフィレンツェは5位となり、ボローニャと順位を入れ替えた。
一方、最下位の103位は昨年同様メッシーナ。南部の苦戦は変わらず、ローマ(14位)以南で最初に登場するのが62位のカリアリ、63位サッサリ、66位ポテンツァとなっている。

ボローニャは、生産性、社会・文化施設集積度などの項目で1位。また、フィレンツェと並び、最も本が購入され、市民がスポーツジムに通い、レストランに出かけ、好んで外出する町でもあった。他の町と比べ、生活コストの上昇を感じる市民が少なかったことも好結果につながった。一方、銀行貯金の多さなど豊かさの面ではミラノが上回った。
逆にメッシーナは豊かさの面で最下位だった上、失業者の多さ、環境や開発面での後進性もマイナス評価となった。また、ボローニャやフィレンツェとは反対に、最も本を読まず、市民が外出しない町は、シチリア州のエンナ、カラーブリア州のレッジョ・カラーブリアだった。

また、イタリア人が理想とする町のトップはフィレンツェで、4人に1人のイタリア人が住んでみたいと答えた。2位はローマ、3位はシエナ。総合トップのミラノは最下位から2番目で、イタリア人にはあまり愛されていない町のようだ。


禁煙法施行


イタリアでは1月10日から”プライベートではない公共の閉ざされた場所”での喫煙を禁止する禁煙法が施行された。すでに病院や役所などでは禁煙になっていたが、今回施行された法律では会社、事務所、商店、宿泊施設、レストラン・バールなどでも禁煙が義務付けられることになった。 2003年におけるイタリアの喫煙人口は1,400万人で、総人口の26.2%を占める。男性の30%、女性の22%が喫煙者だ。また、喫煙者の55.3%が一日に15本以上の煙草を吸う。

新しい禁煙法では、禁止された場所で喫煙した者に27〜275ユーロの罰金(妊娠中の女性や子供のそばで吸ったものは倍)が定められている。また、公共の閉ざされた場所の所有者は、1)全面禁煙にして、その旨が分かるように禁煙のラベルを貼る、あるいは2)壁で隔たれた喫煙スペースを設けるよう義務付けられ、これに違反すると最高2,200ユーロの罰金を払わなければならない。

今回の禁煙法施行は、特にレストランやバールでの喫煙が禁止されたことで早くから話題になっていた。現在の消費低迷下、喫煙スペースを設けるだけの資金を出せず、全面禁煙せざるを得ないレストランが多く、喫煙者・経営者両方からの反対意見が続出だった。

2004年のイタリアでの煙草販売は990億本だったが、禁煙法施行により2005年は3〜5%の減少が予想されている。


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