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2004/12/01

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


ユーロ高でイタリアの輸出苦境
メード・イン・イタリア業種打撃

ISTAT政府中央統計局が発表した2004年10月期の貿易収支、工業生産統計によると、ユーロ高の中、イタリアの輸出が不況で、前年同期比2.7%減少を記録し、7ケ月続いた前年比プラス成長がストップした。一方、輸入は、年間ベース換算で前年比5.8%増加となった。10月の貿易収支は、6億6千400万ユーロの黒字を維持しているが、2003年同期の27億4500万ユーロと比較すると大きく減少する形となった。

特に輸出不況に陥っているのは、アパレル 16.5%減、皮製品10.3%減、家具7.8%減などの消費財でメード・イン・イタリアを代表する業種。10月期の工業生産額をみても、アパレル12.7%減、食品6.7%減、靴14.4%減を記録した。 一方、輸送機関は30.3%増、石油精製13.3%増、金属製品10.2%増とプラスを記録している。

労働組合では、16万人の雇用を失う恐れがあると警告を発している。


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産業動向 INDUSTRY


イタリア見本市市場 ヨーロッパで第二位
ファッション、食農、骨董品分野に特化

このほど見本市業界の専門誌「Fiere &Comunicazione」に掲載されたヨーロッパの見本市市場分析特集で、イタリアがドイツに次ぎ、ヨーロッパ第二の見本市市場を形成していることがあきらかになった。

西ヨーロッパは、世界の見本市市場の中でも、米国・カナダの北米市場と並んで、規模の上で最も大きな市場を形成している。2003年にはEU域内だけをみても、見本市の出展スペースとして販売された面積総計は4000万平米を超えている。

EU域内については、国際レベルの見本市の開催数で分析すると、ドイツが第一位で同地域内で開催される国際見本市の約40%を占めている。次がイタリアで同28%、フランス17%、スペイン14%の順となる。 見本市の分野別にみると、イタリアの場合は、繊維アパレル・ファッション、食農業分野、建設関係、アート・骨董品分野でリーダー格となっている。一方、ドイツは、インテリア家具、食品―ケータリング、健康環境、輸送、IT関連、自由時間、工業技術などの分野で首位を誇っている。

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社会・ライフスタイル LIFESTYLE


イタリアの会社員10人に7人が”オフィス病”

イタリアの雑誌「サルーテ・ナトゥラーレSalute Naturale」がイタリアの会社員に行った調査結果がこのほど明らかになった。24歳から55歳までの会社員男女880人を対象に調べたところによると、役職に関係なく10人に7人が仕事場で”オフィス病 mal d'ufficio”とも呼べる何らかの不調に悩んでいることがわかった。

具体的な症状は、「頭痛」(42%)、「慢性疲労」(36%)、「背痛」(27%)、「目の疲労」(19%)。これらは、身体に適したイスに座っていないこと、長い時間パソコンの前に座っていることなどが原因として考えられる。イタリアらしいのが休憩時間でのコーヒーの飲みすぎによるものと思われる「消化不良」(31%)。また、「今までにないアレルギー」を訴える人が15%、仕事場の狭さから「閉所恐怖」を感じる人が23%いる。

82%の人が仕事場の環境が健康や精神状態、ひいては労働生産性に影響すると考えており、症状を和らげるためにはどうすればよいかという質問に対しては、「机の上に花を置く」(42%)、「仕事中に音楽を流す」(34%)、「アロマエッセンス」(28%)などの他に、「仕事場にマッサージ師を置く」(32%)という回答も。さらに、中国の風水やバイオ建築の影響か、仕事場そのものを鉄やプラスチックではなく「自然の素材で作る」(57%)、「あちこちに植物を置く」(46%)、「家具に暖かい色を使う」(34%)、「できるだけ自然光を取り入れる」(29%)という回答も出ており、自然志向のイタリア人が少なくないこともわかった。


インフレの影響で露店が繁盛


ユーロ導入後の物価上昇が著しいイタリア。そんなインフレにあえぐイタリア人達は、節約の道を”露店”に見出している。FIVA(露店販売イタリア連合)とイタリア商業連盟Confcommercioの調べによると、イタリアでは現在約15万の会社が露店業を営んでおり、その数はこの6年間で約3万社も増加した。特に、場所を特定しない移動露店商の増加が著しいという。露店商トータルの売上高は年間280億ユーロにのぼり、小売業全体の5分の1を占めるほどになっている。伝統的な商店や高級店が消費低迷の影響を受ける中、露店商の活況が際立った形だ。

品目別に小売業全体に占める露店商売上の割合を見てみると、野菜果物が55〜60%、魚が30〜40%、サラミやチーズが15〜20%、その他食料品が10〜15%、家庭用品雑貨12〜15%、既製服10〜12%、下着10〜15%、ジーンズやシャツ8〜12%、靴5〜8%、などとなっている。

メルカティーニと呼ばれる青空市場は、イタリアの州都全体で毎日1,000ヶ所開かれ、市町村全体では週に一度9,000ヶ所開かれている。
こういった青空市場に通うイタリア人は約2,400万人おり、しかもその半分以上が毎日あるいは週に一度は市場に足を運んでいるという。 ブティックに行くよりも露店の低価格品から納得できる品質のものを選ぶのは、このインフレ下では当然の消費者行動と言えよう。この露店商の活況、いつまで続くのだろうか?


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