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2004/11/01

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


第三四半期 イタリアのGDP 0.4%成長
2004年の成長率 1.2%の予測

このほどイタリア統計局ISTATが、速報として発表した2004年第三四半期(7月―9月)のGDP成長率は、実質0.4%増で、EU全体の平均0.3%をやや上回る数値となった。
特にドイツ、フランス両国が同0.1%という低い数値を記録する中で、イタリアのパフォーマンスが当初の予想よりも改善されていることがあきらかとなった。

とはいえ、ISTATの説明では、この0.4%成長率はサービス業と農業の業績、そして輸出校長によるところが多く、工業生産は第二四半期と比べ0.4%マイナスを示している。実際、9月には、中間財は0.2%増ながら、資本財0.2%減、消費財1.3%減となっている。
なお、2004年のGDP成長率は第一四半期0.5%、第二四半期0.4%であるため、仮に第四四半期の成長率がゼロでも、2004年のGDPは1.2%に達し、2004年の目標値に達すると政府は見解を発表している。
ただ、2005年第一四半期には石油価格高騰とユーロ高の影響が数値に表れる見込みで、FMIは、2004年のイタリアGDP成長率を1.4%、2005年を1.7%という推定値に修正した。


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産業動向 INDUSTRY


「ローコスト・エアー」活況で便数45%増 
地方空港も活性化

10月末に調査機関 Mkt Consulting が発表したデータによると、イタリアでは低価格運賃の航空会社、いわゆる「ローコスト・エアー」の業績が極めて好調なことが明らかとなった。
「ローコスト・エアー」の2003年の乗客数はすでにイタリア国内の航空機総乗客数の13%、を占めており、2004年1月―9月期だけですでに2003年の総数の83%に達している。(イタリア空港連盟 Assaeroporti データ)

現在、2004年―2005年冬季シーズンにむけて、ローコスト・エアーは航空便数の大幅増加を予定しており、2004年の便数は2003年の1056便から45%増の1536便に増加の見込みである。また、発着地も現在の59地点から101地点と71%増となる。
これらローコスト・エアーのイタリアでの総売上高は6億3000万ユーロ(ヨーロッパ全体では50億ユーロ)前後で2008年には15億ユーロ(市場シェア25%)、2012年には25億ユーロ(同36%)に達する見込みだ。
こうした動きにともない、イタリア各地の地方空港もローコスト便の発着空港として利用者を増加させ、活性化している。


世界の高級ブランド品市場 2004年は5%増
米国、ロシア、アジアで回復基調


高級品ブランドメーカーの集まり、アルタガンマALTAGAMMAの市場動向レポートによると、不況で前年比4.4%減のマイナス成長を記録した2003年と比べ、2004年は世界の高級品市場も多少持ち直し、前年比5%増となる見込みだ。

ALTAGAMMAは、世界市場で活躍するイタリアの高級ブランド約50社により1999年に結成された組織。毎年、全世界の200にのぼる高級ブランドとブランド管理運営企業約500社の動向を分析し、レポートにまとめて発表をしている。
同レポートによると、2003年の世界高級ブランドの売上高は全体で約1270億ユーロ。新市場の開拓により長期的には高級ブランド市場は年々生長の見通し。中期的には為替レートが大きく変らない限り、平均して年率5-6%増。

地域的にみると、ヨーロッパは高級ブランドの最も重要な販路ではあるもののシェアは34%に停滞している。特に好調なのは、米国、ロシア、アジア。米国は景気回復が確認されている。ロシアは大きな成長が記録されている。日本は1994年から2003年の間は年間平均7.2%増。中国は消費額は少ないものの2003年の成長率は前年比67%増で、特にメンズものの売れ行きが目覚しい。
業種別の売上をみると、(2003年) ランジェリー 前年比10%増、ジュエリー同5%増、バック・カバン類 4%増、レディスアパレル3%増、化粧品2%増、時計2%増、ネクタイ・スカーフ類 1%増、一方、香水は変化無し、メンズ・アパレル2%減、靴 5%減。


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社会・ライフスタイル LIFESTYLE


ミラノの散歩はたばこ15本分に匹敵?!

イタリアの大都市で問題になっているのが大気汚染。自動車の走行を禁止する"No Car Day"を年に数回実施するなどして対策を施してはいるが、なかなか改善の兆しが見えない。
そんな大気汚染度を裏付けるショッキングな分析結果がこのほど発表された。ミラノ郊外にあるセスト・サン・ジョヴァンニ市民病院が、2000年に環境省が公表した各都市の大気中のベンゼン量のデータを元に分析したところ、ミラノの町を一日散策するのはたばこ15本分を吸うのに等しい、という結果が出た。ミラノの他に"汚染度"の最も高い都市として、パレルモ、トリエステの名前も挙がっている。また、ナポリは9〜11本、フィレンツェ、ジェノヴァ、トリノ、ヴェローナが7〜8本。ローマは意外に少なく、カターニア、フォッジャ、リヴォルノと並んで5〜6本となっている。

「室内で吸うたばこの煙の方がより有害である」との反論も出ているが、イタリアの大都市の空気を吸うことが健康に良いとは言えないのは確かなようだ。


イタリア人が魔法使いだったら


イタリア人の3人に1人が魔法を使うことができれば・・・と考えている。イタリアの雑誌「Astra」が調査機関Demoskopeaの協力で、"魔法"をテーマに調査を行った。14歳から79歳までのイタリア人約4,700万人を網羅するこの調査によると、36.3%が「自分が魔法を使えれば嬉しい」と考え、42.3%が「魔法を使える人が存在すると信じるのは良いことだ」と思っている。そして、7%が「自分は魔法を使えると思う」とも答えている。一方で、「魔法を使えると自慢することは理性や科学に逆らうことだ」と考える人も42.3%いる。

では、魔法を使ってあなたは何をしますかという質問に対し、「他人に対して良いことを行う」と答えた人が89.0%で最も多く、次いで「世界平和を守る」が88.6%、「社会の不正を減らす」85.1%、「病気の治療法を見つける」84.9%となっている。以下、「家族の願いを実現する」(80.8%)、「自分の病気が治る」(79.9%)、「自分が夢見る旅行を実現する」(64.4%)、「自由な時間を持つ」(42.9%)、「金持ちになる」(41.2%)、「新しい仕事を見つける」(30.1%)、「人生をすべて変えてしまう」(21.1%)、「自分の外観を変える」(20.9%)、「自分の性格を変える」(15.8%)、「理想のパートナーを見つける」(15.7%)。
個人の欲求の実現よりも他者のことを第一に考えるあたり、博愛の精神を尊ぶキリスト教の国イタリアらしい。そして、世界の平和や社会の改善を望む人が多いのは、現在の社会情勢を反映していると言えよう。


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