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2004/02/01

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


EU外地域への貿易黒字 31%減少
米国への輸出14.8%減、中国からの輸入15%増

2003年のEU以外の地域との貿易収支の結果が1月末にISTATイタリア統計局 より発表された。

イタリアの貿易は貿易総額の約6割がEU諸国、約4割がEU外地域との貿易で構成されている。このほどの発表では、2003年全体でEU外の地域への輸出額は前年比3.4%減で1199億7100万ユーロ。輸入額は1107億4100万ユーロで前年並み。貿易収支は92億3000万ユーロの黒字にとどまり、2002年の134億800万から31,2%と大幅に減少し、過去3年間で最低値を記録した。

なお業種別にみると、輸出が好調だったのは、精錬石油製品9.4%増、農産物4.2%増、一方、不調だったのは、輸送機器10.7%減、木製品9.7%減、繊維アパレル2.4%減。一方、輸入については、家具が10.8%増加しているのが特色である。

国別では、アメリカへの輸出が14.8%減少しており、アメリカとの貿易黒字は2002年の130億ユーロから116億ユーロへと減少した。逆に中国からの輸入が15%増と大幅に増加し、同国との貿易収支は56億ユーロの赤字に達し、OPEC諸国との赤字約67億ユーロに近づく勢いをみせている。


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産業動向 INDUSTRY


スキー靴産地 売り上げ 10-15%増
生産のグローバル化体制整う

スキー靴生産産地として有名なモンッテベッルーノMontebellunoが、極めて好調な生産動向を示し、今シーズンの生産が前年比10-15%に達する予想が1月中旬に速報の形で報告された。

モンテッベッルーノは、北イタリアのベネト州、トレヴィーゾ県の北部に位置し、スキー靴をはじめ、スキー用ウエアなどウインタースポーツをキーとした物づくりの産地。

同産地は、近年、不況が続き、2002年には生産量で前年比1.3%減、生産額で同11.5%減と厳しい事態を記録した。2003年に入って、スキー靴だけでなく、アフタースキー用シューズや、スノーボード用、山スキー用、さらにはアイススケート用シューズまで好調で、2003年の最終データは、シューズ関係が15%増、スキーウエア関連が10-15%増に達する見込みだ。

業績改善の背景には、イタリアで最近、スキー休暇への人気が加速していることに加えて、同産地の主要企業において、生産グローバル化体制の構築がほぼ完了したことによるとされている。すなわち、中国などへ生産移転を進める一方で、同産地内ではデザイン、マーケティング、生産管理の3機能を強化し、国際競争力を維持していくという新しい産地モデルの形成である。

市町村別GDP ローマ市がナンバーワンに
住民一人当たりではベルガモの小都市

このほど、 社会経済調査機関CENSISが、GDPイタリア国内総生産を、国内8101におよぶ市町村(Comune)別に分析した調査結果が発表された。2000年のGDP 1兆1626億ユーロをベースとした分析では、ローマ市が740億ユーロで全体の6.45%と、ミラノ市の4.74%を引き離してトップの座にあることがあきらかとなった。3位はトリノ市2.19%、4位がナポリ市1.51%。5位ジェノバ1.30%、6位ボローニャ1.01%、7位フィレンツエ1.00%、8位パレルモ0.94%、9位ヴェネツイア0.72% 10位バーリ0.64%。

一方、住民一人当たりのGDPは、イタリア全体では20400ユーロ。県庁所在地の中では、ミラノ市が43800ユーロでトップ。2位はブレーシャ市36900ユーロ。3位がフィレンツエ市32600ユーロ。しかし、8101ある全国の総市町村の中で一人当たりのGDPが最も高いのはロンバルディア州ベルガモ県のオリオ・アル・セリオ市Orio al Serio。第二位が、ピエモンテ州トリノ県のスカルマーニョScarmagno, 第三位がロンバルディア州ミラノ県アッサーゴ市Assago とすべて小規模の市町村となっている。

なお、同報告書では、イタリアの豊かさをつくっている地域システムとしては、北イタリアでは、トリノ・イヴレア地域、ミラノ・コモ・ヴァレーゼ地域、ベネト地域、エミリア・ロマーニャ地域。中部イタリアでは、トスカーナ地域、ローマ地域。そして南イタリアでは、プーリアと大ナポリ、そしてシチリアのカターニア地域をあげている。

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社会・ライフスタイル LIFESTYLE


高校卒業資格試験マトゥリタの科目発表

イタリアの高校卒業試験の科目が先月17日に発表された。
マトゥリタ(Maturita’)と呼ばれるこの試験は、高校卒業資格を得るためには必須の国家試験。全国共通だが、高校の種類によって試験科目が異なってくる。
モラッティ教育相が発表した2004年のマトゥリタの試験科目を見ると、今年も昨年同様に、外国語の試験が多く科せられている。
教育改革案の中に「小学校からの外国語教育」を入れていることからもわかるように「外国語教育」はモラッティ教育相が力を入れている点で、 いわゆる文科高校のリチェオ・クラッシコ(Liceo Classico)や外国語高校のリチェオ・リングイスティコ(Liceo Linguistico)だけでなく、多くの学校で英語の試験が行われる。
リチェオ・クラッシコに対しては、ここしばらく試験科目として登場しなかったギリシア語の試験が科せられた。(ちなみに理科高校リチェオ・シェンティフィコ(Liceo Scentifico)は数学である。)
また、様々ある専門学校イスティトゥート・テクニコ(Istituto Tecnico)に対して、「企業経済」「経済政策」「農業経済」など経済に関わる議題が科せられた点も目新しい。

2004年のマトゥリタに参加する学生は480,000人で、6月16日にまずイタリア語の試験から始まる。その後、高校の種類別に定められた科目の筆記試験が行われ、最後にそれぞれの高校の先生達が行う最終試験で終了する。


昨年のミラノの犯罪状況


先月の17日、「法曹界の一年annogiudiziario」の始まりを告げる開会式が全国26の高等裁判所で行われ、ミラノでは検察長官マリオ・ブランディーニが2002年7月から2003年6月末までのミラノ高等裁判所管轄地区での犯罪状況についてまとめた。

増えているのが、詐欺、強盗、殺人事件。故意の殺人が前年の129件から150件に、強盗が5,840件から6,221件に、窃盗は115,000件から131,000件に増えた。詐欺事件も8,099件から10,460件と前年比25%以上の増加を示した。毎日360人のミラノ市民が窃盗にあい、30人が詐欺にあっている計算だ。
また、最近の経済情勢を反映して、破産詐欺事件が691件から846件に増えている。

一方、わずかながら減少したのが殺人未遂(162件から152件)。また、交通法改正による罰則強化の効果があがり、交通事故による過失致死が1,049件から739件に減った。

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