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2003/12/01

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


2003年7-9月期 
イタリアの企業総数 26000社増加

イタリア商工会議所連盟Unioncamere が10月末に、2003年第三四半期の全国企業開業・廃業数を公表した。これによるとイタリア各地の商工会議所法人登録名簿に7月―9月の間に新規登録された法人数は全国で69758社。一方、廃業登録をした法人数は43,959社。差し引きで、25,799社の増加となっている。

2003年6月末現在の登録法人総数は、4,868,082事業所であり、当期間の変化は0.53%増となり、前年同期の0.5%増に対し微増を示した。
業種別では、建設業6106社、商業4000社、不動産業2139社の増加となっている。

当期の特色としては、全国レベルでは企業数0.53%増のところ、中部イタリアでは同0.68%を記録し、イタリア中部が初めて、イタリア北部よりもダイナミックな動きを示したことだ。業種別では、建設業が1535社増加、商業と旅行業あわせて1495社増加となっている。

特に、ローマを州都とするラツイオ州は、今期の企業増加実数(新規開業から廃業数を引いた数)が4263企業と、イタリア全州のうちで最も高い数値を記録している。

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産業動向 INDUSTRY


シエナ県:産業面でも業績大きくアップ
公的機関と民間の協力が成功の鍵

文化芸術、そして生活の質が高いことで知られるトスカーナ州シエナ県が、産業経済面でも近年、多大な成長を記録したことが明らかとなった。イタリア商工会議所連盟Unioncamereと同研究所が、イタリア全県103県について1995年から2002年の8年間における一人当りGDPの推移を分析したところ、シエナ県が最も大きくランクアップしたことが示されたものだ。同県は、2002年の一人当たりのGDPが21827ユーロで、この8年間の間に、イタリア全県103県の中での順位が第47位から第29位と18位も上昇している。

同調査では、シエナ県の「勝因」の背景として、技術開発の強化、第三次産業の躍進、そして著しい危機に見舞われた企業や産地がなかったこと、さらに大学、地方自治体など公的機関と民間の協力関係の強さを指摘している。特に民間機関としては、イタリア最大の銀行の一つでシエナに本社を持つモンテ・ディ・パスキMonte Dei Paschi や同財団の積極的な地元への投資が大きな要因となったようだ。その結果、同県では最先端研究開発分野での海外からの投資誘致に成功し、シエナ・サイエンスパークも近々に開設される。

「企業活動の国外化」経営者意識調査
イタリア北東部財団発表 

アドリア海の中心港として知られるトリエステ市で、イタリア北東部財団Foundazione Nord Est が、同地域における企業の新しいモデルについての調査報告を発表した。イタリアの「北東部」とはヴェネト州(州都ヴェネツイア市)や、旧ユーゴスラビア領隣接のフリウリ・ヴェネツイア・ジュリア州(同トリエステ市)を示すワーズだ。同地域は、地理的、歴史的に東欧諸国と強いつながりを持っている。中小企業の集積している同地域では10年以上前から東欧地域への生産の国外化が進んでいるが、最近では、国外化の対象は東欧以外にも広がってきている。実際、ルーマニアからの陸地輸送よりも中国からの船舶輸送の方がコスト安など、物流システム環境が激変している今、中国や南米も生産国外化のターゲットとなってきている。実際、今後、国外化を進めていきたい対象地域としては、1位が中国、2位ロシア、3位ブラジル、4位インド、5位ベトナムとなっている。

また、地元企業経営者の意識調査では、次のような興味深いデータが発表された。「企業は特定の業務に限って、企業活動の国外化をするべきである。企画部門は国外化すべきでない」93.8% 「企業活動の国外化は競争力を維持するためにはやむをえない」82.8% 「企業活動の国外化は、国外市場に進出するための企業戦略である」76.6% 「企業活動の国外化は、市場の景気に作用される症状である」39.1% 「企業活動の国外化は、このイタリア北東部の力を弱くする」32.9% 「企業活動の国外化は、大規模企業だけの問題である」32.8% 「企業は、あらゆる業務を漸進的に国外へ移行しなければならない」14.0% 「企業活動の国外化は対象国の経済や社会に対し、何も与えることなく、搾取するだけである」9.4%。

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社会・ライフスタイル LIFESTYLE


テロ犠牲者の葬儀で、全国民が悲しみを分かち合う

先月起きたイラクのイタリア警察軍司令部への自爆テロで亡くなったイタリア人兵士ら19人の国葬が18日、ローマのサン・パオロ大聖堂で行われた。
前日17日に、遺体を納めた棺がヴェネツィア広場にあるヴィットリアーノ統一記念堂内に運ばれ、最後の遺体を迎えに空港まで赴いたチャンピ大統領を筆頭に、政界第一人者が次々と弔意を表しに訪れた。さらに、19人ものイタリア人が犠牲になったことにショックを受けた多くの国民が朝はやくから記念堂に駈け付けた。集まった人は50万人以上。棺が置かれた部屋に入るまで何時間も待つことをいとわない国民たちの列は翌日未明まで続いた。広場は手向けられた花束でびっしり覆われた。

翌朝、棺はサン・パオロ大聖堂まで運ばれ、厳かな雰囲気のなか国葬が執り行われた。教会の周りには大型スクリーンが設置され、教会前の広場に集まった約5万の人たちにも葬儀の様子が伝えられた。また、国営テレビRAIや民放ラ・セッテ(La 7)などがコマーシャルなしで葬儀を中継。RAIは一日中、コマーシャルを自粛した。

この日は全国のあちこちで半旗が掲げられ、国葬の始まった11時半には各地でそれぞれが犠牲者に対する追悼の意を表した。黙祷を捧げる学校、店の電気を消し、シャッターを下ろす商店、ナポリとジェノヴァの港に停泊する船は合笛をならした。ローマの地下鉄は3分間だけ運行を中断、葬儀の様子を伝えるラジオ放送が流された。フィレンツェのドゥオーモとウッフィツィ美術館は10分間入場を閉鎖。ミラノの裁判所は審理を、ミランとローマのサッカー選手はトレーニングを一時中断・・・イタリア全国民が、この時間、悲しみを共にした。

自爆テロがあったナッシリアはイラク南部にあり、イタリアは陸空海軍と国防省管轄の軍警察(カラビニエーリ)約3000人を派遣している。犠牲となった兵士達は現地の治安維持活動に従事していた。イタリア国民の多くがイラク戦争に関しては反対の立場をとってきていた。しかし今回、イタリアが初めてテロ攻撃の直接の対象となったことで、「テロに屈っしてはならない」という論調に傾きつつあるようだ。しかし、葬儀でルイーニ枢機卿が祈祷の際に言った「(テロリストを)憎みはしない」という言葉も熟考に値するのではないだろうか。 .

 

イタリアの少年少女の夢は「有名人になること」?

このほどイタリアの会社が思春期前の少年少女達の行動や考え方に関する調査を行った。

イタリア九つの地方の11歳から14歳の少年少女1200人を対象に「大きくなったら何になりたいか」という質問を出したところ、男子のトップは「サッカー選手」の15.4%、次いで「エンジニア」(7.3%)、「医者」(6.3%)と続き、人気がなかったのが「政治家」(0.7%)、「検察官や裁判官」(0.2%)だった。一方、女子の方は「有名人」というのが11.3%でトップ。「医者」(9.9%)、「教師」(8.8%)と続く。そして、最も人気のないのが「主婦」の0.2%。面白いことに「主婦になりたい」と答えた少女はイタリアの中部・南部に限られ、北部で「主婦になりたい」少女は0だった。

また、少年少女たちにとって「有名になること」(66%)が、「金持ちになること」(20%)や「権力を持つこと」(10%)よりも第一らしい。

「自由」と「友情」を選ぶとすると、71.8%が友情をとり、友を選ぶときに「外見がきれいであること」や「金持ちであること」はあまり関係なく、「感じが良く」(96.7%)、「誠実」(95.7%)で、「しつけがいい」(80.1%)が大事。

有名人になることを夢見つつ、現実には友との誠実な関係を求めるのは、どこの国の少年少女も同じだろうか。


 

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