JAPAN-ITALY Business On-line
0 BUSINESS ON-LINEITALY NEWS

NEWS

2003/05/01

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


2月の工業生産 マイナス1.2%
エネルギー部門は10%増

ISTATの発表によると、2003年2月の工業生産指数(2000年=100)は、98.6で、2002年同月比は1.2%マイナス。

各部門ごとに業績には開きが大きく、好調なのは、電気、ガス、水道などエネルギー部門で、前年同月比10%増。家具・木製品部門 3.9%増、非鉄金属加工2.8%増など。一方、不振なのは、交通輸送機器12.2%減、各種製造部門10.1%減、繊維アパレル7.9%減、電気機器・精密機器7.3%減、皮革・製靴2.9%減など。用途別では、消費財がマイナス3%、設備機材が2.8%、中間財がマイナス2.1%。

経済研究分析機関ISAEでは、2月の工業生産不振の一因には、イタリア中部―南部をおそった悪天候もあげられるとしている。なおISAEの推定では3月も同傾向が続き、景気回復は4月以降。

TOP
産業動向 INDUSTRY


ミ家電製品の輸出量 10%の伸び
国内市場は、システムキッチン用タイプが好調

2003年1月―3月期のイタリアの家電製品輸出量が、2002年10月―12月期に比べ、10%の伸びを示し、西ヨーロッパだけでなく、ロシアを含む東欧市場でもイタリア家電メーカーの優位が明らかとなった。家電の部品メーカーも業績は好調で、北米市場でも売り上げを増加させている。

家電メーカーの業界団体ANIEのデータでは、イタリアの白物家電のトップスターは洗濯機で、生産量、輸出量、いずれも約4割を占めている。欧州のメーカーや大型流通チェーンで、価格競争が厳しさを増す中で、イタリア製洗濯機は価格競争力を維持している。また、小物家電についても、アジア諸国から安価な製品が大量に流れ込んでいるものの、イタリア製品の輸出量は、2002年同期比と比べて増加する健闘振りを示している。

一方、イタリア国内市場での販売量は、冷蔵庫、冷凍庫、オーブン類、洗濯機など大型家電は全体で昨年比3%増、小物家電類は9―10%の増加を記録した。なお、大型家電類で、売り上げの伸びが高いのは、単体ものではなく、システムキッチンの組み込み用製品。皿洗い機は全体の65%、冷蔵庫も50%が、すでに、組み込み式タイプだ。いずれも、素材、デザイン、機能など多彩で、単体ものより価格は非常に高いものの人気の主流となっている。

輸入野菜・果物 拡大 前年比9.7%増
EU圏外からの輸入伸び顕著

4月末に2002年におけるイタリアの野菜・果物類の貿易データが発表された。それによると、2002年の野菜、果物、柑橘類の輸出総量は、365万トンで、前年比4.1%減。額では28億2000万ユーロで、同2.3%減。一方、輸入量は238万トンで前年比9.7%増、額は18億3000万ユーロ、同8.7%増。同分野の貿易収支は、プラス9億8000万ユーロ強で「黒字」であるものの、前年に比べると、黒字額は18%も減少している。

輸入先は、EU内からが135万トン、EU以外からが102万トンだが、EU以外からの輸入の伸びが著しく17.7%増。特に、エクアドル、チリ、南アメリカ諸国やエジプト等からの攻勢を受けている。

一方、輸出先は、ドイツ、スペイン、フランス、英国などEU内が287万トン、EU外は、778万トンとEU圏内が大多数を占めている。

TOP
社会・ライフスタイル LIFESTYLE


高齢者の離婚増え、孤独への不安台頭

ここ数年、イタリアでも離婚(95〜00年の5年間で37.5%増)、別居(同39%増)が急増しているが、なかでも50歳代のカップルのそれらが目立っている。現在60歳以上のカップルがシングルになる主な原因は伴侶の死去。しかし近い将来には、離婚によるシングルが、伴侶との死別によるシングルの数を上回るものとみられている。これに高寿命化(2002年時点で女性の平均寿命82.9歳、男性76.7歳)の現実を加味すると、15〜20年の長い老後をシングルとして過ごす高齢者がこれからますます増えるものとみられている。

同時に少子化で社会の高齢化も加速、2050年にはイタリアの総人口に占める65歳以上人口は2002年の18.5%から34.4%に増加する。また80歳以上人口は4.3%から14%に増加すると予想されている。子供がいても一人というこれからの時代、いったい誰が高齢シングルの面倒を見るのか?また、幸いにして身体が健やかな場合でも、心の孤独にどう向き合えばいいのか。

幸いイタリアの家族の結束は隣国フランス、またはその他の欧米諸国に比べて強く、現在多くの高齢シングルは家族と同居、または家族の近くに住まう。しかし、人口社会政策研究所の所長プリエーゼ氏は「おそらく今後もイタリアの家族の結束は強くあり続けるだろうが、同時に家族という概念に文化的な変容も生まれてくるのではないだろうか。とくに、女性は男性よりも一般的に自立しており、女性同士で共同生活を送ることにメリットを見出す人が増えるだろう。今後は血縁のあるなしにかかわらず、シングルの高齢女性同士による共同生活が増えるのではないだろうか」。

 


 

TOP
経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER



ご質問・ご意見は/e-mail:jdesk@japanitaly.com
www.japanitaly.com
(C)JAPANITALY.COM S.r.l-Milano All right reserved.