JAPAN-ITALY Business On-line
0 BUSINESS ON-LINEITALY NEWS

NEWS

2003/04/01

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


雇用の増加にブレーキ

国立統計局によれば、2003年1月の就業者数は2千182万4千人で、前年同月に比べ0.8%増加した。すなわち、景気の足踏み状態が続いているにもかかわらず、この1年間でイタリアの雇用は約18万増加したことになる。しかしながら、これは98年4月の0.9%以来、最も低い伸び率だ。

一方、2003年1月の失業率は9.1%で、前年同月の9.2%に比べ若干低下。しかし、昨年10月の8.9%からは上昇している。また、15〜64歳までの就業率は55.4%で、前年同月に比べ0.5%上昇。うち、サラリーマンは15万9千人増加(内、10万3千人が正規従業員)した。また、失業率の南北差は相変わらず大きく、北部では約4%の失業率が、南部では18.6%にも達している。

なお、3月の工業生産速報値は前月比−0.4%と、2月の前月比−0.5%に引き続き低下した。ヴィート・タンツィ経済次官は、2.3%と予測されている2003年のGDP成長率は「おそらく下方修正されるだろう」と発言。IMFはすでにイタリアのGDP 成長率を1.3%に下方修正している。

TOP
産業動向 INDUSTRY


ミラノのオフィス賃貸料、世界で第八位
物流用不動産もミラノ周辺地域に集中

国際不動産企業、Cushuman&Wakefield (C&W)がこのたび発表した「世界不動産レポート(2002年)」によると、2002年のミラノ市内のオフィス賃貸料が、世界の都市の中で第八位に入ったことが明らかとなった。なお、第一位は、ロンドンで一平米当たりの年間家賃が1478ユーロ。第二位は東京で同1104ユーロ。ミラノは第八位で同624ユーロ。昨年は同10位だった。

イタリア国内の他都市については、オフィス物件需要が増大しているボローニャで、前年比29%アップの235ユーロとなった。 また、ミラノ市郊外でも家賃上昇率は前年比21%増で294ユーロ。ナポリ市も、前年比10%増で235ユーロ。

一方、工場など工業用不動産については、ローマおよびミラノの工業地域は世界の都市ランキングでは21位。賃貸料は、管理費込みで年間平米あたり72ユーロと推定されている。同分野で世界で最も高いロンドン・ヒースロー地域は同264ユーロ、第二位の米国サンフランシスコ地域は206ユーロ。

また、ミラノ地域には、倉庫や配送センターなど運輸・物流用不動産があわせて380万平米存在し、イタリア全体の25%が同地域に集中しており、さらに、ミラノ市とマルペンサ国際空港間のエリアに60万平米以上の新規プロジェクトが予定されている。

TOP
社会・ライフスタイル LIFESTYLE


2002年の新年金受給者、5人に1人は54歳未満

INPS(全国社会保障保険公社)によれば、2002年の新年金受給者は48万6千人で、 2001年に比べ25%減少した。内、9万750人は54歳未満の早期受給者で、新年金受 給者の約5人に1人を占めている。これら早期受給者のうち、サラリーマンは 57460人で、前年に比べ17.6%増加。サラリーマン以外の早期受給者は、職人 5006人、自営農民5547人、商売人3806人など。

一方、平均年金受給月額は2001年の657ユーロから11%増加し、723ユーロに。ま た年金受給月額が516ユーロ(旧百万リラ)以下の新年金受給者は新年金受給者 全体の約44%で、2001年に比べ27.5%減少した。

従来イタリアの年金制度は受給者に極端に寛大であり、年金支払い負担はヨー ロッパの中でも突出(GDPの約14%)、EUからも改革をせまられていた。結果、 95年、それまでの退職時の給与にリンクした年金支給から保険料拠出額に応じた 年金支給に変更、加えて早期受給を是正するなどの年金改革が実施された。

しかしながら、95年時点ですでに18年間以上保険料を支払っている労働者に対し ては改革前の制度が適用される「温存改革」であったため、労働者全員に新制度 が適用されるのは2036年以降。心ある向きからは「財政負担を軽減し、世代間の 不公平をなくすためにより厳しい改革が必要だ」という声が上がっている。

 

両親不在で祖父母が子育てに大活躍

イタリアの経済の中心、ロンバルディア州では55%の家庭が共働き。子どものい ないDINKSも少なくないが、はたして子どものいる家庭では子育てはどうしてい るのか…?
答えはおじいちゃんとおばあちゃん。ミラノでも平日の昼間、公園は孫と遊ぶお じいちゃん、おばあちゃんの姿で一杯だ。

「孫の世話は心の健康にもとてもいい。まるで生まれ変わったようだ。娘も親が 見てくれるということで、安心している」、「今までは仕事や友人と会うことに 忙しかったけれど、孫が成長する姿を見届けるという、人生の新たな目的ができ た」、「孫の世話はまるでフルタイムの仕事のように大変だけれど、満足感があ る。ベビーシッターという選択肢もあるけれど、それは高くつく解決策」、「孫 の世話は、子育てをもう一度やるようなものだけれど、親ではないから、心配し すぎることなく、おおらかな気分でいられて楽しい」…などなど、子育てを手伝 うおじいちゃん、おばあちゃんの反応はおおむね肯定的。

専門家も「祖父母に育てられたほうが、創造性がつく。祖父母は親としての役割 から解放されているので、多少の悪ふざけにも目をつぶれる。水たまりを踏んづ けたり、土遊びをして泥だらけになったり、子どもがよりのびのびと遊べる」、 また、祖父母にとっても「子育てに再度かかわることにより、自由と若さを取り 戻すことができる」と、祖父母が子育てに関わることの効用を強調。
少子化が進み家族のサイズが小さくなった現代イタリアでも、世代を超えた家族 の絆の強さ、および家族間の相互扶助は顕在のようだ。





 

TOP
経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER



ご質問・ご意見は/e-mail:jdesk@japanitaly.com
www.japanitaly.com
(C)JAPANITALY.COM S.r.l-Milano All right reserved.