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2002/12/01

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


11月のインフレ率+2.8%

国立統計局(Istat)の発表によると、11月のインフレ率は前年同月比+2.8%を 記録、2001年8月以来、最も高い数値となった。
物価上昇が目立つ項目は、家具・家事用品/サービス(前月比+0.6%)と保健医 療サービス・健康用品(同+0.5%)。
一年を通してみると、レストラン、ホテルなどのサービス業種の価格・料金が平 均4.8%上昇、食品や清涼飲料、都市交通を含む交通機関料金もそれぞれ3.5%、 3.3%値上りしている。

研究開発のための税金

イタリア工業家連盟(Confindustria)のダマート会長は、「いまだに、研究開発 に投資すべきかどうかとの議論があること自体、政府や議会が現時点で問題の重 大性を過小評価していることを示している」と発言。同時に研究に当てられる財 源は「透明性と責任」を伴うべきとして、来年度予算内に研究開発に充当するこ とを義務付けた税を盛り込むよう提案した。同会長は、問題は単に金銭面だけに あるのではなく、「労働市場改革の停滞も研究開発に大きな打撃をもたらす」と の見解を示した。

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産業動向 INDUSTRY


イタリア有名商店街の家賃、軒並みアップ
モンテナポレオーネは前年比9.2%増。世界14位に

11月初めに発表されたCushman&Wakefield の世界商業市街地賃貸価格調査 (2002年)によると、ミラノのファッション中心地、モンテナポレオーネ通りVia Montenapoleoneの賃貸価格は、2001年の世界18位から4ポイント上がって14位、 1平米当たり年間平均家賃が1860ユーロであることがあきらかとなった。世界一 の家賃はニューヨークのFifth Avenueで同7629ユーロ、二位はパリのAv. Champs Elysees同6287ユーロ。東京の銀座は10位で2212ユーロ。

モンテナポレオーネ通りの家賃は前年比9.2%高。やはりミラノ中心地のスピガ 通りVia Spigaは前年比17.4%高で1395ユーロ、ヴィットリオ・エマヌエレ通り Corso Vittorio Emanueleは同9.9%増で1560ユーロと、両通りとも家賃上昇率は モンテナポレオーネ通りを上回っている。

興味深いのは、ヨーロッパの家賃上昇の著しい商店街ベスト10にイタリアの通り が3つ入っていること。ボローニャのガッレリア・カヴールGalleria Cavourが3 位(23.5%増、1340ユーロ)、ミラノのスピガ通りが6位(前述)、ナポリのVia Toledo が9位( 16.9%、725ユーロ)の順となっている。

一方、ローマ最大の目抜き通りコンドッティ通りVia Condottiは、上昇率は比較 的落ち着いており6.5%増の1705ユーロ。一方、コルソ通りVia del Corsoは11.9% 増で1445ユーロ。

雑誌FORBES 世界中小企業200社に
イタリア企業7社エントリー

米国のビジネス誌FORBESの「世界の中小企業ベスト200社」に、イタリア企業7社 がエントリーした。同誌の「中小企業」の基準は年間売上高が10億ドル(約10億 1500万ユーロ)以下の企業。

選ばれらたイタリア企業は、Bulgari(ジュエリー、売上高6億7700万ユーロ), Campari(アルコール飲料、同4億5400万ユーロ), Ducati Motors(高級オート バイ、3億6800万ユーロ), Interpump(ポンプ、3億8400万ユーロ), Natuzzi (ソファー類、7億1200万ユーロ), Permsteelisa(高層ビル建設、6億6500万 ユーロ)、Recordati (薬品、3億9100万ユーロ)。いずれも、イタリアあるい は海外市場での上場企業。

なお、「ベスト200社」は、世界31ケ国からセレクトされており、一番エント リー企業の多いのはフランスで15社、次にインド13社、日本および香港が12社と なっている。

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社会・ライフスタイル LIFESTYLE


クリスマス・ショッピングで景気回復?

ユーロ導入による物価上昇で消費冷えが顕著になり始めた9月、ベルルスコーニ 首相が「イタリア人の皆さん、消費をして景気回復を助けましょう」といって国 民のひんしゅくを買ったことは記憶に新しいが、クリスマス商戦を前に今度はイ タリア最大の商業連盟、Confcommercioの会長が、「クリスマスに買うプレゼン トを一つ増やして、景気を上向かせよう」と消費者に訴えた。

Confcommercioの調査によれば、今年、平均的な家族によるクリスマスのための 予想支出は586ユーロ。ユーロ導入前の2001年の同支出は590ユーロで、実際には 0.7%の低下にとどまっている。日常的な生活の中では節約をしても、クリスマ スに家族、親しい友人の間で派手にプレゼントを交換するこの習慣に手をつける ところまでには至っていないようだ。

ちなみに、この時期会社員に支給されるクリスマス・ボーナスTredicesima (一ヶ月分の給与に相当)は総額390億ユーロにのぼり、うち42%の130億ユーロ がクリスマスのプレゼントの購入に使われるものとみられている。その内訳はと いうと、39%が食料品、20.1%が洋服および毛皮、7%がインテリア用品、6.3% が本。

クリスマスのイルミネーションが施されたショッピング・ストリートでは、早く もたくさんのショッピングバッグで両手を一杯にする人、「クリスマスのプレゼ ントを買うのは毎年憂鬱だ、あまりにも商業的すぎる」とぼやく向きと、いろい ろだが、さあ実際ふたを開けてみて「景気回復」なることやら・・・。

 

温暖化現象? 北イタリアで大雨、河川氾濫など大被害

エトナ山の噴火、モリーゼの地震と、このところイタリアで自然災害が続いてい るが、今度は北イタリアの二週間以上におよぶ大雨で河川や湖が氾濫、リグーリ ア、ピエモンテ、ロンバルディア、フリウリ・ヴェネツイア・ジュリア、ヴェネ ト、トレンティーノの6州が緊急事態を宣言した。ロンバルディア州だけで八千 人が床上浸水のために緊急避難、ジェノバでは六万人に水道水の供給がストッ プ。濁流に飲み込まれて死亡者も出ている。ミラノの都心部でも水が道路にあふ れ一部交通止めになったほか、鉄道、地下鉄が一部ストップした。政府は被害規 模が把握でき次第、復旧のための予算を確保することを検討中。現在農業だけで も3億5千万ユーロの被害が推測されている。

北イタリア平野部の11月の平均降雨量は80ミリだが、今回の大雨で今年は306ミ リに達した模様。元々イタリアは秋に降雨量が多い。これは、南から吹く暖かく 湿った風が、大西洋からの冷たい風とぶつかるため。が、90年代に入ってからは ほぼ毎年のように秋の降雨量が60〜90年代の秋の平均降雨量を20%前後超えてい る。また、過去50年に起きた洪水のうち、被害が大きかった5つの洪水のうちの3 つが過去10年に集中している。気象の専門家によれば、90年代に入り地中海の海 水の温度が2〜3度上昇したために、地中海上の空気の湿度および温度が上昇して おり、冷たい空気が吹き込むこの時期、大気がより不安定な状態になるという。 専門家や被害を受けた住民は、秋の大雨はもはや一時的な現象でないとして、抜 本的な対策をとるよう行政に求めている。





 

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