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2002/10/01

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


インフレ、年率2.6%に上昇

Istat(国立統計局)の発表によると、9月のインフレ率は対前月比+0.2%、年率 では2001年9月以来最も高い+2.6%を記録した。 9月に大きな価格上昇の見られた部門は、ホテル、レストラン、公共サービスな どで、年率にして+4.8%を記録した。そのほかでは、教育関連の諸料金・価格 +3.7%、食品・飲料+3.1%、娯楽部門+3.2%、衣料・靴+3.0%の値上がりが みとめられた。

労働争議:ストで失われた労働時間475%増

Istatによると、2002年の8ヶ月間に労働争議で失われた労働時間は、2千5百万時 間に相当し、前年の同期間と比べて475%の増加となった。 「失われた時」の三分の二以上が、直接の労使間の争議ではなく、政府による労 働者憲章第18条の修正に反対する四月の抗議行動(70.8%)に原因している。 労使間交渉で失われた時間は、賃上げ要求(82万7千時間)、労働契約更新要求 (42万4千時間)が主な理由であるが、2002年1月の時点では、労使間争議に関 連する喪失時間は前年同期に比して48.9%減少していた。 ストに訴えた産業部門としては機械金属工業部門(55万8千時間)がトップで、 労働契約更新とともに通貨切り替えに伴う過剰労働に抗議した金融部門(31万5 千時間)が続く。

国内総生産成長率を0.6%に下方修正

政府は、国家財政の状況説明を求める野党の動議により、初めて困難な現状を認 め、Dpef(経済・財政計画)の基礎となっているPil(国内総生産)成長率を2002 年に関して1.3%から0.6%に修正した。同時に2003年の成長率も2.9%から2.3% に下方修正することを余儀なくされた。
トレモンティ財務相によれば、成長率の低下の主な原因は、国際的な景気低迷、 株式市場の不安定な動向、原油価格を巡る緊張、生産活力の予定外の低下にあるとされる。
同相は、累積赤字も同時に増加し、2002年Pil対比1.1%の政府目標達成は困難 で、2%前後となるものと予測しながらも、2003年に関しては、Dpefで推定され ている0.8%に近い数字になるとの楽観的な見解を示した。

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産業動向 INDUSTRY


不動産市場需給ひっ迫、5年で42%価格上昇

ここ数年の低金利、株価下落などを背景に不動産の需要が高まっており、需給が ひっ迫している。この5年間で不動産価格は42%上昇。92年の不動産ブーム時の 最高価格に限りなく近づいている(インフレを加味しなければ一平米当りの価格 は92年をすでに超過)。

大手不動産会社Gabettiの調査によれば、年間150万ある不動産需要のうち売買が成立するのは半数のみ。とくに都市部で在庫が低下していることに加え、平均築 年数が45年と古い物件が多いことも売買が成立しにくい要因。

この傾向はしばらく続くと見られるものの、過去の市場のサイクルから判断する と、まもなく価格の調整局面に入るとみる向きもある。

スタイリッシュなスポーツシューズの売上げ好調

スポーツをするときには足への負担を軽くし、街を歩くときには装いを一段と ファッショナブルにする、そんな機能的かつおしゃれなマルチ・ユースのスポー ツシューズの売り上げが好調だ。

街では、たとえばスーツとあわせることにより、フォーマルとカジュアルの組み 合わせが「粋」なスタイルを生みだす。一方、カジュアルファッションとあわせ れば、装いの格を一段あげてくれる。ファッショントレンドと蜜に連携し、常に 新しい色、デザイン、素材を提案。価格はものによっては高質の皮靴に勝るとも 劣らないほどで、アーバントレンディファッションに欠かせない要素になってき ている。

このスポーツシューズ、2001年の生産、売り上げは1670万足、4億8千万ユーロ (内、輸出は920万足、2億5千2百万ユーロ)を記録している。

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社会・ライフスタイル LIFESTYLE


この秋の流行は「柔らかい」「気持ちよい」

イタリアのこの秋の流行は「クッションで一杯のふかふかソファー」、「手編みのたっぷりとしたカーディガン」、「くまのぬいぐるみなど、子どもの頃を思い出させてくれる小物」、「ホットチョコレート」、「毛の長いふわふわのじゅうたん」…。社会学者によれば、サッカーセリエAの経営危機(ちなみにこれはイタリア人にとってはかなりの重大事)に始まり、天候不順(今年の夏は記録的な冷夏多雨)、フィアットの業績悪化に代表される不景気、ユーロ導入による物価上昇と、先の見えにくい不確かな時代を反映して、今、「柔らかいもの」、「気持ちの良いもの」、「安心感を与えてくれるもの」が求められているという。そういわれてみると、確かに街のウインドーで見るジャケットにはえり周りにふわふわした毛皮がついているものが多い。以下、この秋のその他のトレンドだ。

家具・インテリア ― 「快適で安心できる自分の家で過ごしたい」という家ごもり志向が増えるため、インテリア類は好調。これまではやっていたプラスチックやメタルなどの冷たい素材や超モダンなインテリアよりも、木などの素材や暖かい感じが好まれる。

ファッション ― 小さい頃に読んだ「赤毛のアン」を思わせるような生地やカット。色は明るい白、確実さを象徴する黒。レース、パッチワーク、ビロード、手編みのセーター、フリンジ、ブーツなど、バロック、フォーク、カントリー調のもの。

小さな出費の増加 ― 車、家などの中長期的な大きな出費は控えられ、映画、外食、本、CD、など、日々の生活に彩りを与えてくれる小規模の出費が増加。

ヘドニズム(快楽主義) ― 9月11日のテロ事件で日々の生活のもろさを目当たりにし、「楽しめるときに楽しまなくては」という傾向が目立っている。スパ・リゾートでのリラックス休暇、マッサージ、美容関連商品が好調。

 

イタリア人の体重過多・肥満増加

イタリア人の体重が増えている。成人男性の56.4%、女性の25.9%が体重過多もしくは肥満体。肥満率に関してはアメリカ人のそれに勝るとも劣らないという。また、7〜9歳までの子どもの体重過多・肥満率は36.4%で、ヨーロッパ一高いことがわかった。

オリーブオイルをベースにした野菜や豆類の豊富な健康的な地中海式食習慣を持つイタリアでの肥満増加は意外に感じられるかもしれない。しかし、「日々のライフスタイルに肥満体をつくるメカニズムがくみこまれている。もはや家の門を開けるのさえもリモコン。子どもたちもしかりで、家と学校の往復は親の車での送り迎え、外は危険なので遊ぶのはいつも家の中」と、イタリア肥満対策協会(Societa Italiana contro l’obesita)の前会長ボッレーア氏は警笛を鳴らす。「身体を動かすことが極端に少なくなってしまった現代のライフスタイルと、ファーストフードを始めとする脂っぽい食事に傾倒する食生活を改善していく必要がある」。

市場ではポルチーニフンギ、栗など秋の味覚を見かけるようになった今日この頃。しかし、多くの人にとっては、手放しで食欲の秋というわけにはいかなさそうだ。





 

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