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2001/05/15

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


2001年第1四半期の経済成長率、+2.3%

イタリア国立統計局(ISTAT)は5月15日、経済成長率予測値(速報値)を発表した。

それによると、2001年第1四半期の国内総生産(GDP)は、前四半期(2000年第4四半 期)と比べ0.7%、また前年同期(2000年第1四半期)と比べては、2.3%の伸びと なった。イタリアの経済成長率は、2000年第1四半期に+3.3%(前年同期比)を記録 して以来、同年第2四半期+3.0%、第3四半期+2.7%、第4四半期+2.6%と低下が続い ており、今回の速報値も、景気の減速をうかがわせる結果となった。

ただし、2001年第1四半期のアメリカおよびイギリスの経済成長率は、前年同期比で アメリカ+2.7%、イギリス+2.5%また、前四半期比ではアメリカ+0.5%、イギリス +0.3%となっており、依然としてこれらの国々と同水準以上の経済成長を記録してい る。

確定値の発表は6月末の予定。

イタリア証券取引所の夜間取引低調

イタリア証券取引所(Borsa S.p.A.)が夜間取引を開始してから、この5月15日で1年 が経過したが、予想外に低調な取引量に頭を悩ませている。

イタリア証券取引所の昼間取引は午前9時半から午後5時半まで。一般投資家による証 券投資ブームや、海外機関投資家からの大量の資金流入などに後押しされ、昨年5月 より午後5時45分から午後8時半までの夜間取引を開始した。

イタリアと米東部時間の時差は6時間であるため、夜間取引によりアメリカの投資家 による取引が促進されることが期待され、当初計画ではさらに午後10時まで取引時間 の延長が予定されていた。

しかし、こうした期待に反し、昨年の夜間取引開始初日の取引高560億リラ、半年間 の取引高合計で6兆2000億リラと通常の昼間取引高の一日分にしか過ぎない状況。一 年後の現在では一日平均300億リラ程度と低迷している。

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産業動向 INDUSTRY


イタリア眼鏡フレーム産業 15%の伸び 有名ブランドのライセンス取得と販売網強化

5月4日から、ミラノ見本市会場で眼鏡産業の国際見本市MIDOが開催された。同業界では世界一の 規模を誇る展示面積5万平米の会場へ1265社の企業が出展。そのうち58%は外国企業。

開催にあたって、業界団体ANFAOが発表したイタリアの眼鏡フレーム産業動向調査によると、 2000年の売上高は99年に比べ15%増で3兆280億リラという極めて好調な数値を記録した。そのうち、 輸出は2兆686億リラで、前年比27.3%。なお、2001年1月―3月期は、昨年のリズムに比べるとやや劣 るもの、前年同期比12%増を記録している。

とはいえ、ANFAOの報告では、大手企業と小企業のパフォーマンスの差は広がる一方であり、大 手は、販売網への投資を強化し、20―30%程度売上を伸ばしている一方で、小企業はライセンス契約 や販売網を持たないため、大きな困難に直面しているとしている。事実、2000年、業界全体の雇用者 数は全体で5%増加したとはいえ、業界の3大リーダー企業のみで、全体18900名の44%を占めてお り、トップ企業5社で1000億リラ以上の売上をあげている。

なお、イタリア眼鏡市場の最大の特色は売上高の87%がサングラスでしめられていること。ミラノの 経営コンサルタント会社、バンビアーノ社のリサーチでは、イタリアの眼鏡フレーム産業は、世界の 高級・中級―高級市場で、68.5%のシェアを持っている一方、中級・低級品市場では、中国製が主 流でイタリア製品はごくわずか。特に、有名ファッションブランドのライセンス契約を取得している のがイタリアの眼鏡フレームメーカの強みであり、実際、世界的な有名ブランドの44%にあたる106 ブランドのライセンス契約は、イタリアの企業が取得しており、全体の25%、60ブランドのフランス 企業と大きな差をつけている。

パスタ輸出 始めて2兆リラの大台に 総生産量は290万トン

イタリア全国のパスタ製造メーカーは180社。2000年のイタリアのパスタ総生産量は290万トンで、99 年の280万トンに比べ 3.5%の増加を記録した。そのうち、量ベースでは全体の47%にあたる140万 トンが輸出市場にむけられ、一方、輸出額では、99年の1兆8700億リラから2000年は2兆70億リラへ と伸び、史上初めて2兆リラの大台を突破した。

96年―99年の3年間は、外国パスタメーカーの競争力の向上、アメリカなどパスタ消費国へのイタリ アメーカーの工場設立などが原因で、イタリアからのパスタ輸出の伸びが低迷していただけに記録的 なことと業界ではみられている。

パスタの輸出先としては、全体の60%をEU諸国が占めているが、国別では、ドイツ19.6%、フラン ス14.3%、英国12.0%、米国10.3%、日本5.2%、その他38.6%となっている。なお、日本への輸出は、 昨年比4%増、金額では、7.6%増の1210億リラであった。

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社会・ライフスタイル LIFESTYLE


イタリア人であることの誇り

 この春行われた「イタリア人と国家」についての意識調査報告によると、回答者の 三人に二人は、イタリア人であることを「とても誇りに思う」と答え、29%の人が「 まあまあ誇りに思っている」そうだ。

 国家への信頼感の欠如や国のさまざまなシステムへの不満は、常日頃イタリア人が 口にしている。国家よりも、それぞれの郷土へのつながりが強く、イタリア人である こと以前に、小さな都市や村であっても郷土を誇りにする人が多い。それを思うと、 年齢層、職業、社会環境に関係なく、イタリア人の十人に一人が、程度の差こそあれ 、イタリア人であることに誇りをもっているというのは、少々意外だ。

 この調査で「まったく誇りを感じない」と答えたの6%ばかりのごく少数。この少 数派のプロフィールははっきりしていて、学歴が中から高程度の若い男性で、北イタ リアに住む人が多い。支持政党は極右か極左の、いずれにせよラディカルな人たちだ。

 この誇りのもとは主に文化、風景、歴史だ。98%の人がイタリアの有する文化遺産 ・文化一般を誇り、ほぼ同数の人が美しい風景を誇っている。それに続くのはレジス タンス、19世紀の国家統一運動などの歴史、そしてイタリア人の性格(独創的・創造 的・困難を切り抜ける機転)。「経済・企業」は最下位だが、性格を誇る人は中部・ 南部に多く、経済を誇るのは北東部の人と、どこかうなずける。



 

天気のせい

 春や秋などの中間の季節は気候が変わりやすい。道で人と挨拶をすると必ずといっ ていいほど触れるのが天気の話題。待ち遠しかった春が訪れると、あとは一気に夏ま でのぼりつめるのを皆楽しみにしているが、天候がくずれたり、寒さが戻ってきたり するのはしょっちゅうだ。

 天気の良し悪しで機嫌が変わるというのは誰しも経験するもの。それが激しくなる と「気象病」ということだが、このたびイタリアとベルギーの合同研究が明らかにし たところでは、イタリア人の四人に一人は気象病の気があるということだ。  灰色の空、雨、雷雨、と天候が悪くなると、精神的不安をおぼえたりうつ状態にな る、集中力が低下する、感応性が高くなる、というのがその症状だ。今回の調査によ ると、悪天候によってこのような症状をおぼえるのは、とくに15歳以下の子どもたち や50歳以上の人が多いということだ。

 この現象にはちゃんとした理由がある。大気中の空中電気が増すと、体内のホルモ ンに変化をもたらし、それが神経に、さらには気分に影響をおよぼすのだという。雷 雨のときがもっとも気象病の症状がでやすいが、砂を含んだ南風も、同じような結果 を引き起こす。このような現象はヨーロッパでは古代から知られていたという。悪天 候の時には事故や暴力沙汰の喧嘩、殺人などの事件も増える。春の気まぐれな天気は 要注意だ。







 

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