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2001/04/15

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


イタリア通信事業大手Tiscali、ドイツPlanet Interkom買収へ

イタリアの大手通信事業者Tiscaliは4月12日、ドイツの大手インターネットプロバイ ダー、Planet Interkomを買収することを発表した。同時に、Tiscaliはフランスの ニュー・エコノミー企業向け証券市場「Nouveau Marche'」での株式公開を進めること も明らかにした。

Placet Interkomの買収は、親会社であるViagInterkomに対する1500万ユーロの支払 いと、Tiscaliの増資による新規発行株式の割り当て(総発行株式の1.2%相当)に よって行われ、買収総額は、7710万ユーロに上る見込み。今後、Tiscali株主総会の 承認を得た後、今年6月末をめどに買収を完了させたい意向。

TiscaliはM&Aによる事業拡大を積極的に展開。昨年9月、オランダのプロバイダー World On Lineを吸収合併、今年1月、フランスのプロバイダーLiberty Surfを買収。 今年2月には、イタリアの総合ポータルサイトExcite Italiaを子会社化している。

この買収により、Tiscaliはさらに120万人の既存加入者を獲得し、ドイツ4番目のイ ンターネット・プロバイダーとなる。また、ヨーロッパ全土でTiscaliによるインター ネット・サービスの加入者は総計600万人となる。

2月の工業生産指数

イタリア国立統計局(ISTAT)は4月13日、2000年2月期の工業生産指数(速報値)を 発表した。

それによると、2001年2月の工業生産指数は109.9(1995年=100)で、2000年2月の 111.6と比べ1.5%の減少となった。一方、2000年1-2月期では、前年同期と比べ3.6% の増加となっている。

2001年2月の実労働日数は20日で、前年同月の21日より1日少ないため、一日平均の工 業生産指数で見ると、2001年2月は115.8で、前年同期比+3%。また、季節変動調整済 みの工業生産指数は2001年2月109.1、前月(109.4)より0.3%減少している。

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産業動向 INDUSTRY


2000年繊維アパレル 輸出額14.9%増 一方で、この10年間に企業数は3万社減少

2000年のイタリア繊維アパレル産業の輸出業績は、52兆3710億リラで、99年に比べ14.9%増を記録 し、厳しい不況に苦しんだ99年とはうってかわって史上最高の業績を記録したことが、4月中旬、イ タリア最大の業界団体Sistema moda Italiaにより発表された。 2000年は、特にアメリカ市場が好調であり、ドル高の波にのって、対米の繊維アパレル輸出額は、 25%も増加する結果となった。ヨーロッパでは最大の輸出先ドイツが前年比6.6%増とまずますの成 績。

一方、2000年のイタリアへの繊維製品輸入額は25兆5070億リラで、前年比11.2%増であるが、輸出額 の増加に比べ下回る数値を示し、繊維アパレル産業の貿易収支は、27兆リラの黒字となった。なお、 イタリアへの繊維輸出国の第一位は中国で、イタリアの輸入全体の10.1%を占めている。

このように繊維産業全体では、強い輸出志向と国際競争力を維持しているものの、同時に、イタリア の繊維産業の産業構造は大きな変貌をみせていることが、同じ頃に報告されたシンクタンクHermes Lab の分析で明らかとなっている。同分析では、1991年から2000年末の10年間に、イタリアの繊維ア パレル業界の企業総数は、11万7450社から8万7425社へと3万社減少している。これは、近年、急速に 大企業を中心に企業やブランドの吸収買収や「集中化」が進展しており、安価な輸入品攻勢の中で、規 模が小さく、組織が確立していない零細企業は生き残りが厳しくなっているためとしている。

イースター・エッグと「コロンバ」消費好調
復活祭用菓子2兆5千億リラ市場を形成

4月15日のパスクワ(復活祭)を前に、パスクワにつきものの「コロンバ」と「卵形のチョコレー ト」の売上予測がAIDI (Asociazione delle Industrie dolciarie italiane, イタリア菓子工業協 会)により発表された。

「コロンバ」は、イタリア中の家庭で親しまれているハトの形をした復活祭のケーキ。一方、チョコ レートは、大きいものでは長さが50センチもあり、中は空洞でそれぞれに「おまけ」が入っている ことから、子供や若者に特に人気があり、プレゼント用にも広く使われている。

同協会では、「コロンバ」の今年の売上は、重量にして33000トン、一方、チョコレートは10000トン で、消費価格にして2兆5千億リラの市場を形成し、前年比5%増と推定。「成熟製品」の菓子類ながら、 これだけの伸びをみせていることを同協会では特に強調している。

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社会・ライフスタイル LIFESTYLE


政治への関心低下

イタリア人の政治好きは昔から有名だ。「 政治好き」というと、語弊があるかもしれな い。暮らしのさまざまなレベルで政治がかか わってくることが多いので、いやでも関心を もたずにはいられないし、議論好きの国民性 も手伝って、政治談義には花が咲く。しかし、 そんな傾向も、とくに若い人を中心に変わっ てきているようだ。

先ごろISTAT(政府中央統計局)の発表し た調査によると、イタリア人の政治への関心 度は、これまでの最低を記録したということ だ。20197世帯のイタリア人六万人(14歳以 上)のうち、約三分の二にあたる人たちが、 政治には関心がないと答えている。一方、一 週間に一、ニ回、政治について人と話すとい う回答者は30%にとどまった。1993年には 37%、1994年には39%にも達していたのだ が、、、。

政治離れの原因は、今の国政が複雑になり すぎ、日常の具体的な問題解決からかけ離れ すぎている、ということらしい。とくに学生 の間では十人に七人が、「関心がない。政治 事情を知りたいともとくに思わない」として いる。中高大の生徒・学生に次いで、関心が 低いのは主婦ということだ。

また地方別に見ると、関心の低下が大きい のはフリウリ、リグーリア、エミリア・ロマ ーニャ、トスカーナが筆頭で、93年より7% も低下。しかしこれらは比較的関心の高い地 方ということだ。



 

魚に生産地記載

今イタリア人の食生活は揺れている。無農 薬野菜を求め、より純粋な食料を求めてきた 健康派・自然派の人たちばかりでなく、一般 の消費者が、食品選びにずいぶん気を使うよ うになった。何よりも最近の肉への不信が大 きなきっかけとなっている。

海に囲まれたイタリアだが、一般の家庭で は肉食のウエートは大きい。海辺の町ならま だしも、消費者も肉についての知識はあって も、魚のことに関してはあまり自信がないよ うだ。スーパーマーケットで魚の買える都市 は少ないし、海産料理の町ヴェネツィアでも 午後になると魚屋はやっていないのだから、 もともと消費者にとっては肉に比べて買いに くい食料品である。

牛肉不信で人気の上昇している魚ではある が、値段が上がるばかりで新鮮な魚の一般の 消費は実は反対に減っているという報告があ った。2000年2月と2001年2月の魚の値段 を比べると、なんと8.5%高、昨年と今年の 3月の比較では9.5%高になっている。そのせ いもあってか、昨年の2-3月と比べると、今 年の同時期の魚の消費は全体で6.6%減少し ている。そのなかでも家庭での消費をみると、 新鮮な魚が18.6%も落ち込んでいるのに対し、 魚の保存食品は13%も増加している。

このような状態もかんがみて、消費者が安 心して生魚を購入できるよう、農業省では小 売りの生魚に、将来、産地や養殖魚か海産魚 かの区別などを明記することを検討中だ。





 

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