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イタリア国立統計局発表(ISTAT)の速報値によると、2000年の国内総生産(GDP)の
成長率は+2.8%で、6年ぶりの高水準となる見込み。
2000年第4四半期は内需の拡大、ことに投資の拡大が貢献して、2000年第3四半期と比
べ0.8%の伸び、前年同期比2.7%の伸びを記録した。これは、同時期のアメリカ、およ
び、イギリスの成長率(+0.3%)を上回るもの。
ISTATによる確定値の発表は3月上旬の予定だが、速報値通りの結果となれば、2000年
の年間経済成長率は政府目標を上回り、1995年に記録した+2.9%以来、近年まれに見
る高水準となる。
イタリアの経済成長率は、1997年+1.8%、1998年+1.5%、1999年+1.4%と、ここ数年1%
台を推移。EU加盟国平均を下回るのが常となっていたが、政府は通貨統合参加を機
に、財政赤字の縮小、インフレの抑制、安定的経済成長の確保に積極的に取り組んで
いる。今回の速報値は、その成果を裏付ける結果となった。
2000年の貿易収支は、輸入の伸びが輸出の伸びを大幅に上回り、貿易黒字は維持して
いるもののその金額は著しく減少したことが明らかになった。
イタリア国立統計局の発表によると、2000年の輸出総額は494兆1080億リラ(前年比
16.4%増)。品目別にみると、石油精製品(前年比+98.1%)、化学繊維(+23.1%)、
電機・精密機械(+20.9%)、皮革製品(+19.9%)、ファッション(+13%)などが大き
な伸びを記録している。
一方、輸入総額491兆4020億リラで前年比+24%、1995年以来の高水準となった。品目
別では、原油(+102.1%)、石油精製品(+68.9%)が高い伸びを示している。
この結果、2000年の貿易黒字2兆7060億リラで、1999年の27兆9560億リラから激減し
た。
イタリアの貿易収支は、主にリラ安による好調な製品輸出に支えられ1993年以来黒字
が続いている。2000年は世界的な原油高とユーロ安による輸入額の伸びが、輸出の伸
びを大きく上回り、貿易黒字を食い潰すかたちになった


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プラートとサッスオーロ 環境クオリティ産地大賞に
「エコロジー産地2001」認定
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イタリア全国に集積している物作り産地の中で、エミリア・ロマーナ州のタイル産地サッスオーロと、トスカーナ州の
繊維産地プラートの2産地が、環境クオリティ産地大賞を受賞し、「エコロジー産地2001」(Ecodistretti 2001)
のマークが認定された。
エコ産地2001は、環境重視、産業公害抑制の面で優れた実績を示した産地に対し与えられるもの。イタリア環
境研究所 Istituto di ricerca Ambiente Italia が全国環境団体、Legambiente 等の依頼で、イタリア全国44
産地を対象に行った実態調査が選考のもととなっている。調査対象となったのは、産地内の企業、業界組合、
業界団体、地方自治体などで、対象企業数は全国で総数で7万3千社に及んだ。
大賞を受賞したサッスオーロ産地の場合は、地域の環境インフラの整備が進んでいること、また、産地企業に対
して、エネルギ―関連等の充実したサービスが供給されていることが、受賞のポイントとなった。さらに、サッス
オーロは、ISOなど環境関連認定を受けている企業数が最も多い点でも、他産地に大きな水をあけている。
第二位を受賞したプラート産地は、ヨーロッパ最大といわれる工業用水リサイクルプラントの設立が、受賞理由と
なった。同産地では、このプラントにより年間、700万リットル平米の水を節約することになる。
受賞した2産地に対しては、パドヴァ市で2月28日から3月3日にかけて開催される都市環境見本市Urbania
(Salone dell'ambiente urbano)において表彰が行われる。
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繊維機械 輸出好調
イタリア、日本を抜き世界第二の輸出国に
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イタリアの繊維機械の生産が好調な記録を示している。2000年の繊維機械産業の売上額は、6兆3千億リラで
前年比18%増。98年,99年と2年続いた深刻な不況の後、輸出が好転したことで生産が加速したためである。
2000年の輸出額は4兆4千億リラで、前年比28%増を示したとはいえ、97年の歴史的記録である4兆8050億リラ
には達していない。
繊維機械の業界団体ACMITの発表では、輸出好転した最大の理由は、アジア諸国の景気が回復したこと。特
に、中国、韓国、インドは、イタリア繊維業界にとっても大きな競合となっているが、イタリアの繊維機械メーカーの
重要は顧客となっている。その他、トルコ市場も2000年は良好であった。
なお、世界の繊維機械市場におけるイタリアのシェアは、96年には12%、99年には14%と上昇を続けており、同
団体によれば、2000年はさらに上がり、日本を抜き、ドイツにつぎ、世界第二の繊維機械輸出国となる見込みと
している。


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環境保全の法律の厳しいイタリアで、法律を無視した違法建造物が多いことは前に
お伝えした。なかでも、エコ・モンスターとあだ名される巨大な建物が、少しずつ解
体されつつあるという前向きなニュースも。環境破壊のシンボルだった、アマルフィ
の美しい絶壁に建つ大ホテルは一昨年解体され、シチリア島アグリジェントの「神殿
の谷」の景観をこわす違法建造物も、しばしばマスコミで取りあげられている。景観
保護のための意識は、一般にあがっているように思われた。
ところが、今年になって発表されたデータによると、違法建築の傾向は決してなく
なってはいないことがわかった。昨年2000年に新たに建築された建造物は198000件だ
ったが、そのうち11.6%にあたる23000件が、違法建築だという。97年度の、236000
件中3万件が違法というデータより、少しマシという程度だ。違法建築ブームは80年
代。1984年には新築27万件のうち3分の1に近い8万件が違法建築という最悪の記録が
生まれている。
厳しい法律の制定されている今では、違法な建築もむずかしくなっているが、それ
でもこの傾向はおさまりそうにない。とくに南部イタリアのカンパーニア地方、シチ
リア島が多いようだ。昨年のカンパーニア地方の新建造物のうち19.8%が違法でイタ
リアでいちばん多く、次点がシチリアの18.2%。イタリア全体を見渡すと、違法建築
の70%が南イタリアに集中しているということだ。
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イタリアでは第三世界からの子どもたちも含め、養子を迎える夫婦が少なくない。
しかし、親子の年齢差の厳しい制限や手続きの煩雑さなど、多くの問題があった。こ
のたび17年ぶりに養子縁組みに関する新たな法律が下院を通過し、あとは上院の承認
を待つばかりとなった。
イタリアでは年平均3千人の子どもたちが養子に迎えられている。1991年から99年
の間に提出された養子縁組の申請は9万件。必ずしも養子縁組が認められるわけでは
ないのだ。99年のデータを見ると、養子として新しい家族に迎えられたイタリア人の
子どもは1024人、それに対し、外国からの養子は2117人になっている。また、養子縁
組みを認める前の里親制度でイタリアの家庭に託される外国人の子どもは3123人だった。
今回の法律の改正により、養子縁組の申請から正式許可までの期間が、現在の3-4
年から1年半に短縮される見通しだ。養子となる子どもが5歳以上である場合、身体障
害者である場合は、手続きはさらに迅速になる。また、養子と親との年齢差が45歳ま
でのばされることになった。子どもが25 歳の年齢に達したときには、希望により生
みの親についての情報を得ることも可能になる。
この改正は、親のない子どもたちが自分の家族を得る権利を守る目的をもち、2007
年1月までにイタリアから孤児院をなくすことを定めている。

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