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2001/02/01

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


SEAT - TMC買収不可の裁定

イタリアの通信事業アンチトラスト当局は1月18日、セアット パジナ・ジャッレ (SEAT Pagina Gialle)によるイタリア民放大手テレモンテカルロ(TMC、 Telemontecarlo)買収計画に対し、不可の裁定を下した。

SEATは、イタリア最大のイエロー・ページ製作会社で顧客企業は60万社にのぼる。イ タリア最大の電話会社Telecom Italia傘下のインターネット接続業者Tin.itとの合併 をテコに、情報通信分野へも積極的な事業展開をはかっている。TMC買収計画は、昨 年8月の基本合意以来、イタリアの情報通信業界再編への大型プロジェクトとして多 くの注目を集めていた。

一方、アンチトラスト当局は、この買収を通じてTelecom Italiaが間接的にではあれ 放送事業に進出する点を問題視。電話事業免許を持つ事業者が、放送事業に進出する ことを認めていない現行の法規に抵触するとして、買収計画に不可の裁定を下した。

SEAT、TMC両社は「当局の裁定は、明らかに違法」との共同声明を発表し、ラッィオ 州行政裁判所に提訴することを明らかにした。

イタリア政府の経済安定化策をEU承認

EU委員会は1月24日の理事会で、昨年末イタリア政府が提出していた経済安定化4カ年 計画を承認した。これは、通貨統合参加諸国がマーストリヒト条約に定められた諸基 準を満たすた目に必要な施策をとっているかを定期的にチェックするもので、イタリ ア政府の経済政策にお墨付きが与えられることとなった。

2000年単年度の財政赤字を、EUは見通しは対GDP比1.5%程度(イタリア政府見通し 1.2%)。2001年以降は「税収の堅調な推移は、減税、社会保険料引き下げなどによ り、必ずしも構造的なものとはならない恐れがある」と注意を喚起している。

また、経済成長率のイタリア政府見通しは2001年2.9%、2002年3.1%。これについて EUは「外的要因の最近の推移に照らし合わせると、楽観的となりうる」と指摘。

一方、政府累積債務残高の目標を2003年にGDP比100%以内に抑えるとしている点につ いては、前回提出の安定化策と比べて、より厳しい目標水準を掲げており一定の評価 ができるとしている。ただ、「政府累積債務残高は依然として高水準にあり、今後長 期にわたり高齢化社会対策の財政支出圧力が高まることを考えると、より野心的な目 標を掲げることも可能であった。」

EUでは、イタリアに対し、今後も財政支出については十分な注意を持って臨み、減税 策は、見通しを上回る財政状態が確認された後に、財政支出削減を伴って行うなどし て、より早く一層の財政赤字削減を求めるよう結論づけている。

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産業動向 INDUSTRY


史上最高のオートバイ売上台数
大型スクータが人気

イタリア運輸省が1月下旬に発表したデータによると、2000年のオートバイ新車販売台数は、51万9590台にの ぼり、99年の38.4%増、史上最高の売上台数を記録した。 戦後すぐの1955年「奇跡の年」と呼ばれ、ヴェスパなど自動二輪が庶民の夢となった年の売上台数は31万 6375台で、その当時以降、戦後2度目の大ブームとなっている。

ブームの背景としては、第一に、97年夏から2000年末まで施行された政府による自動二輪の新車買い替えに 対する強い優遇措置の影響があげられる。実際、最終月の2000年12月には、駆け込み購入が増加して、同月 前年比80%増という数字を記録した。

第二は、125ccから400ccクラスのスクーテローニ(scooteroni)と呼ばれる大型スクーターの誕生により、自動二 輪の選択の幅が豊かになったこと。この新種の大型スクーターの売上台数は、実に39万6千台にのぼってお り、近々に600ccクラスも市場にでる予定だ。

なお、イタリアのオートバイ市場は、93年から96年にかけて深刻な危機をむかえ、売上台数が自動二輪全体で 10万台にも満たない時期を経ている。オートバイの生産メーカーの集まりであるANCMAでは、イタリアで都心 中心部の自動車の乗り入れ制限が進んでいるため、代替の交通手段として自動二輪類が見直されていること を指摘している。

一方、50cc以下の小型バイクは、人気を急激に落としており、97年から2000年の3年間に販売台数は、半分以 下と激減した。このクラスの保険料金の大幅な値上がり、ヘルメット着用義務づけというダブルパンチをうけた 形だ。

ベビ―服・子供服市場好調な伸び
売上高前年比9.2%増

ベビ―服および、14歳までの子供服市場が好調な伸びを示している。

フィレンツエで1月19日から21日まで開催されたベビ―服、マタニティー服、子供服の国際見本市、第53回 ピッティ・イマージネ・ビンボ(Pitti Immagine Bimbo)の際にファッション関連の業界団体 Sistema Moda Italiaが発表した調査によるもの。

イタリアでは、ベビ―・子供服分野に従事している企業は、2300社、従事者数3万人。2000年の売上高3兆5千 億リラで、前年比9.2%増。2000-2001年秋冬コレクションのオーダーは、非常に好調であり、国内市場、輸出市 場、双方とも前年比10%を超える伸びを示す見通しである。

特に、好調なのは、新生児むけと女児向け洋服。一方、下着類と男児用洋服は伸び悩んでいる。日本と並ぶ 少子化減少の進むイタリアであるが、子供の絶対数が少なくなるのと対照的に一人の子供にかける消費金額 は増加の傾向にある。そこに注目した有名ブランドメーカーの、ベビ―服分野への進出も進んでいる。

なお、同見本市には、260社、ブランド数にして337種が出展しており、イタリア企業の割合が73.3%、外国企業 は36.7%。新しい出展企業が45社あった。

 

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社会・ライフスタイル LIFESTYLE


イタリア版パジャマパーティ

イタリアの11歳から15歳ぐらいまでのティーンエイジャーの間でパジャマパーティが流行りつつある。友達の家で集まって、一夜をいっしょに過ごすパーティはアメリカ生まれ。イタリアの「パジャマパーティ」はパジャマを着ない。皆で洋服のまま寝っころがる。

イタリアでは小学生の頃は仲良しの友達を家族の夕食に呼び合ったりし、中学生、高校生では、両親が出かける夜を利用して大人数でパーティを開いたりする。中学生の間でじわじわと広まっているこのパーティは両親は留守ではないが、タッチしないでスペースを子供達に開放してやる。

パーティに絶対欠かせないものは音楽、コーラ、スパゲッティ、夜中に食べる夜食のスナック。5人から10人ぐらいの友達が集まって流行の音楽で踊りまくる。それからゲームをしたり、女の子は洋服の取り替えッこをしたり、騒いで楽しむ。男の子はプレイステーションに釘付になる子もいるそうだ。オーガナイザーは女の子が多い。

夜中になるとマットレスや寝袋などをかき集めてみんなで体を寄せ合ってヒソヒソ話。それぞれが互いの打ち明け話に耳を傾ける。新しいカップルが生まれるというから、気になる異性ひとりを招待する代わりに大勢呼んでしまう、とても思春期的な楽しみ方だ。高校生になったら、家に居着かなくなってしまう子供たちに、親はけっこう寛大なようだ。

 

孤独なイタリア人

孤独に悩むイタリア人が増えている。こういうと、イタリア人に対して一般に抱くイメージと反するだろうか。イタリア人は明るい。友人とわいわい楽しむのが好きだ。でもそれは彼らが人一倍さみしがりやだからでもある。「孤独」とはイタリア人にとってひときわ恐ろしいものに違いない。

ある心理学雑誌が18歳から67歳までの858人を対象に行った調査によると88%の人が「1人でいることができない」と答えたそうだ。そして、10人に7人が「孤独を感じている」とも。

意外な事に、独身者よりも既婚者のほうが孤独で、65%の既婚者が孤独感を感じると答えている。また、主婦やサラリーマンよりも、企業家、マネージャークラスの人達に孤独な人が多い(63%)。イタリアの経済の牽引力となっているイタリア北東部ではそれが顕著だ。お年寄りや女性が孤独をかんじているのでは、と一般に思われがちだが、それよりも35歳以下の若者の方が、孤独になりやすいとの結果も出た。

一番孤独にさらされるリスクがあるのは、上に言ったバリバリのビジネスマンということだが、彼らは仕事のために家庭を遠く離れることも多く、年がら年中仕事のことが頭にあってストレスも大きい。孤独を感じる原因には、「表面的なつきあい」(21%)、「いっしょに時を過ごす友達がいない」(14%)など。



 

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