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2000/9/15

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


イタリア経済見通し、上方修正〜IMF報告書

国際通貨基金(IMF)が各国の経済見通しをまとめた報告書の内容が明らかになった。それによると、イタリア経済は順調な成長により各指標とも軒並み好転する見通し。

経済成長率は2000年+3.1%、2001年+3.0%で、4月のIMF見通し(2000年+2.7%、2001年+2.8%)が上方修正された。一方のインフレ率2000年2.5%、2001年には1.6%に低下すると見込まれる。

財政状態も良好に推移し、財政赤字は2000年単年度でGDP比1.3%、2001年0.9%。累積では1999年のGDP比114.9%から、2000年111%、2001年108.5%と改善され、2005年には95%にまで低下する見通し。

失業率は1999年の11.4%から、2000年には10.7%、2001年には10.1%に。個人消費は2000年+2.4%、2001年には+2.6%に成長。

通貨統合参加国の中ではこれまで下位に位置していたイタリア経済も、今後は参加国平均並みか、それを上回る水準に回復しそうな気配だ。

15兆リラ規模の大型減税へ

好調な税収、独仏政府などの相次ぐ大型減税策などを受けて、イタリア国内でも大型減税を求める声が高まってきている。政府も15兆リラ規模の減税パッケージを2001年度予算案に盛り込む方針を明らかにしており、減税実現は確実な情勢となった。

これまでに政府内で検討されている減税策(案)の主なものには、次の通り。

・居住目的不動産に対するみなし所得課税廃止
・所得税非課税限度額の引き上げ
・新規開業中小企業に対する法人税減免
・南部地域への新規投資企業に対する法人税減免

この他にも、幅広く一般企業を対象とした法人減税を求める声が産業界には根強くあり、政府もその可能性には前向きな姿勢を示している。今後どのような形で減税策が具体化するかが注目される。

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産業動向 INDUSTRY


第58回自転車国際見本市 開催
省エネ・環境重視の電気自転車に注目

9月16日からミラノ国際見本市会場で開催される自転車国際見本市を前に、活気を取り戻しつつあるイタリアの自転車産業の近況が発表された。

イタリアでは、「ジーロ・ディ・イタリア」に代表されるイタリア各地を走行する自転車競技やサイクリングが国民の間で人気を得ていることもあり、国民と自転車との絆が強い。自転車工業も発達しており、同見本市には、一般用自転車から競技用自転車など様々な種類の自転車及び、自転車関連パーツや付属品のメーカーが集まる。第58回目の今回は、五百社が出展する。

主催者の業界団体ANCMAによると、イタリアの自転車産業は90年代前半にブームとなり94年には年間販売量590万台という歴史的な記録となったが、その後、不況に陥った。98年には、年間300万台にまで落ち込んだものの、昨年99年には333万台と増加傾向に変じ、特に、輸出は166万7千台から208万台へと、前年比25%増を記録した。

99年の種類別売上をみると、マウンテンバイクが第一で全体の売上台数の半数を占めている。一方、競技用自転車は、台数ベースで98年の全体の5%から99年には8%へと増加し、さらに、パーツ、付属品、ウエア類などをいれると、極めてバラエティに富むセクターを形成している。競技用自転車の分野は極めて専門化・特化した市場ながら、歴代の一流選手に使用されてきた老舗ブランドから、アルミやカーボンなど超軽量素材を用いたメーカーまで特色あるメーカーが集中しているのが特色だ。

今回の見本市で最も注目されているのは、バッテリー式の電気自動車。省エネ、環境重視、しかも、「自転車」であるため、ヘルメットや保険の義務もない、のがメリットだ。電気自転車の売上は、98年の3千台から99年には、6500台と倍増しており、今後の最大のヒット商品になると同協会では期待している。


イタリアの高級ブランド 世界市場の24%
化粧品・香水を除くと、世界第一位のシェア  

このたび、イタリアの高級ブランドの世界市場における位置付けに関する調査結果が、発表された。これは、ミラノの著名コンサルタント会社Bain Cuneo e Associati が、イタリアの有名ブランド企業30社で構成される団体「アルタガンマ」(Altagamma) の委託で実施したもの。

調査結果によると、イタリアの高級ブランド全体の世界市場での売上額は、225億ユーロ、43兆リラで、世界の高級ブランド市場では、アメリカに次いで、第二位で、24%のシェアを占めている。

なお、同団体によれば、調査対象ジャンルとして、「香水・化粧品」を除くと、イタリアが世界市場で第一位で29%、2位、アメリカ24%、3位、フランス17%、となるとしている。

「アルタガンマ」は、92年に設立された団体で、世界市場におけるイタリア製品の高級イメージを強化し、模造品やコピー製品からメイドインイタリア製品を守ることを目的としている。会員企業は、Ferragamoフェラガモ、Gucciグッチ、Versaceヴェルサーチ、Fendiフェンディ, Ferre' フェッレ, Zegnaゼンニャ、Alessiアレッシ、Illcaffe'イッリカフェ等、ファッション、ジュエリー、デザイン、食品の分野でイタリアを代表する有名企業。30社の売上高総計は、年間14兆5千億リラに達し、売上高の71%は輸出に向けられている。

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社会・ライフスタイル LIFESTYLE


2000年のベビーブーム

ヨーロッパでも最低の出生率が続き、国民の高齢化が心配されている少子国イタリ アで、ちょっとしたベビーブームが起こっている。2000年という特別な年に子どもを 誕生させようと思う人は多かったらしく、これまでの低下の傾向が初めて上向きにな った。そのトップに立つのが、イタリアでも出産率の低かったビジネスの大都会ミラ ノだというから驚きである。

ミラノでは2000年度の新生児は11000人に達するだろうと見られている。これはこ こ20年来なかった数字。そのなかで外国人移民の出産は20%程度。やはりミラノっ子 の出産が増えているのである。

このベビー・ブーム傾向は他の大きな都市でもみられるそうだ。たとえばローマや シチリア島のカターニアなど。これらの都市では、出産に先立つさまざまな検査の件 数が格別に伸びている。

そんなイタリアで話題になっているのが、間近に迫った八つ子の誕生。八つ子全員 の出産は危険が多く、何人かの胎児を確実に救うべきとの意見も聞かれたが、シチリ ア人の両親は八つ子出産の意志が固く、ミラノのふたつの病院がチームを組んで、こ の大出産に挑戦することになった。妊娠25週間めにはいった9月13日にひとり目が500 グラムで誕生、100人にも及ぶ医師・看護スタッフは残りの兄弟たちをなるべく長く 母親の胎内で育たせたいと奮闘している。

バカンスSOS

 旅行客からの不満・抗議を受け付ける、旅行客保護のための団体「ブルー電話」が 、このほどまとめた報告によると、不満を訴える旅行客は増加しているという。

 イタリア国内でもっとも抗議の多かった地方は、サルデーニャ、ヴェネト、エミリ ア・ロマ−ニャ地方。続いてカンパーニア、プーリア、リグーリア、マルケ、フリウ リ・ヴェネツィア・ジュリアがあがっている。データによるとイタリア人バカンス客 の5人に約1人が、リゾート地のサービスに対し、不満を感じたことになる。  旅行会社、ツアーオペレーターに対する抗議の多くは、事前に約束されたことが守 られていない(18%)、旅行契約の解除(15%)、予約が取り消されていた(12%) 、オーバーブッキング(5%)など。

 ブルー電話の受け付けた抗議には外国旅行についてのものも多い。ある一家は、海 水浴を楽しむためにクロアツィアの海辺のホテルを予約したのに、行ってみたら宿は 田園地帯のただなかにあった。一週間の宿付きリスボン旅行を買ったものの、飛行機 の遅れで出発は一日遅れ、予定がいろいろずれて結局一日早く帰国、予定より二日も 短くなった等々。

 宿泊施設のなかでもっともクレームを集めたのはホテル(35%)、そしてレジデン ス(32%)。キャンプ場は15%と不満度は低い。騒音(40%)や海岸のゴミ(35%) など、環境についての不満もあった。



 

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