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2000/5/1

経済金融産業動向社会・ライフスタイルBACK NUMBER

金融経済 EC0NOMY


ミラノ証券所、ソフト・ウェアの
バグで7時間取引停止

ミラノ証券取引所は4月26日、金融機関と同証券取引所中央コンピュータとの接続が不能となり、7時間余りにわたり取引が不可能となった。復旧したのは午後4時25分で、午後6時の閉場までこの日はわずか1時間半余りの取引となった。同日のMibtel指数は前日比-0.16%。

同証券取引所の運営会社Borsa Italiana S.p.A.の調べでは、同コンピュータに接続する金融機関のアドレスを管理するソフトウェアに何らかの不都合があり、前夜のデータ・アップデート作業中にこれらアドレスの設定に狂いが生じたことが原因とみられている。その結果、金融機関より同コンピュータへの接続ができず、売買注文などのデータ交換が不可能となった。

同証券取引所のコンピューターに関連するトラブルは、1996年9月23日、1994年5月2日に続き3回目。今回の事態についても、十分なデータのバックアップ体制を整えておらず復旧までに開場時間より7時間も要したこと、また復旧見通しの発表内容が二転三転したことなど、対応のまずさを指摘する関係者も多い。5月15日からは午後8時半までの取引時間延長も決まっており、関係金融業界からは同証券取引所のシステム信頼性を高めるよういっそうの努力を求める声が高まっている。

電力・ガス料金、値上げ認可

イタリア政府は4月27日、今年5月からの電力料金およびガス料金値上げを認可した。

これにより、電力料金は4.4%、1キロワットあたり8リラ値上げされる。これは、一般標準家庭で年間21,600リラの負担増につながる。一方のガス料金は3%の値上げが認められた。ただし、暖房用のガス需要ピーク期は既に過ぎており、5‐6月期の平均使用量は年間使用量の5%程度であるため、5月からの値上げによる当面の影響は比較的小さいものと見られる。

今回の電気・ガス料金の値上げ認可は、最近の国際原油価格の高騰、決済通貨であるドルに対するユーロ安を考慮してのこと。ただし当局は、現在の動向からは更なる値上げの必要はないとの見通しで、場合によっては9月からの値下げも視野に入れているとの考えを明らかにしている。

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産業動向 INDUSTRY


「スーパー連休」のおかげで
史上最高のイースター市場

カレンダーの並びがよく、年休3日間をとることで、イースターから5月1日のメーデー(国民祝日)まで10日間の「スーパー連休」が可能となった今年は、史上最高の復活祭ヴァカンス市場を記録する模様だ。

イタリアホテル連盟(FEDERALBERGHI)の調査によると、イタリア国民の44%にあたる2100万人がこの期間にバカンスにでかけ、旅行関連の支出総額は、12兆リラに及ぶ見通し。外国からの旅行者数も少なくとも昨年比2%増の見込みだ。

今回のイースターの平均バカンス日数は3.5日間.(99年は1.5日間)で、10日間のスーパ連休を享受するものが340万人程度。2100万のうち89%は国内旅行、外国にでかけるのは9%のみ。宿泊場所は、全体の3割がホテルを利用(昨年は25%)。バカンス先は海がトップで43%。山が27%。芸術都市が13%。交通機関,宿泊,食費などを含めた一日、一人当たりの出費は平均1万8千リラ程度。

同連盟によると、『10日間スーパー連休』が可能となったことに加え、夏休みとクリスマスの二つの期間に集中していたイタリア人のバカンスの取り方が他シーズンにも『分散』する形とかわりつつあること、また、2000年正月が、宿泊先・パック旅行ともに超高額となり旅行を断念した人がこの機会に旅行を実現したことなどを、今回の旅行ブームの背景としてあげている。

なお、イタリアのイースターに欠かせないのが「卵型のチョコレート」と「コロンバ」と呼ばれる鳩の形をした復活祭のお菓子だ。業界の推定では、99年に家庭で消費されたコロンバとチョコレート卵は、あわせて6千億リラだが、本年は、売上額,量とも前年比3%増の見込み。コロンバとチョコレートであわせて1万9千トンの消費が予測され、各家庭でこれも史上初めて、平均して合計2キロのコロンバとチョコレート卵を消費すると見込まれている。

『鮮やかなカラー』の復帰で、
婦人アパレル販売回復

「黒」やシックな色調を主流とした90年代のファッションが終止符を打ち、2000年に入って、イタリアの婦人ファッションは、ピンク、イエロー、グリーン、オレンジと明るい彩りの「カラー」主体のトレンドが戻り,秋冬ものの好調に続き、春ものの販売も明るい兆候を示している。

AcNielsen-Sitaが、イタリア繊維アパレル協会Sistema Moda の依頼により実施した「イタリアのアパレル国内消費」に関する調査によると、99年、婦人アパレルの小売段階の販売実績(点数ベース)は、前年比2.9%増。99-2000秋冬ものは、特に3.1%の増加を記録した。今後の予測としては、今年の春夏ものが2.8%増、秋冬が2.6%増の見通し。好調の背景は「カラーが戻ってきたこと」で消費者の消費意欲を刺激したことと業界では語っている。

一方、Comit-Prometeria の調査によると、99年に比べ、2000年に被服関係の消費は伸びるものの、家計消費全体の伸びに比べると割合は低いとされている。今年の、家計消費全体の伸びは前年比2.4%増と予測されているのに対し、衣服関連は、ニット製品1.5%増、布帛製品0.6%増、衣服全体で0.7%増にとどまる見通しである。

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社会・ライフスタイル LIFESTYLE


イタリア人の身長

この百年ほどのあいだに、人の身長は格段に高くなった。世界的な現象ではあるが、イタリアでも年々若い人の身長が高くなり、体形もスマートになっている。足のサイズも大きくなり、47号(30.5センチ)、48号(31センチ)の男物の靴を見つけるのも、前ほど至難のわざではなくなった。

現在イタリア人の平均身長は、地方によりかなりの差があるが、女性が159センチ前後、男性が約170センチということ。ここ50年ほどの伸びは目覚ましく、平均して10年に最低1センチは伸びている。

イタリア学術会議による人口調査と兵役の身体検査の結果からは、イタリア人の若い男性の身長の伸び具合がはっきりわかる。1895年に162センチだった若い男性の平均身長は、1938年には165センチになり、41年には168センチと急激に伸びた。戦後の伸びも大きく、51年の170センチから77年には174.3センチになっている。

昨年発表された77年のデータでは地方による差も見ることができる。兵役の身体検査で最も高い平均身長を記録したのはオーストリア、スロヴェニアと国境を接するフリウーリ地方で178センチ、続いてオーストリアに近いトレンティーノ(177)、両地方に接するヴェネト(176)と、イタリアの北東では背が高い。低いのはサルデーニャ(171)、カラーブリア(172)などの南部だ。ちなみにヨーロッパで最も背が高いのはオランダ人で、男性の平均身長は183センチということだ。

見えなくなる星々

昨年一年間、イタリアの環境保護団体レーガンビエンテと天体観測愛好家協会が、全国の子供たちといっしょに夜空の観測を行った。これは全国約130か所、1500人の小中高生、教師をまきこんで行われたもので、学校の屋根にのぼって肉眼で夜空を観測した。マンションの屋上を解放して、住民たちが子供たちといっしょに観測した町もあった。

今年に入って発表されたその観測結果だが、肉眼で観察しやすい星座のひとつである小熊座から、星がひとつ消えていることがわかった。また、イタリア南部から都市化のすすんだ北部に北上するにつれ、見つけやすい星座のはずのカシオペア座も、星をひとつ失って、特徴的なWの形をもう保っていない。

原因は光の公害である。街灯、ヘッドライト、ネオンサインなど、町は光で溢れかえる。それにスモッグの効果が加わって、夜空の星が見えなくなっているのである。ここ40年ほどの間の夜空の輝度の増加は激しく、毎年10%ずつ増加していったことになる。大きな都市の場合、「夜」は自然のあるべき姿の十倍もの明るさになっているという。

レーガンビエンテは、町のイルミネーションの種類を変え、合理的な使い方をすれば、星空の保護にもなり、3千〜5千億リラのエネルギー節減にもなるとしている。すでに ヴェネト、ヴァル・ダオスタなどの一部の州では、環境と節減を考えた町の照明の州規準を定める方向にある。

 

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