全面的修復事業を完了したミラノのスカラ座の公式サイト。
2004年12月7日の「プリマ」(スカラ座の初日)より、本年度のオペラーシーズンがスタート。
2004/12/01
編集後記
- ミラノの街角から 「全国食品募金デー」
Giornata Nazionale della Colletta Alimentare
-
11月末の土曜日、近くのスーパーに買い物に行くと、入口で黄色の「チョッキ」を身につけたボランティアの人から黄色い小さなポリ袋と、同じく黄色の小さなチラシを渡された。何かの広告かしらと、あまり気にせず、買い物をすませてレジを待つ列にまわると、私の前に並ぶ人たちが、この黄色の袋に缶詰や瓶詰めをいれて、一緒にレジにわたしている。
「これって何ですか」と前の女性にきくと、先の小さなチラシをみせてくれて、この中から選んで、寄付するのよ」 あわててチラシをみると 「あなたのように自由に買い物ができない方のために寄付をしてください」と書いてあり、「油」、「ベビー用食品」、「ツナ缶あるいは肉缶詰」、「トマトや豆類の缶詰」の4種類の食品が指定されている。各自がこの範囲で食品を選び黄色の袋にいれて、自分の買い物と一緒にレジをすませて、ボランティア係員にわたす。するとその場で食品は種類別に仕分けしてダンボールにつめられ、全国の福祉施設やホームレス、生活貧窮者用食堂に直送されるという仕組みだ。
きいてみると、この催しは今年で16年目、毎年、11月最終土曜日に実施されている。今年は、イタリア全国約4000店舗にのぼるスーパーマーケットで、10万人ボランティアスタッフの手により実施され、寄付先は全国6800ケ所にのぼる。受付ける食品は缶詰、瓶詰め、乾物類で、「いたみやすい食品」や現金は受付けない。
店内には該当する食品が「超特価」で山積みになっている。私は、オリーブオイル1本と、トマトの水煮缶詰、チェーチ(ヒヨコ豆)缶詰とツナ缶を選んで黄色の袋にいれ、再びレジの列に並んだ。無意識のうちに選んだけれど、これがあればトマトとツナのスパゲッティ、チェーチのスープができる。どれも私の好物だ。これらの缶詰や瓶詰めが、暖かい食事として提供されるわけで、なんだか嬉しくなった。