2004/04/01
英語で楽しめるイタリアの注目WEBサイトの紹介

ISTATの英文正式名はNational Institute of Statistics。
社会、労働、人口、経済、企業、環境など各部門の統計データが収録。
貿易統計、小売、消費者物価、工業売り上げ高などは最新データが常時アップデートされているのでイタリア経済の今を知る上で必須。統計年報もPDFファイルでダウンロードできる。
2004/04/01
編集後記
- 新聞の付録合戦-
イタリアの街を歩くとどこにもエーディコラEdicola
と呼ばれる新聞雑誌スタンドがある。
新聞の宅配は普及しておらず、自分で買い求めに行くのがこちらの習慣だ。新聞だけでなく、多種多様な雑誌類が販売され、その広告類も至るところに配置されているので、狭いスタンドのまわりは常にゴチャゴチャしている。さらに最近は、新聞に百科事典や文学全集を「付録」として販売するのが大ブームで、ただでさえ狭い新聞スタンドには、山積みにされた本が所狭しと並んでおり混乱のきわみだ。
たとえば、イタリアの二大新聞の一つ「コッリエーレ・デッラ・セーラ」Corriere
della Sera紙は、La Biblioteca di Sapere(知識の図書館)という百科事典を毎週1冊ずつ、付録として配本している。毎号800ページを超える立派な百科事典で、0.9ユーロの新聞代にプラスして8.9ユーロ払うともらえる仕組みだ。ライバルのラ・レップリカLa
Reppublica紙も同様にL’Enciclopedia の全31巻の最終配本を3月末に終えたところ。これは各号12.9ユーロ。レップブリカでは、全8巻のイタリア詩集 La
Poesia も同時に発行している。9.9ユーロ。詩は人気でコッリエーラ紙も詩集を配本。一方、Il Giornale紙は、1000ページを超えるテーマ別大辞典をやはり、新聞の「付録」として販売している。どれも毎週1回の配本だ。スタンドの店主は「とても人気がある」と満足げ。「取り置き」を頼む常客も少なくないという。
新聞の「付録戦争」は、これまでにも先例があり、数年前には、新聞に雑誌が付くというのが大流行した。また、薄い小冊子が付録についてそれをためると立派な本になるというのも頻繁にみかける。しかし、各巻800ページ、900ページ、厚さが7センチも8センチもの本が「付録」になるとは。イタリアでは書籍は書店で販売されが比較的価格も高い。本屋になじみの薄い普通のイタリア人が廉価に気軽に「全集」を揃えられるこの付録作戦は大当たりしたようだ。
ただ、この「大型付録」のおかげで思わぬ影響がでた。最近はスーパーでも新聞を販売していて、買い物途中で買えるので便利に利用していたのだが、2−3日前にレジ近くで新聞を取ろうとすると新聞売り場がない。「付録が膨大で場所を取り過ぎるので撤去した」とのこと。「そうよねー。本屋ではないのだから」と妙に納得しつつも、エスカレートする一方の「付録合戦」の行き先が少し心配になった。
2004年4月1日
JIBO編集室
大島悦子

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