2004/03/01
英語で楽しめるイタリアの注目WEBサイトの紹介
2006年2月10日から26日まで、トリノを中心とするピエモンテ州
で開催される 第20回冬季オリンピックの公式サイト(英語版)。
開催まで700日あまり、準備の進む様子がリアルタイムで確認できる。
2004/03/01
編集後記
- ああ市電 !-
イタリアで生活すると、日常生活の面で「ソルプレーザSorpresa」(驚くこと)に事欠かない。
ここでは、市電やバスに乗るのも、平凡な作業ではない。めくりめく「驚き」の連続といっても大げさでない。昨年秋から年明けにかけて、全国的に市電やバスなど公共輸送機関のストの際、ミラノも例外ではなく地下鉄も市電も順番にストを乱立し、麻痺状態が続いた。とはいえ、ストの場合は、曲がりなりにもテレビや新聞で報道があるので、ニュースを注意していれば、存在は事前に確認できる。
もっと大変で、まさに「驚き」なのは、道路工事や市電線路の補修などで、ある日、突然、路線バスや市電がコースを変更してしまうことだ。先日も、昼近くに、オフィスの近くで乗りなれた市電を待っていると、いつまでたってもこない。嫌な胸騒ぎ。まわりに待っている人もいない。さては? 停留所のポールを改めてみると、線路取替えのためこの停留所には止まらない、代替バスあり。というようなことが書いた紙がとまっている。風が吹くと飛んでしまうほどの代物だ。困るのは「代替バス」というのが、必ずしも従来の市電コースを通るのではなく、どこが停留所なのか、何の説明もないこと。
同様に、路線バスにのっていて、なんの前触れもなく、急にいつもと違うコースを通ったり、目的地までいかず、途中で全員が降ろされてしまうことが稀でない。当初は、私が外国人で勝手がわからずこんな目にあうのかしらと思っていたが、そうでもないようだ。一緒に乗り合わせたイタリア人の乗客も一緒になって右往左往している。
結局、一番の問題はこうした「変更」に対して、説明や十分な情報提供がされないこと。個人的には親切で気配りのできる人たちが、公共サービスとなったとたん、利用者への配慮はなくなる。でもおもしろいのは、その結果、乗客や停留所を待つ利用者の間には常に「助け合い」の精神が旺盛なこと。自然と「情報交換」が始まり、知らない人とも仲間意識が急速に芽生えてくる。電車もバスも路線変更でもあろうものなら、何日も前から行き届いた案内が当たり前の日本では、逆にみられない光景だ。
つい昨日も、夕闇のころ、例の市電停留所の前を通ったら、イタリア人女性が二人、市電を待っていた。おせっかいとは知りつつ、声をかけた。「あのーここ、もう市電通らないんですよ」と。
2004年3月1日
JIBO編集室
大島悦子

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