JAPAN-ITALY Business On-line
0 BUSINESS ON-LINEITALY NEWS

COFFEE

2002/1/20

HOTなエスプレッソITALY WEB SITEBACK NUMBER


HOTなエスプレッソ 



田中ちひろ

京都生まれ 大阪外国語大学イタリア語科卒業、88年イタリアのシエナに留学。91年よりミラノ在住。 著書「普段着のミラノ案内」(晶文社)をはじめ、新聞、雑誌、インターネットサイト等に執筆。三井住友海上ミラノオフィス勤務。 

 

13. 禁煙



ここ数年、世界的に喫煙者の居心地が、ますます悪くなってきている。タバコ訴訟など、消費者の権利が非常に重視されているアメリカ社会に比べて、イタリアは、今までは喫煙に対して、比較的寛容な国だった。それが2002年1月から一転し、場所、状況によっては、警察に訴えられるほど厳しくなった。

新しい法律が指定する禁煙場所のリストは、数え出したらきりがないほど。学校、病院、市役所など公共の役所や事務所、郵便局、映画館、劇場、地下鉄、公共の乗り物や待合室で喫煙表示の無いところ、銀行窓口..... そこでうっかりタバコをすった場合、25から250ユーロの罰金となる。 さらに、タバコの煙が与える害が最も心配される、妊娠した女性や12歳以下の子供がいるところでタバコをすった場合、その罰金は最高500ユーロまでになる。

確かに、タバコの煙は吸う人はもちろん、周りにいる人にも害になる。なんでもフィルターを通さずにタバコの火をつけた部分からの煙は、口にあてて吸う方の煙の5倍の発がん性があるという。 タバコを吸う人は、まわりに発がん性をまいているというわけだ。

禁煙にすべき場所に「禁煙」のマークを表示しない時も、罰金の対象となる。その額はさらに高く、200から2000ユーロ。みんなの健康をみんなが守る義務がある。

確かに、イタリアでは、毎年約9万人が肺がんで亡くなるらしい。そして、そのうち90%の原因が、タバコという統計もある。まあ、吸っている本人は、まだ、そのことを承知で吸っているのだから、仕方がないにしても、ただ隣にいる人が吸っているタバコの煙を、強制的にすわされてしまう、いわゆる受身の喫煙者の場合は、たまらない。そして、頻繁にこの受身の喫煙者とならざるを得ない人が、イタリアでは、なんと1500万人もいる計算になるらしい。

レストランやバールは、今のところ、喫煙場所リストには載っていない。ミラノでは、それでも、少しづつ、禁煙と喫煙のテーブルを分けるレストランがでてきている。もっとも、イタリアでは食事中に隣でタバコをすわれると、料理の匂いがわからなくなって まずくなるから迷惑だ、というのは一般的な認識で、すう前には必ず、周りに一言聞くのが昔からの常識だった。

「POSSO FUMARE?タバコをすってもいいですか?」喫煙者の方は、町で、ふとタバコが吸いたくなった時、どうかこの言葉を忘れずに。いや、この際だから、健康のために、自分の財布と回りの健康を守るために、思い切って禁煙を、と言ってしまったら、やっぱり大きなお世話なのでしょうね。(笑)


 


ITALY WEB SITE 
英語で楽しめるイタリアの注目WEBサイトの紹介


www.europa.eu.int/comm
"Commisione Europea"

欧州委員会の公式サイト

www.museodellosport.com
"Museo dello Sport"

ミラノのサン・シーロにあるサッカー場「メアッツア」。

TOP

HOTなエスプレッソITALY WEB SITEBACK NUMBER

ご質問・ご意見は/e-mail:jdesk@japanitaly.com
www.japanitaly.com
(C)Japan Plus Italy Co.,Ltd All right reserved.