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2000/7/1

私のイタリアビジネス日記ITALY WEB SITEBACK NUMBER


私のイタリアビジネス日記 

高達 秋良(こうだて あきら)
日本能率協会コンサルティグ・コンスイエル株式会社 技術最高顧問。日本能率協会(JMAC)でソニー、ホンダ、川崎重工など大手メーカーの経営コンサルティングを担当。1981年からフランス、1984年からイタリアに進出。1988年日伊ジョイントベンチャーでミラノにコンサルタント会社設立と同時に社長就任。イタリア企業のみならず大手ヨーロッパ企業数社の経営コンサルタントに携わる。1996年より現職。専門は研究開発、設計、生産技術管理。

 

11.日・伊の得意 製品・産業 比較

現在、日本もイタリアも、依然として産業構造の中に、第二次産業の占める比率は30%を超え、それはドイツも似ています。そして、夫々の国の輸出比率は高く、国民経済の輸出への依存度は高く、その成功度は大切です。

こうしたことから、国際的に成功している日本とイタリアの製品を比較してみると、象徴的に、次の事が言えます。

日本ではメカトロニックス技術を含む機械製品とか電子電気製品等が強いです。即ち、ハイテクノロジーが要求される、沢山の部品工業に支えられる、大企業の製品が成功しています。これに比べてイタリアでは、眼鏡とかスキー靴等で、感性が問われ、デザイン性が大切で、部品点数は比較的少ないですが、一部の機能部品とか工程に深い専門性のある、中小企業によって作られる製品が成功しています。

特に日本は、ウオークマンとか携帯電話に象徴されるような、高い技術に支えられた、細密軽量化製品になると他国を著しく引き離し、軽量・小型の製品になると、とても強いです。それを韓国の イー・オンリョウ先生は、日本の特徴を、「扇子とか盆栽のような縮小・小型化が得意な「縮み指向の日本文化」」とも言っています。

それに比べて、イタリアは製品は、実用の製品で、ファッション性が必要になると、とたんに強くなります。眼鏡は今は視力の矯正という実用性よりも、オシャレの為のアクセサリーという様相になり、一人の人が場に応じ、違う眼鏡をかけ、幾つも持つ時代になり、イタリアは俄然、世界の市場を制覇しました。

スキー靴もスキー場でのファッションになって、イタリアの製品がもてはやされています。驚いた事にスキー靴の一番ファショナルナブルなものは、日本女性の市場です。面白い事に、オートバイは勿論、スクーターもヘルメットを被ることが各国の法律になってきていますが、今アメリカではイタリアのヘルメットを被ることがが大流行しているということです。

この得意産業の違いは、新製品のマネージメントに当たり、日本は科学技術を重視し、組織的な開発を大事にするが、一方イタリアは芸術を重視し、個性的な開発をするということが、夫々の深層文化に支えられていると思います。その違いを相互に尊重しながら、学び合う事が大切に思います。


 


ITALY WEB SITE 
英語で楽しめるイタリアの注目WEBサイトの紹介


www.benetton.com
"BENETTON"

ベネトン・グループのホームページ。企業情報が豊富で画像も美しく、見やすい。

www.arena.it
"Arena di Verona"

ヴェローナの野外劇場アレーナでは6月30日から9月3日までがオペラシーズン。今年はヴェルディ没後100年を記念してアイーダ、ラ・トラヴィアータなど彼の代表作が上演される。このサイトでチケットのオンライン予約が可能。

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