JAPAN-ITALY Business On-line
0 BUSINESS ON-LINEITALY NEWS

COFFEE

2000/6/15

私のイタリアビジネス日記ITALY WEB SITEBACK NUMBER


私のイタリアビジネス日記 

高達 秋良(こうだて あきら)
日本能率協会コンサルティグ・コンスイエル株式会社 技術最高顧問。日本能率協会(JMAC)でソニー、ホンダ、川崎重工など大手メーカーの経営コンサルティングを担当。1981年からフランス、1984年からイタリアに進出。1988年日伊ジョイントベンチャーでミラノにコンサルタント会社設立と同時に社長就任。イタリア企業のみならず大手ヨーロッパ企業数社の経営コンサルタントに携わる。1996年より現職。専門は研究開発、設計、生産技術管理。

 

10. 日伊デザインマネージメント比較

生産企業が新製品を開発設計の為には、次の3つの要素を考えることが必要になります。それは先ず製品価値を決める性能(機能)と、商品価格を決める重要な要素になる作りやすさ(コスト)と、今一つ製品価値に重要な要素は美しさ(意匠:デザイン)です。工業製品では、この3要素が相互に絡みあっていていますが、製品の性格とかライフ・サイクルの段階によって、それと企業の方針(体質・戦略)によっても、その重点が変わります。

然し特に最後の「美しさ」については、工業化を前提とする製品では機能・コストとの関係を考えながらの設計ですので、「インダストリアル・デザイン」とも呼ばれています。日本では戦後の工業化の成長に伴って、特に、アメリカからの影響も受けながら、日本の新製品開発にそれが折り込まれ、世界に製品が輸出されてきました。

一方、イタリア・デザインは衣装・装身具・家具等は勿論、ルネッサンスの伝統の職人時代もあり、昔から世界に定評があり、今もって、日本の、特に女性はミラノ・フィレンツエの 買い物ツアーが人気があります。

では、デザインの為のマネジメントを日・伊を大胆に比較してみると、次のような違いがあります。デザイナーは日本では企業内が多く、イタリアは外部の独立制が多いです。従って日本では先の製品の、機能・コストの制約を初めから考え、作り安さと売れるかの評価に優先されやすいですが、イタリアではデザイナーの美的主張が優先されます。

ですから、日本のデザイン世界に売れる製品で平均的な美で、毎年通産省もからむグッド・デザイン賞もあります。イタリアのデザインはユニークさとか最高の美を表現しようとしているようで、消費者自身の厳しい目にかなうかが大切にされています。 

さてこの夫々の特徴を踏まえた課題が、明日のデザイン・マネージメントだと私は思っていますが、皆さんはどう思いますか。


 


ITALY WEB SITE 
英語で楽しめるイタリアの注目WEBサイトの紹介


www.mangiarebene.com
"Mangiare bene"

イタリア料理のホームページ。毎週新しいメニューと月2回イタリア料理のヒントを紹介する。有名シェフの料理から家庭料理まで。日本語版あり。

www.renzopiano.it
"Renzo Piano"

大阪の関西国際空港も設計したイタリアを代表する建築家レンツォ・ピアーノのページ。年代順に作品が紹介されている。

TOP

私のイタリアビジネス日記ITALY WEB SITEBACK NUMBER

ご質問・ご意見は/e-mail:jdesk@japanitaly.com
www.japanitaly.com
(C)JAPANITALY.COM S.r.l-Milano All right reserved.