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2000/5/15

私のイタリアビジネス日記ITALY WEB SITEBACK NUMBER


私のイタリアビジネス日記 

高達 秋良(こうだて あきら)
日本能率協会コンサルティグ・コンスイエル株式会社 技術最高顧問。日本能率協会(JMAC)でソニー、ホンダ、川崎重工など大手メーカーの経営コンサルティングを担当。1981年からフランス、1984年からイタリアに進出。1988年日伊ジョイントベンチャーでミラノにコンサルタント会社設立と同時に社長就任。イタリア企業のみならず大手ヨーロッパ企業数社の経営コンサルタントに携わる。1996年より現職。専門は研究開発、設計、生産技術管理。

 

8. シチリアのSan Vito Lo Capo

地中海の真ん中の、シチリア島のマフィアの問題を聞いた人は多いと思います。この地はローマ時代以前から中世紀までは、経済的にも文化的にもとても豊かな地域でした。しかし次々外国人がきて占領し、富を収奪し、土地をすっかり荒らし、貧しい地域にしてしまいました。そして近世になって外国人による占領の時、厳しい弾圧政策を強いたので、時の権力側にすがりつき上手にうまい汁をすうか、それとも秘密反抗組織のマフィアになるかのどちらかがまるで知恵者であるような、何かそんな変な気風が今も残ってしまいました。

イタリアの統一国家が生れてから、政府は南部開発の為に多くの資金を投入しましたが、成功したとは言えません。その大きな原因は、南の人自身が正しい開発方法を考えたり、自発的発想を尊重し参加させなかった為だと思います。 しかし、最近革新が起こりつつあります。その一つ例を紹介します。

シチリア島の西北にサン・ヴィート・ロ・カーポ(San Vito Lo Capo)と言う岬の町があります。シチリアはまだまだ大部分が、不法建築と廃屋とゴミとかで汚れています。それに観光客が汚してゆくせいも少なくありませんが、問題は土地の人が長年の間の荒れた(荒らされたと言うべきかもしれませんが)町に慣れきってしまった事です。

しかし、この町の今の町長が、まず北に行って働き、北と比較して、これを直すことを決心し、1994年に町に帰り、町長に選ばれました。彼は、先ず役所の中にゴミ箱を整備して、職員の教育を始めました。さらにそれを町中と海岸の砂浜に広げ、岬の美しい環境を取り戻す運動展開をし、散歩道も整備し、家々に花で飾ることを奨励しました。

その結果、極く少なかった外国人、ドイツ人、イギリス人、アメリカ人までもが、ここを休養地として、どんどん来るようになりました。当然その為に宿泊のペンション、レストラン、 ピッツエリア、 アイスクリーム店等とが出来、 陶器窯つきお店が以前1つだったのが、今は3つになりました。それと若い人には、 ウインドウ・サーフィンの人気も出て、ピンポン場とかテニス・コートも整備されたようです。私もこの夏の バカンス候補地として考えています。観光と環境が大切な イタリアの例ですが、日本でも参考となると思います。


 


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英語で楽しめるイタリアの注目WEBサイトの紹介


www.casabuonarroti.it
"CASA BUONARROTI"

フィレンツェにある「ミケランジェロの家」博物館のホームページ

www.tkts.it
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