高達 秋良(こうだて あきら)
日本能率協会コンサルティグ・コンスイエル株式会社 技術最高顧問。日本能率協会(JMAC)でソニー、ホンダ、川崎重工など大手メーカーの経営コンサルティングを担当。1981年からフランス、1984年からイタリアに進出。1988年日伊ジョイントベンチャーでミラノにコンサルタント会社設立と同時に社長就任。イタリア企業のみならず大手ヨーロッパ企業数社の経営コンサルタントに携わる。1996年より現職。専門は研究開発、設計、生産技術管理。
イタリアの産業構造は日本とかなり違います。日本のは富士山型に例えられ、雪のかかった所の大企業が、その下の中小企業を大部分が系列企業として組織化していますが、イタリアは日本のような大企業は10社程度で、97%が中小企業とアルティジャーノと言われる職人企業で、裾野が広い梯形型をしいます。
その中小企業は 地域毎に家具、繊維、機械等の企業群が、一つ一つの企業は独立していますが、相互に競争と協力を色々な形でし、ネット・ワーク連携をしています。その中では、つぶれる企業もありますが、絶えず新規に生れ、新陳代謝をしています。ヨーロッパの中では、イタリアは製造業が強く、輸出依存度も高い国です。
こうした企業のトップに会い、その事業内容を聞くと、必ずニッチ・マーケットと言います。では「競走企業はどんな会社か」と聞くと、以外と思うほど、世界の大企業名が出てきます。エミリア・ロマーニャと言う所(この地は機械関係が多い)の油圧ポンプメーカを訪問した時に、その競合先を聞いたら、「ドイツのボッシュと日本の油研工業です」との返事です。この会社は50人ぐらいの企業です。